二世帯住宅を注文住宅で建てた実例19軒|どこまで分けるかで変わる間取りと費用
投稿日:2026.09.29 最終更新日:2026.09.29
親世帯との同居や二世帯化を考え始めると、「一緒に暮らしたい気持ちはあるけれど、お互いに気を遣ってしまわないだろうか」と迷うものです。
「キッチンやお風呂は一緒で大丈夫だろうか」 「玄関は分けたほうがいいんだろうか」
どこまで一緒に使うかが決まらないまま、間取りの話が前に進まないこともよくあります。
ただ、一緒に使うか分けるかは、どちらかを選べば気遣いがなくなるという話ではありません。
一緒に使っても気を遣わずに済むようにした住まいもあれば、分けたうえで見守りだけを残した住まいもあります。
そこでこの記事では、私たちエムズアソシエイツが岐阜・愛知で建て、施工事例として公開している二世帯・1.5世帯住宅19軒の間取りと数値をもとに、どこまで一緒に使い、どこから分けるかを整理していきます。
- 玄関と水回りを一緒にするか、分けるかで変わる暮らし方
- 二世帯住宅にしてよかったこと
- 二世帯住宅で後悔しやすい点と、設計での対策
- 費用が上がるポイントと、予算の目安
- 岐阜・愛知で建てた二世帯・1.5世帯住宅の実例19軒

松原 保嗣
【プロフィール】
岐阜市拠点の株式会社エムズアソシエイツ代表取締役。
20年以上、注文住宅の設計施工に携わり、高気密・高断熱住宅やパッシブデザインを取り入れた設計を通して、圧倒的な快適住空間を提供。
自社ブログや年間100回以上のセミナー登壇を通じ、延べ500名以上の施主の家づくりを支援し、施主啓発にも努める。
【保有資格】
日本エネルギーパス診断士、省エネ建築診断士、気密測定技能者、地盤インスペクター、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員
目次
注文住宅で建てる二世帯住宅には、どんなタイプがある?
二世帯住宅は、玄関やキッチン・お風呂といった水回りを二世帯でどこまで一緒に使うかによって、大きく3つのタイプに分けられます。
一般的には「完全同居型」「玄関共用型」「完全分離型」と呼ばれています。
それぞれどんな暮らし方になるのか、実例とあわせて見ていきましょう。
玄関も水回りも一緒に使う「完全同居型」
完全同居型は、その名の通り玄関も水回りも世帯で一緒に使う暮らし方です。
共有する部分が多い分、設備をいくつも用意せずに済むので、3つのタイプの中では費用を抑えやすいのが特徴です。
完全同居型で一番不安に思われるのは、朝の混み合いや、生活時間のズレ、そして「一人になれる時間があるか」じゃないでしょうか。
混み合いは、みんなが使う場所の広さと動線でかなり和らげられます。
私たちが建てた二世帯住宅にも、水回りや収納、玄関を広くとり、行き止まりのない回遊動線にした住まいがあります。
使う時間が重なっても、おたがいの動きがぶつかりません。
一人の時間も、共有する部分が多いからといって諦める必要はありません。
壁でしっかり区画したり、一人でこもれる場所を用意したりすれば確保できます。
親世帯と子世帯のゾーンを分けたうえで廊下をなくし、平屋にコンパクトにまとめた住まいもあります。
玄関だけを共用し、生活空間を分ける「玄関共用型」

玄関だけを一緒に使い、水回りや生活空間は世帯ごとに分けるのが玄関共用型です。
玄関先で自然に顔を合わせつつ、日々の生活の中心はしっかり分けられます。
どこまで分けるかも調整でき、共用するのは玄関の1点だけ、という作り方もできます。
たとえば、玄関を境にして親世帯と子世帯の居住スペースを分けた住まいや、玄関だけを共有して、中に入ると壁で完全に区画した住まいもあります。
ちなみに、この玄関共用型は、「部分共用型(1.5世帯)」と呼ぶこともあります。
呼び方は違いますが、指している中身は同じです。
玄関から分けて上下や左右で暮らす「完全分離型」

完全分離型は、玄関も水回りもすべて別々にするスタイルです。
親世帯と子世帯を階で分ける「上下分離」や、建物を左右に並べる「左右分離」があり、生活時間が違うご家族でも、お互いに気兼ねなく独立して暮らせます。
キッチンやお風呂といった設備が2世帯分になるので、費用は上がりやすくなりますが、詳しい費用の考え方は後ほどお話しします。
生活を分けても、行き来まで断つ必要はありません。
玄関は別にしてプライバシーを守りながら、見守りやすい動線を残したり、2階を引き戸でつなげたりして、必要なときに行き来できる住まいもあります。
1階を親世帯、2〜3階を子世帯にして、日常生活を完全に分けた住まいもあります。
ただし注意が必要なのが、完全分離にして親世帯と子世帯との行き来ができないように設計してしまうと、長屋扱い(住宅の取り扱いに該当しない)となり、建築基準法の規制がきびしくなるので、室内のどかで行き来できる扉を設置する必要があります。
鍵をつけても問題ないので、非常時には親世帯と子世帯を行き来できる扉を設ける必要があります。
まずは「どこまで一緒に使うか」を家族で話し合う
ここまで3つのタイプをご紹介しましたが、打ち合わせで最初に「どのタイプにするか」を決める必要はありません。
それよりも先に、次のような場所を「どこまで一緒に使って、どこから分けたいか」をご家族で話し合っていただくと、間取りづくりがスムーズに進みます。
- 玄関
- 水回り(キッチン・お風呂など)
- 居住スペース(上下階や左右)
- 中庭や長い廊下
ここが決まれば、どのタイプに近いかは自然と見えてきます。どのタイプにもぴったり当てはまらない形になっても、もちろん大丈夫です。
なお、3つの暮らし方やメリット・デメリットをまとめて確認したい方は、以下のページも参考にしてください。
注文住宅を二世帯にするメリットは?助け合いや費用の抑制

二世帯で暮らすと、いいのは、困ったときに助け合えること。
家を別々に2軒建てるより、建築費用や光熱費も抑えやすくなります。
具体的な住み心地とあわせて見ていきましょう。
子育ても見守りも、同じ屋根の下だからできる「助け合い」
やはり一番は、いざというときにすぐ支え合えることです。
子育て世代ならご両親にちょっと子どものお世話を頼めたり、ご両親からすればお孫さんの成長をすぐそばで見守れたりします。
ただし、ずっと顔を合わせていると、かえってお互いに気を遣ってしまうこともあります。
世帯の間に中庭を挟んだり、玄関を分けたりして、気配は感じつつも干渉しすぎない距離をつくっておくことが大切です。
一人になりたいときのための小上がりや書斎を用意しておくと、距離感を保ちやすくなります。
別々に2軒建てるより、1軒にまとめるほうが費用を抑えやすい
親世帯と子世帯で家を別々に2軒建てるとなると、基礎や屋根、外壁がそれぞれ必要になり、土地代や工事費も2軒分かかってしまいます。
二世帯住宅として1軒にまとめれば、そうした建物の土台や外周りが1つで済み、建築費用を抑えやすくなります。
さらにキッチンやお風呂などの水回りを一緒に使えば、設備代も1軒分。
共有する部分を増やすほど予算内に収めやすくなります。
※ご両親が亡くなられた際、同居など一定の要件を満たすと相続税が減額される場合があります。制度は年度で変わるので、最新の要件は自治体や税務署などでご確認ください。
性能を高めれば、二世帯でも光熱費を抑えられる
家の断熱・気密性能をしっかり高めておけば、世帯が増えても光熱費は抑えられます。
今回紹介している事例も、いずれも断熱等級6を満たす高い性能水準です。
そのうえで、空調の置き方で家の中の温度差を小さくします。
私たちが建てた二世帯住宅には、1階に床下エアコン、2階に天井裏エアコンを設置した住まいや、2階のセカンドリビングから1階へエアコンの冷気が流れないよう、階段に引き戸を設けた住まいがあります。
二世帯の光熱費というと、どうしても「メーターを分けて誰がいくら払うか」という分担の話になりがちです。
ただその前に、家の性能で総額そのものを下げられる、ということをぜひ知っておいていただきたいです。
二世帯住宅で後悔しやすいデメリットは、実際の住まいではどうしている?

もちろん、二世帯住宅にはデメリットもあります。
- 気兼ねなく過ごせるか
- 生活のリズムが違う家族に干渉されないか
- 土地が狭くても建てられるか
- 将来、介護が必要になったり、一世帯に戻ったりしたときに、その家で暮らし続けられるか
ここからは、実際に建てた住まいで、その不安にどう向き合っているかをお話しします。
プライバシーや干渉の不安は、壁の位置と距離の取り方でかなり減らせる
共有スペースが多いと、自分だけの時間や空間が減ってしまいます。
また、世代が違う家族が一緒に暮らすので、生活習慣や価値観の違いからどうしても干渉しやすくなる面はあります。
この不安は、壁でしっかり区画する、中庭を挟んで距離を取る、一人でこもれる居場所を用意する、といった工夫でかなり解消できます。
たとえば、玄関だけを共有して中は壁で完全に区画したり、建物をL型にして中庭を挟んだりすることで、お互いの視線や気配をほどよくコントロールできます。
プライバシーを守る手段は、完全分離型を選ぶことだけではありません。
同居型でも、壁の位置と居場所の置き方で、気兼ねを減らせる部分があります。
土地が狭くても、共有スペースの工夫や階の使い方で建てられる
二世帯がそれぞれ分かれて暮らすには、やはりそれなりの広さの土地が欲しくなります。
ただ、一緒に使う範囲や、何階建てにするかを工夫すれば、小さな敷地でも二世帯の家は建てられます。
たとえば敷地面積63坪で北側がすぐ線路という条件でも、車3台分の駐車スペースと分離型2世帯を両立させた実例があります。
間口が狭いので南側に親世帯、北側に子世帯を配置し、北面は線路対策として壁厚30センチの防音・高断熱壁にしました。
ほかにも、3階建てにして上に伸ばしたり、平屋で廊下を省いてコンパクトにまとめたりする手もあります。
介護や「一世帯に戻ったとき」のことは、建てる前に考えておく
将来、介護が必要になったときや、暮らす人数が変わって一世帯に戻ったとき、その家でどう過ごすか。
二世帯では、この先のことも建てる前に考えておきたいところです。
たとえば、車椅子でも通りやすいように通路幅を広めにとったり、水回りを直線的に配置したり。
あるいは、階段を使わずに1階だけで生活が完結できるようにしておけば、将来介護が必要になったときも無理なく暮らし続けられます。
しかし、車いすが必要な程の介護が必要になる確率を考えると、将来どうなるかわからないものにどこまで費用を使うのかは悩ましいところ。
ただ、水回りの配置や通路幅、段差は、家が完成してから変えようとすると一番大変で、費用も大きくかかってしまう部分です。
最初から決めておけば、将来の改修費用が削減できますよね。
日当たりや生活音は、親世帯の側からも見ておく
二世帯住宅について調べているのは、多くの場合、子世帯の方だと思います。
ただ、間取りや共用範囲を決めるときは、ぜひ親世帯側の暮らしやすさも条件に入れてあげてください。
子世帯の動きやすさから先に考えると、建ててから「親の部屋が暗い」「上の階の足音が響く」となりやすいです。
たとえば、日当たりのいい南側に親世帯の居室を配置したり、世帯の間に収納を挟んで生活音を遮ったり。
親世帯の部屋の真上に子世帯の部屋を重ねないように配置するだけでも、足音などのストレスはずいぶん和らぎます。
打ち合わせの前に、親御さんの生活リズムやご希望も一度聞いておいていただけると、間取りづくりがとてもスムーズに進みます。
もしご家族だけで話していて「どこまで共有すべきか決めきれない」「お互いの希望をどうまとめればいいかわからない」というときは、実際の図面や事例を見ながら一緒に整理できますので、気軽に相談してみてくださいね。
二世帯住宅の費用は、どこで大きく変わる?

二世帯住宅の費用は、共用の範囲をどこまでにするかで大きく動きます。
相場の数字をお伝えする前に、まずは比較のものさしを「総額(引き渡し価格)」にそろえる理由と、費用が変わる分岐点についてお話しします。
建物本体ではなく「総額(引き渡し価格)」でそろえて比べる
実は、住宅会社によって、見積もりに含まれている工事の範囲はバラバラです。
建物の本体価格だけで比べていると、あとから外構工事や付帯工事が上乗せされ、「思っていたより高くなった」と後悔してしまうことは少なくありません。
実際に、私たちが家づくりをお手伝いした施主様からも、こんなお話がありました。
大手ハウスメーカーと私たちの金額を比べたところ、最初は私たちのほうが高く見えたそうです。
しかし中身を確認すると、大手ハウスメーカーは「建物の本体価格のみ」、私たちは「造成・建物・外構まで含んだ総額」でのご提示でした。
工事の範囲をそろえて実際の支払総額で見比べたところ、その差は500万円で、安かったのは高く見えていた私たちのほうでした。
見積書の最初のページだけを比べると、外構や付帯工事が別途になっている会社のほうが安く見えてしまいます。
特に二世帯住宅は、設備の数や工事の範囲が広い分、この「見かけの金額」と「実際の支払総額」の差がさらに広がりやすいので注意が必要です。
住宅会社ごとの見積もりの違いや、坪単価で比べると失敗しやすい理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
注文住宅は坪単価で比較すると失敗する|500万変わった実例と3つの理由
注文住宅を検討する際、各社から「坪単価○○万円です」と説明を受けたことはありませんか? 結論からいえば、坪単価はあくまで目安であり、絶対にそれだけで比較すべきでありません。 なぜなら、坪単価は「何を含めて計算するか」が会社によってまったく違い、単純比較できないからです。 実際、私たちエムズアソ
水回りを共有するかどうかで、設備の数と配管計画が変わる
費用が大きく変わる一番の分岐点は、「水回り(キッチンやお風呂)を分けるかどうか」です。
水回りを世帯ごとに分けると、キッチンやお風呂などの設備が2つずつ必要になるだけでなく、配管や換気の計画も複雑になるので、建築費が上がりやすくなります。
しかも、床下の配管に関わる部分はあとから変えるのがとても難しく、間取りを考える最初の段階で決めておく必要があります。
「完全分離にすると費用が高くなる」と言われるのも、まさにこの設備代と配管工事が大きな要因です。
ご予算に合わせて建築費用をコントロールしたいときは、「キッチンやお風呂は共用にして、洗面台やトイレだけを分ける」といったように、どの水回りを一緒に使うかを整理していくのが現実的な進め方になります。
4000万円台の実例13件のうち、7件が二世帯住宅
別の記事で引き渡し総額4000万円台の実例を13件紹介していますが、そのうち7件が二世帯住宅です。
この価格帯は、二世帯住宅を建てる方の標準的な予算感と言えます。
引き渡し総額4000万円台であれば、大家族でもゆったり暮らせる40〜50坪の2階建てはもちろん、平屋でも30坪を超えるゆとりある住まいも視野に入ります。
なお、予算帯別のより詳しい実例は、以下の記事で紹介しています。
注文住宅4000万円台で何ができる?実例13件と予算配分のポイント
「注文住宅の予算、4000万円台」 この金額を聞いたとき、みなさんはどんなお家をイメージされるでしょうか。 「予算にゆとりがあるから、何でも自由に叶えられそう」と思われるかもしれません しかし、案外判断がむつかしい金額帯でもあります。 広さに使うのか、性能に使うのか、外構や素材に使うのか。
【実例20件】3500〜4000万円の注文住宅ってどんな家?後悔しない4つのコツ
「予算3,500万円〜4,000万円くらいで、実際にはどんな家が建つんだろう?」 資金計画の目安が立ってくると、次に気になるのはリアルな家のイメージではないでしょうか。 注文住宅において、この価格帯は比較的一般的な予算ラインです。 広さやデザイン、素材の質など、家族の希望を諦めずに複数同時に叶
注文住宅1500〜2000万円でも性能は変えない|広さや仕様、費用の目安
1,500〜2,000万円台で注文住宅を考えるとき、まず気になるのは「どのくらいの広さまで建てられるのか」だと思います。 この価格帯では、一般的に大きな家を建てるよりも、坪数を絞って必要な空間をまとめる考え方になります。 ただ、家の広さを抑えることと、性能や素材まで落とすことは別の話です。 こ
岐阜・愛知で建てた二世帯・1.5世帯住宅の実例19軒
岐阜・愛知を中心に建てた新築の二世帯・1.5世帯住宅のうち、施工事例として公開している19軒です。
ここまでご説明した3つのタイプや条件ごとに分けてまとめました。
ご自身の家族構成や敷地に近いものを探してみてください。
玄関と水回りを一緒に使う「完全同居型」の5軒
まずは、玄関と水回りを世帯で共用した5軒です。
共用部をゆったり広く取って朝の渋滞をなくす工夫や、親世帯と子世帯の居住ゾーンを分けて気兼ねなく過ごせる工夫が詰まっています。
多世帯で暮らすやさしい家(羽島郡笠松町)


外壁:レナガス/次世代ガルバリウムSGL(シルバーブラウン) 工法:ナチュレエコ・アドバンス UA値:0.34【断熱等級6】 実測C値:0.19
羽島郡笠松町に建てた、四世代のご家族が集う住まいです。
家族みんなで使う玄関や水回りは広々と確保し、朝の身支度の時間が重なってもスムーズに動ける回遊動線をつくりました。
洗面スペースはあえて脱衣室と切り離しているため、誰かがお風呂に入っていても気兼ねなく歯磨きや手洗いができます。
施主様からは「11月、朝6時でもエアコンをつけずに室温が約20℃あり、冬でも寒さを感じにくく快適です」という声をいただいています。
平屋×二世帯×ロフトのある家(岐阜市)


外壁:次世代ガルバリウムSGL(コゲチャ) 工法:ナチュレエコ・アドバンス
岐阜市に建てられた、ワンフロアで玄関と水回りを共有する平屋の二世帯住宅です。
親世帯と子世帯のスペースを左右のゾーンで分けつつ、無駄な廊下を省くことで、コンパクトながら家族みんながのびのび過ごせる空間に仕上げました。
高い勾配天井を活かした大空間のロフトは、季節の荷物をしまう収納としてはもちろん、ちょっと気分を変えてくつろぐ居場所としても活躍します。
玄関アプローチには緩やかなスロープも設け、将来車椅子を使うことになっても安心して出入りできるように配慮しています。
高性能な全館空調のある二世帯住宅(愛知県稲沢市)


外壁:オメガアクロフレックス/次世代ガルバリウムSGL 工法:ナチュレエコ・ゼロ UA値:0.31【断熱等級6】 実測C値:0.30
愛知県稲沢市のお住まいは、1階に親世帯、2階に子世帯が暮らす二世帯住宅です。
上下階で暮らすときに心配になりがちな温度差をなくすため、1階に床下エアコン、2階に天井裏エアコンを設置しました。
冬の寒い朝でも足元からじんわりと暖まり、家じゅうどこにいても心地よい室温が保たれます。
施主様からは「朝の外気温が12℃でも室内は22℃あり……朝に暖房を1時間ほどつけるだけで暖かさが一日中続き、暖房費もかなり抑えられています」という声をいただいています。
団欒を楽しむ二世帯住宅の家(羽島市)


外壁:オメガアクロフレックス(セミスムース塗り)
羽島市に建てたこちらの住まいは、LDKと水回りをみんなで使い、個室などのプライベート空間を上下階に分けた二世帯住宅です。
2階には広々としたホールを活かした子世帯のセカンドリビングがあり、親世帯に気兼ねなく夜更かしや趣味の時間を楽しめます。
階段には、夏場に2階のエアコンの冷気が1階へ逃げてしまわないよう引き戸を設けるなど、快適さと光熱費への細やかな工夫も取り入れています。
施主様からは「引越ししたのが2月の寒い時期。実際に住んでみて本当に暖かさを実感できました」という声をいただいています。
明るく暮らす1.5世帯の家(岐阜市)


外壁:オメガアクロフレックス/次世代ガルバリウムSGL(クリームベージュ) 工法:ナチュレエコ・アドバンス
岐阜市の事例は、お母様と子世帯ご家族が一緒に暮らす住まいです。
日当たりがよく暖かい1階にお母様の居室と水回り、みんなが集まるLDKをまとめ、2階には子世帯の寝室と子ども部屋、そしてサブリビングを配置しました。
キッチンのすぐ横には勝手口とつながるパントリー土間を設け、日々の買い出しやゴミ出しもスムーズに行える家事動線をつくっています。
施主様からは「夏はさらっと涼しく、冬は朝でも室温が安定していて、子どもから『QOLが上がったね』と言われるほど心地よい毎日です」という嬉しい声をいただいています。
玄関だけを共用して生活空間を分ける「玄関共用型」の2軒
続いて、玄関だけを共用し、水回りとLDKを世帯ごとに分けた2軒です。
二世帯でここちよく過ごす家(岐阜市)


外壁:そとん壁/次世代ガルバリウムSGL(いぶし銀) 工法:ナチュレエコ・アドバンス UA値:0.35【断熱等級6】 実測C値:0.31
岐阜市に建てたこちらの住まいは、玄関を共有し、そこを境に左右で世帯の居住スペースを分けた間取りです。
親世帯側はワンフロアの1階だけで生活が完結するため、将来階段の昇り降りが負担になる心配がありません。
必要に応じて空間を仕切れる建具も設けており、お互いのプライベートを守りながら無理のない距離感で暮らせます。
施主様からは「性能の高さのおかげで一年を通して快適に過ごせ、電気代も想像以上に抑えられるなど、住み心地の良さを実感しています」という声をいただいています。
プライバシーの確保できる二世帯住宅の家(美濃市)


外壁:次世代ガルバリウムSGL(ギングロ) 工法:ナチュレエコ・アドバンス
美濃市の事例は、玄関ドアを開けた先で壁によって世帯が完全に区画されている住まいです。
建物をL字型に配置することで、道路側からの気になる視線を自然に遮り、落ち着いてくつろげる環境をつくりました。
玄関を共有するぶん、大容量の土間収納を設けて2方向から出入りできる動線にしており、家族みんなの靴や荷物で玄関が散らかるのを防いでいます。
それぞれの世帯で水回りも完全に分かれているため、生活リズムが違ってもお互い気兼ねなく過ごせます。
玄関から分けて暮らす「完全分離・独立型」の4軒
こちらは玄関から完全に分けた4軒です。
上下階で分ける、棟を分ける、世帯の境目に収納や防音構造を挟むなど、独立したプライバシーを守りながらも、すぐ近くで見守り合える工夫が詰まっています。
気遣いの出来る2世帯の家(岐阜市)



外壁:次世代ガルバリウムSGL(モスグリーン) 工法:ナチュレエコ・アドバンス
岐阜市に建てたこちらの住まいは、親世帯と子世帯で玄関を完全に分け、それぞれのプライベートを守りながら程よい見守りもできる間取りです。
子世帯側は、玄関を入ってすぐに荷物をしまえる大容量収納からキッチン、洗面脱衣室へとつながるスムーズな家事動線を設計しました。
手触りのよい造作の建具や家具をふんだんに取り入れ、木のぬくもりに包まれながら日々の暮らしを楽しめる住まいになっています。
木造3階建ての独立型二世帯住宅の家(岐阜市)


外壁:オメガアクロフレックス(マリブ塗り)
岐阜市の街中に建つ、1階を親世帯、2〜3階を子世帯とした木造3階建ての独立型二世帯住宅です。
日常生活の場をフロアで完全に分けているため、帰宅時間や食事のタイミングが異なるご家族でも、生活音を気にせず気楽に暮らすことができます。
3階建てであっても構造計算を行い、耐震等級3と制震ダンパーをしっかり確保して、万が一の地震にも安心して暮らせる安全性を備えています。
思いやりの独立型1.5世帯の家(岐阜市)


外壁:オメガアクロフレックス
岐阜市のこちらの住まいでは、お母様世帯と子世帯の境界部分に収納を配置し、壁の中に防音対策の断熱材を充填しました。
さらにお母様世帯の居室の真上には子世帯の2階を乗せない設計にすることで、足音や生活音が頭上に響かないよう配慮しています。
玄関前には美しい木格子を設け、道路を行き交う人の視線をやわらかく遮りながら、落ち着いた佇まいをつくりました。
中庭のある仲良し2世帯(各務原市)


外壁:オメガアクロフレックス(セミスムース塗り) 工法:ナチュレエコ・ゼロ UA値:0.32【断熱等級6】
各務原市の事例は、敷地63坪で北側すぐ近くを線路が走るという立地条件の中で、車3台分の駐車場と分離型の二世帯を両立させた住まいです。
線路からの騒音を防ぐため、北側の外壁は厚さ約30cmの防音・高断熱壁でしっかりガードしました。
南側に親世帯、北側に子世帯を配置し、中央に設けた中庭と和室を共用スペースにすることで、気配を感じながら心地よく行き来できる距離感をつくっています。
施主様からは「難しい敷地条件で他社では納得いくプランが出ない中、エムズのファーストプランを見てすぐに依頼を決めました」という声をいただいています。
中庭や長い廊下で距離をつくった家3軒
世帯の間に中庭やセンターコート、長い廊下を挟むことで、心地よい距離感をつくった3軒です。
壁で無機質に遮るのではなく、光や風が通る外部空間を挟むことで、お互いに気兼ねなく過ごしながら家族の気配を感じられます。
回遊できる2世帯の家(羽島郡岐南町)



外壁:次世代ガルバリウムSGL(ブラック) 工法:ナチュレエコ・ゼロ UA値:0.34【断熱等級6】 実測C値:0.50
羽島郡岐南町に建てられた、南側の平屋建て(親世帯)と北側の2階建て(子世帯)を中庭でつないだ住まいです。
日当たりを確保しながら世帯間の適度な距離感を保つことができ、両世帯を結ぶ長い廊下は、天気を気にせず干せるサンルームのような室内干しスペースとしても重宝します。
必要に応じて廊下を仕切れる建具も備えているため、お互いのプライベートな時間を邪魔しません。
センターコートのある1.5世帯の家(関市)


外壁:オメガアクロフレックス(マリブ塗り) 工法:ナチュレエコ・ゼロ
関市のお住まいは、日当たりのよい南側におばあ様のお部屋を配置し、センターコート(中庭)を挟んだ場所に子世帯のリビングを設けた間取りです。
中庭越しにやわらかな光が差し込み、直接視線がぶつかることなく、お互いの存在を感じながら穏やかに過ごせます。
無垢の木の塀や深い軒、落ち着いた塗り壁が調和し、まるで隠れ家のような趣ある佇まいになっています。
プライベートな中庭のある吹抜けの明るい二世帯住宅(揖斐郡大野町)



外壁:次世代ガルバリウムSGL(フリントグレー) 工法:ナチュレエコ・ゼロ UA値:0.31【断熱等級6】 実測C値:0.28
揖斐郡大野町に建てたこちらの住まいは、外からは落ち着いた閉じ気味の外観ですが、一歩足を踏み入れると中庭と吹き抜けから明るい光が降り注ぐ「ロの字型」の間取りです。
親世帯の居室も南側に面して日当たりをしっかり確保し、大開口のサッシから中庭の緑を眺めてくつろげます。
道路からの視線を気にせず中庭でBBQや外遊びを楽しめる、家族だけの開放的な空間が手に入りました。
敷地条件や将来の暮らし方に合わせて工夫した5軒
最後に、土地の形や周辺環境、将来の介護や暮らしの変化に合わせて間取りを工夫した5軒です。
「同居型」や「分離型」といった決まった形に暮らしを無理に合わせるのではなく、「車椅子で安心して暮らしたい」「線路や道路の音を静かにしたい」「将来は1階だけで生活を完結させたい」といった、ご家族ごとの具体的なご要望から生まれた実例です。
将来の介護も安心!仲良し2世帯家族の車イス楽々なコンパクト住宅(本巣市)


外壁:レナガス/次世代ガルバリウムSGL(ブラック) 工法:ナチュレエコ・アドバンス
本巣市に建てられた、ご家族5人が暮らす完全バリアフリーの二世帯住宅です。
車椅子でのお出かけや通院がスムーズに行えるよう、送迎車から濡れずに玄関まで移動できる屋根付きスロープを設置しました。
1階にはみんなで集まる表リビングと、車椅子でも気兼ねなくくつろげる裏リビングの2つを配置し、幅の広い扉や専用トイレなど、将来の介護負担を減らす工夫がすみずみまで行き届いています。
ナガヤネの家(各務原市)



外壁:次世代ガルバリウムSGL(コゲチャ) 工法:ナチュレエコ・アドバンス
各務原市の事例は、南北に細長い敷地を活かした、屋根の長さが約27mにもおよぶ大きな片流れ屋根が特徴の住まいです。
その長い建物の形状を活かして水回りを一直線に配置し、生活時間の異なる世帯どうしが音や気配に気を遣わずに過ごせる距離をつくりました。
北側の国道と線路からの騒音対策として、断熱材を二重に充填して静かな室内環境を守っています。
城見櫓の家(岐阜市)


外壁:オメガアクロフレックス/次世代ガルバリウムSGL(マットグレー) 工法:ナチュレエコ・アドバンス
岐阜市の角地に建つこちらの住まいは、お城や花火を眺められるスカイデッキ(櫓)を備えた二世帯住宅です。
子育て中は2階を広く使いながらも、将来は1階だけで無理なく生活が完結する可変性のある間取りをあらかじめ計画しています。
施主様からは「冬でも家の中はどこへ行っても暖かく、お風呂上がりに靴下がいらなくなったことに驚きました」という声をいただいています。
和モダンな1.5世帯の家(岐阜市)


外壁:次世代ガルバリウムSGL(ダークブルー) 工法:ナチュレエコ・ゼロ
岐阜市に建てたこちらの住まいは、ご両親を大切に思う息子様の想いから始まった1.5世帯住宅です。
解体前の古いお住まいから大切に受け継いだ床柱を書斎に再生し、思い出を次の世代へとつなぎました。
水回りを一直線に配置することで家事の手間を減らすとともに、将来ご両親の見守りやケアが必要になったときでも、スムーズにお世話ができるよう配慮しています。
皆で暮らすあたたかい家(安八郡神戸町)


外壁:オメガアクロフレックス/杉板 工法:ナチュレエコ・ゼロ UA値:0.33【断熱等級6】 実測C値:0.36
安八郡神戸町の住まいは、重厚な大屋根と木の板張りが美しい二世帯住宅です。
LDKから和室、サンルームまで心地よくつながる長いウッドデッキがあり、お休みの日に家族や友人を招いてバーベキューを楽しめます。
1階のお父様のお部屋はリビングから少し離れた場所に配置し、家族の気配を感じつつも、テレビの音や話し声を気にせず静かに休めるよう配慮しました。
自分たちの家族構成や敷地条件に近い実例が見つかったら、実際の図面や模型を見ながら具体的に検討してみませんか。
まとめ:二世帯住宅は「どこまで一緒に使うか」を決めて、実例と総額で計画しよう
二世帯住宅の間取りを決める一番の出発点は、「どこまで一緒に使い、どこから分けるか」です。
家族それぞれの生活リズムや心地よい距離感に合わせて、共用と分離のバランスを整理することが後悔しない家づくりの鍵になります。
- 二世帯住宅の基本は「玄関と水回りをどこまで共用するか」
- 音やプライバシー、寒暖差の不安は「距離感」と「基本性能」で解消できる
- 費用は坪単価ではなく「総額」で比べ、水回りの数で調整する
- 自分たちの家族構成や敷地条件に近い実例をもとに計画する
まずはご家族で、玄関や水回りを一緒に使いたいかどうかを話し合ってみてください。
そのうえで施工事例から条件の近い家を見つけて、図面や総額を見ながら具体的に詰めていきましょう。
モデルハウスの見学や完成見学会、ファーストプランのご相談も承っていますので、二世帯住宅の間取りや費用について気になる方はお気軽にお問い合わせください。
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ファーストプランは「設計のお試しプラン」。
契約前から設計士が直接対応し、平面図(間取り図)、CGパース、1/100スケールの精密な模型をご提供します。さらに、外構工事や細かな備品まで含めた詳細な見積書を作成し、消費税を含めた最終的な引渡し価格を明確に把握できます。



