中庭のある家の実例19軒|外からの視線を気にせず暮らす工夫と、費用の考え方
投稿日:2026.09.29 最終更新日:2026.09.29
「中庭のある家に憧れるけれど、広い土地がないと無理なのかな?」 「住宅街で周りに家が建っているのに、本当に中庭なんてつくれるんだろうか」
隣の家との距離が近かったり、敷地の広さに限りがあったりすると、「自分たちの土地では難しいかもしれない」と感じてしまいますよね。
中庭の間取りを調べると、「コの字型」「ロの字型」「L字型」といった決まった形ばかりが目に入ります。ですが、そうした形をそのまま自分の敷地に当てはめようとしても、しっくりこないことも少なくありません。
中庭づくりで大切なのは、形から入ることではなく、「道路やお隣からの視線をどう遮って、どこから心地よい光や風を取り込むか」を土地に合わせて考えることです。
この記事では、岐阜・愛知エリアで高気密・高断熱住宅を手がける私たちエムズアソシエイツが、施工事例として公開している中庭のある家19件をもとに、さまざまな敷地条件でどのように中庭をつくったのか、その工夫と判断材料をお伝えします。
- 中庭のある家のメリットと、周りの視線を気にせず暮らせる心地よさ
- 防犯・費用・手入れという3つの不安への考え方
- 岐阜・愛知で建てた19件の実例(完成引き渡し価格・UA値・実測C値) ※完成引き渡し価格は完成当時の金額です。
- 自分の土地条件や希望に近い実例の見つけ方

松原 保嗣
【プロフィール】
岐阜市拠点の株式会社エムズアソシエイツ代表取締役。
20年以上、注文住宅の設計施工に携わり、高気密・高断熱住宅やパッシブデザインを取り入れた設計を通して、圧倒的な快適住空間を提供。
自社ブログや年間100回以上のセミナー登壇を通じ、延べ500名以上の施主の家づくりを支援し、施主啓発にも努める。
【保有資格】
日本エネルギーパス診断士、省エネ建築診断士、気密測定技能者、地盤インスペクター、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員
目次
そもそも「中庭のある家」とは?坪庭やテラスとの違いと基本的な考え方

私たちが考える「中庭のある家」とは、建物や壁でぐるりと周囲を囲んだ、敷地の内側にある屋外空間のこと。
目で見て楽しむための小さな「坪庭」や、庭に向かって開かれた「テラス」とは少し違います。
四方、あるいは三方をしっかり囲むことで、光や風を取り込みながらも、外からの視線を気にしなくていいプライベートな空間をつくれるのが特徴です。
間取りの型として「コの字型」「ロの字型」「L字型」という分類を耳にしたことがあるかもしれませんが、最初から型を選ぶ必要はありません。
「道路側からの視線は防ぎたい」「お隣の窓とは距離を取りたい」「二世帯で、近すぎず遠すぎない距離にしたい」。
そうしたご要望と土地の形を一つずつ見ていくと、その家に合う形が決まっていきます。
中庭のある家で暮らす3つの大きなメリット

道路やお隣に面した側は窓を少なくして、そのぶん中庭に向けて大きな窓をつくる。
これが中庭のある家の基本の形です。
そうすると、外からの視線を気にせずに、家の中の明るさと、家族のちょうどよい距離感を両立しやすくなります。
周囲に家が建ち並んでいても、家じゅうに光と風がしっかり届く
「道路側やお隣側の窓を減らしたら、家の中が暗く、寒くなるのでは?」と思われるかもしれません。
ただ、中庭側に窓を向けることで、住宅密集地でも各部屋に自然光と風を届けることができます。
窓が増えると、熱が逃げやすくなるのではないか、という心配もあります。
ですが、家全体の断熱と気密を高めておけば、窓が多い間取りでも暖かさは保てます。
実際に、エムズアソシエイツが建てた家の断熱性能は、国の断熱等級でいうと6〜7。最高等級の7に届く家もあります。
岐阜の基準をはるかに超える、北海道並みの断熱性能です。
外に面した窓が少なくても、中庭に向けて窓をつくれば、明るさと暖かさを両立しやすくなります。
窓から光を取り込む考え方は、こちらの記事でも詳しくお話ししています。
窓の採光で失敗しない、4つの考え方。パッシブデザインで採光をもっと効果的に
家づくりにおける窓の「採光」。 これは、多くの方が向き合うことになる重要なテーマです。 「明るく開放的なリビングにしたい」と願いつつも、「窓を大きくすると夏は暑く、冬は寒くなるのでは…」という性能への不安はつきものです。 ですが、心地よさと性能、どちらかを諦める必要はありません。 本当の答え
外からの視線を気にせず、一日中カーテンを開けてくつろげる
中庭に面して大きな掃き出し窓をつけても、外からの視線を気にする必要がありません。
朝から晩までカーテンを開けたまま、くつろいだり、洗濯物を干したり、お子様と遊んだりできます。
リビングの大きな窓を開ければ、中庭と部屋がひと続きの空間になります。
プライバシーは、窓を小さくして守るものだと思われがちです。
大きな窓を中庭側に向けるからこそ、安心感と開放感を同時に手に入れられます。
二世帯同居でも、中庭を挟むことでお互いに気兼ねなく心地よく過ごせる
二世帯住宅をご検討の方にとって、「完全に別々に分ける」か「壁一枚で一緒に暮らす」かの二択は、少し極端に感じられるかもしれません。
親世帯と子世帯の間に中庭を挟むと、互いに気兼ねなく過ごしつつも、窓越しに気配を感じられる距離が生まれます。
つかず離れずで暮らせるのが、中庭を挟んだ二世帯のよさです。
費用や防犯はどう?中庭のある家で気になる3つの不安と実際の解決策
中庭のある家を考えるとき、一番気になるのはやはり費用だと思います。
ただ、住み始めてから「こんなはずじゃなかった」とならないように、費用のほかにも建てる前に知っておいてほしいことがあります。
- 費用:中庭をつくる分、費用が高くなるのでは
- 防犯:外から見えない中庭があると、防犯上どうなの?
- 手入れ:草むしりや落ち葉の掃除が大変なのでは
どれも「中庭があるから必ずそうなる」というものではありませんが、一つずつ見ていきましょう。
費用が高くなりやすい問題は、家を少しコンパクトにして「総額」で調整する
「中庭をつくると高くなる」とよく言われますが、なぜ同じ広さ(床面積)の家でも費用が上がってしまうのでしょうか。
一番の理由は、シンプルな四角い家に比べて、建物の形が複雑になるのと同時に、外壁の面積が大きくなりがちだからです。
中庭をつくるために建物を「コの字」や「ロの字」に曲げると、同じ延床面積でも外壁の面積が増えます。
外壁が増える分、壁の材料費や職人さんの手間、基礎工事の費用がかさみます。
さらに、大きな窓を多く設けることや、中庭を囲むことで屋根の形が複雑になることも費用が上がる要因です。
また見落としがちなのが「雨水の排水」。
四方を囲まれた中庭は、降った雨が自然に外へ流れていきません。
大雨でも水が溜まって溢れないように、床下や地中に専用の排水管を通したり、しっかり防水工事を施したりする必要があります。
このように費用が上がる要素が多いからこそ、住宅会社の見積もりを比べるときは、中庭のデッキや壁、排水工事まで含めた「総額(引き渡し価格)」でそろえて確認することが大切です。
会社によってはこれらが本体価格に入っておらず、あとから外構費用として大きく膨らんでしまうことも多いです。
もし予算が気になるなら、家そのものの広さを少しコンパクトにしてみるのもひとつの方法です。
中庭があるとリビングから外へすっと視線が抜けるので、部屋の畳数をそこまで広げなくても意外に窮屈に感じません。
実際に、建物を30坪前後に抑えて費用を浮かせ、浮いた分を中庭や外構の仕上げに回したお住まいもたくさんあります。
住宅会社ごとの見積もりの違いや、坪単価だけで比べると失敗しやすい理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
注文住宅は坪単価で比較すると失敗する|500万変わった実例と3つの理由
注文住宅を検討する際、各社から「坪単価○○万円です」と説明を受けたことはありませんか? 結論からいえば、坪単価はあくまで目安であり、絶対にそれだけで比較すべきでありません。 なぜなら、坪単価は「何を含めて計算するか」が会社によってまったく違い、単純比較できないからです。 実際、私たちエムズアソ
防犯面の不安は、道路やお隣との境目を壁やガレージで塞げば解消できる

「中庭をつくると外から見えない死角ができて、防犯上危ないのでは?」と気にされる方もいらっしゃいます。
ただ、実際の防犯性を左右するのは、中庭があるかどうかよりも「道路やお隣との境目をどう塞ぐか」です。
道路側やお隣との間にガレージや目隠しの壁を立てておけば、外からの視線はもちろん、知らない人が勝手に入ってくる心配もなくなります。
逆に、周りを囲わずに中庭だけをつくってしまうと、たしかに外から見えない死角が増えてしまいます。
たとえば道路側に壁を立てて、その裏側を自転車置き場にしておけば、外からの視線を遮りつつ、中庭へ入るルートも自然と塞ぐことができます。
中庭そのものの形というより、「外から敷地へ入れる場所をしっかり囲えているか」ということですね。
手入れの手間は、水洗いだけで済んで遊び場にもなるタイルやデッキで解決する

中庭をつくると草むしりや落ち葉の掃除が大変そう、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
これは、植栽を入れるかどうかや、どんな木を植えるか次第です。
木を植えれば剪定や落ち葉掃除の手間はかかりますが、部屋の中から季節の移ろいを楽しむことができます。
一方で、手入れをとにかくラクにしたいなら、植栽を入れずにタイルやウッドデッキで仕上げる方法もあります。
掃除が水洗いで済んで手入れがラクなだけでなく、夏にお子様のビニールプールを出したり、外からの視線を気にせず家族でBBQを楽しんだりと、いろんな用途で思いきり使える場所になります。
つまり、「木や緑を眺めて楽しみたいか」「手入れを減らして遊び場やリビングの延長として使いたいか」の違いです。
もしご家族だけで話していて、まだデメリットが不安という場合は、図面を見ながら一緒に整理できますので、気軽に相談してみてくださいね。
【実例19軒】岐阜・愛知で手がけた中庭のある家(完成引き渡し価格・UA値・実測C値つき)
岐阜・愛知で手がけた中庭のある家のうち、施工事例として公開している19件です。
敷地の条件ごとに分けてまとめました。
ご自身の土地に近いものから見てみてください。
※完成引き渡し価格は、建物の総額(引き渡し価格)帯です。中庭単体の追加費用ではありません。 ※また、当社では坪単価という指標は用いておりません。
間口が狭い土地や、奥行きのある細長い敷地の中庭実例(2件)
道路に面する間口が狭かったり、奥に細長かったりする土地では、道路側にガレージを置いて視線を遮り、その奥に中庭を確保できます。
建物を広げなくても、人の目を気にせず過ごせて、光と風をたっぷり取り込める場所がつくれます。
ガレージと中庭と吹抜けのある家(本巣郡北方町)

UA値:0.38【断熱等級6】 実測C値:0.52 完成引き渡し価格:2,500〜3,000万円
本巣郡北方町に建てられた、延床30坪以下のコンパクトな建物にガレージ・中庭・吹き抜けを贅沢に盛り込んだお住まいです。
縦に長い敷地条件を活かし、道路側にガレージを配置して奥の中庭への視線を自然に遮断しました。
リビングのカーテンを開け放っても外からの視線が届かず、中庭に植えたシンボルツリーのオリーブをソファからゆったりと眺められます。
キッチンからはLDK全体が見渡せ、小上がりの和室はお子様の遊び場や昼寝、洗濯物を畳むスペースとして大活躍。
廊下の突き当たりには天井いっぱいの全面鏡を貼り、レッドシダーの天井がどこまでも続くような奥行き感を演出するなど、限られた広さを数字以上に開放的に感じさせる工夫が散りばめられています。
おうち暮らしを楽しむ家(愛知県一宮市)

UA値:0.38【断熱等級6】 実測C値:0.52 完成引き渡し価格:2,500〜3,000万円
愛知県一宮市のコンパクトな敷地に建てられた、2台分のビルトインガレージと中庭を両立させたお住まいです。
建物の前面に屋根付きガレージを設けることで、道路からの視線をしっかりカット。一番奥に配置したLDKは、外の喧騒から離れて心から落ち着けるプライベート空間になっています。
中庭から心地よい光が差し込み、14.3帖という数字以上の広がりを感じさせます。
ご主人の夢だった温度管理付きのビールセラーをLDK横に造作し、家で過ごす趣味の時間を豊かに彩ります。
水回りを一直線に並べて日々の家事動線をコンパクトにしつつ、将来の二世帯同居も見据えて脱衣室と洗面室を分けるなど、暮らしやすさへの細やかな配慮が光る住まいです。
お隣との距離が近く、周囲の視線が気になる土地の中庭実例(6件)
住宅街でお隣や道路との距離が近い土地では、「南側に大きな窓をつくっても、お隣の視線が気になってカーテンを開けられない」ということがよくあります。
建物をコの字型やロの字型にして外側を壁で囲い、内側に中庭を抱え込む設計にすれば、窓を小さくすることなく、外からの視線を遮りながら明るく開放的になります。
お庭を囲い込むコの字型の平屋(岐阜市)

UA値:0.31【断熱等級6】 実測C値:0.2 完成引き渡し価格:3,500〜4,000万円
岐阜市に建てられた、LDKがお庭を抱き込むように寄り添うコの字型の平屋です。
周囲の家からの視線を防ぐため、建物の両翼が外からの壁の役割を果たし、中央に家族だけのお庭をすっぽりと囲い込みました。
カーテンを閉め切る必要がなく、室内のどこにいても緑と空を感じながらのびのびと過ごせます。
お庭を中心にLDKや各部屋を配置したことで、家の中心までやわらかな自然光が届きます。
実測C値0.2という極めて高い気密性能と断熱等級6の性能を備えており、大開口の窓を設けながらも一年を通して外気の影響を受けにくい、快適な平屋暮らしを実現しました。
プライベートな「外」がある家(岐阜市)

UA値:0.39【断熱等級6】 完成引き渡し価格:2,500〜3,000万円
岐阜市に建てられた、こげ茶のガルバリウムに温かみのあるレッドシダーの壁を組み合わせた外観が印象的なお住まいです。
道路側に立てたレッドシダーの壁が目隠しとなり、その内側に安心してお子様が遊べるプライベートな中庭を確保しました。
壁の裏側は自転車置き場になっており、外から中庭へ簡単に入り込めない防犯対策も兼ねています。
キッチンに立つと室内だけでなく中庭まで視線がすっと届き、遊んでいるお子様を見守りながら安心して家事ができます。
さらに屋上にはスカイデッキを設け、夏は長良川の花火大会、冬は雪化粧した金華山を眺めるなど、岐阜の四季を贅沢に味わえる住まいです。
プライベートコートのある家(岐阜市・壁で囲んだ中庭)

UA値:0.28【断熱等級6】 完成引き渡し価格:2,500〜3,000万円
UA値0.28という高い断熱性能を誇る、岐阜市のプライベートコートのあるお住まいです。
中庭を高めの壁でしっかりと囲い込むことで、周囲の家や道路からの視線を完全にシャットアウト。
近隣の目を気にすることなく、お庭で堂々と洗濯物を干したり、お子様と一緒に水遊びや外遊びを満喫したりできます。
玄関ポーチには外部収納を設けてタイヤやアウトドア用品をすっきり収めつつ、通りからの目隠しとしても活用。
南向きのサンルームには身支度ができるカウンターを造作し、リビングとお子様の部屋を隣り合わせにすることで、毎日の暮らしの中で自然と家族の会話が生まれる動線に仕上げました。
プライベートコートのある家(岐阜市・ビルトインガレージ)

UA値:0.36【断熱等級6】 実測C値:0.39
岐阜市の閑静な住宅街に建つ、ビルトインガレージと吹き抜けを組み合わせたお住まいです。
道路に面して配置したガレージが外からの視線を遮る壁となり、中庭は家族だけのプライベートな居場所に。
通りからの目を気にせずカーテンを開けたまま、吹き抜けから降り注ぐ光と中庭の景色を存分に楽しめます。
約16.5帖のLDKにはダイナミックな吹き抜けを設けて開放感をつくる一方、隣接する小上がりの畳コーナーはあえて天井を低く抑え、落ち着いてくつろげる空間に。
すぐ隣に3帖のウォークインクローゼットを設けており、将来は畳スペースを寝室にして「1階完結の平屋のような暮らし」ができるよう可変性も持たせています。
ガレージとプライベートコートのある家(岐阜市)

完成引き渡し価格:非公開
岐阜市に建てられた、南向きの大開口とプライバシー保護を高い次元で両立させたお住まいです。
建物の前面に堂々たる大きなガレージを構えることで、通りからの視線をしっかりと遮断。
その奥に広がるプライベートコートに向けてリビングを大きく開き、住宅街にいながら外の目を気にせず太陽の光をたっぷりと室内に招き入れています。
LDKは25帖もの広さを誇り、隣接する和室と合わせると実に31帖もの大空間が広がります。
間接照明を美しく仕込んだ木の天井や、和室の階段下を上手に活かした隠れ家のような書斎スペースなど、大空間のなかに心地よい居場所が随所に散りばめられています。
コの字型の家(大垣市)

完成引き渡し価格:2,000〜2,500万円
大垣市に建てられた、建物全体で視線を遮りながら豊かな日射を取り込むコの字型のお住まいです。
玄関棟と和室棟を南側にせり出させてコの字の形状をつくることで、お隣や道路など東西からの気になる視線を自然に遮断。
中庭を介して、1階のLDKだけでなく2階の全室にもあたたかな太陽の光がたっぷりと届きます。
「和室を普段の暮らしの一部にしたい」というご要望から、リビングとひと続きの日当たりのよい和室を設計しました。
階段下のデッドスペースを活用した読書コーナーや、2階のウォークインクローゼットへとつながる奥様専用の書庫など、ご家族のこだわりである「本のある暮らし」を心ゆくまで楽しめる住まいです。
親世帯と子世帯で気兼ねなく暮らす、二世帯・1.5世帯住宅の中庭実例(3件)
親世帯と子世帯で同居する場合、生活リズムや就寝時間の違いから「お互いの音や視線に気を遣いすぎて疲れてしまう」という不安がつきまといます。
二つの世帯の間に中庭を挟む間取りなら、壁一枚で隣り合うような息苦しさがなく、ほどよい距離感が生まれます。
中庭越しに明かりや人の動きが見えることで、お互いのプライバシーを守りながら、いつでも温かい気配を感じ合える暮らしが叶います。
中庭のある仲良し2世帯(各務原市)

UA値:0.32【断熱等級6】 完成引き渡し価格:4,000万円〜
各務原市の敷地63坪に建てられた、親世帯と子世帯がほどよい距離感で寄り添う分離型の二世帯住宅です。
すぐ北側に線路が通り間口も狭いという厳しい敷地条件のなか、南側に親世帯、北側に子世帯を配置し、その真ん中に中庭と共用の和室を設けました。
中庭があることで、北側の子世帯のリビングにも明るい光が差し込み、気兼ねなく洗濯物を干すことができます。
線路からの騒音を防ぐため北面の壁は厚さ30cmもの防音・断熱構造とし、窓枠は本が置けるほどの深さに。
中庭には建て替え前の住まいで大切に育てていたドウダンツツジを移植し、思い出の詰まった建具ガラスをキッチンの造作家具に再利用するなど、家族の記憶を美しく受け継ぐ住まいとなりました。
中庭のある1.5世帯の家(関市)

完成引き渡し価格:3,500〜4,000万円
関市に建てられた、深い軒と無垢の木塀がまるで上質な小料理屋のような佇まいを見せる、1.5世帯住宅です。
一番日当たりのよい南側におばあ様のお部屋を配し、中庭を挟んだ反対側に家族みんなが集まるLDKをレイアウトしました。
直接視線が合って気を遣いすぎることがないよう中庭で距離を取りつつも、窓越しに明かりや動きが見えるため、いつでもお互いの気配を優しく感じ合えます。
室内には無垢材や珪藻土の塗り壁をふんだんに使い、各所に使い勝手のよい造作収納を配置。
2階の小屋裏空間を利用したご主人のためのこもり部屋など、世代それぞれの心地よい居場所を丁寧にカタチにしました。
プライベートな中庭のある吹抜けの明るい二世帯住宅(揖斐郡大野町)

UA値:0.31【断熱等級6】 実測C値:0.28 完成引き渡し価格:4,000万円〜
揖斐郡大野町に建てられた、ロの字型に中庭をぐるりと囲む二世帯住宅です。
通りからの視線を完全に遮る落ち着いた佇まいの一方で、玄関を一歩入ると、3.5m幅の大開口サッシとダイナミックな吹き抜けを通して、中庭の緑と空がパノラマのように広がります。
親世帯のお部屋も南向きに配置し、一日を通してあたたかな陽だまりに包まれます。
玄関横には中庭を望む広い土間と小上がりの畳スペースを設け、ご近所の方と腰掛けて気軽にお茶やおしゃべりができる憩いの場に。
LDKの一角に設けたスタディコーナーからは中庭の木々が目に入り、勉強や仕事に穏やかに集中できます。
水回りを2階に集約したことで1階の共有スペースを広々と確保し、日当たりのよい室内干しスペースも設けるなど、二世帯の暮らしを細部まで考え抜いた設計です。
吹き抜けのある家の実例は、こちらの記事でまとめてご紹介しています。
吹き抜けのある注文住宅の実例24軒を公開|つくってよかったこと、困ったこと
「吹き抜けのある家」に憧れつつも、冬の寒さや音が響かないか、掃除が大変そうだと迷ってしまうかもしれません。 最大の心配は、吹き抜けをつくるとエアコンが効かないのではないのか?エアコン代が高くつくのではないか?ではないでしょうか。 一生に一度の家づくりですから、「もし後悔したらどうしよう」と慎重に
家の中心や奥の部屋まで光を届ける、平屋や広々とした間取りの中庭実例(7件)
ワンフロアで生活が完結する平屋や、建物の奥行きが深い広々とした間取りでは、「家の中心や北側の部屋まで光や風が届きにくい」という課題が生まれやすくなります。
そんなときは、中庭を建物の中心や部屋の合間に組み込むことで、すべての部屋が外の光と風に接する間取りをつくれます。
廊下を歩くだけで季節の移ろいを感じられる、贅沢な空間設計です。
3つの中庭のある平屋の家(各務原市)

UA値:0.29【断熱等級6】 実測C値:0.43
各務原市に建つ、真っ白な塗り壁の外観が美しい、ワンフロアで暮らす平屋のお住まいです。
外側に対しては窓を抑えてプライバシーをしっかりと守りつつ、建物の中に「3つの中庭」を分散して配置しました。
LDK、寝室、子ども室のあいだに中庭を挟むことで、家の奥深くまで明るい日差しと風を届けながら、家族が離れた部屋にいてもお互いの気配をゆるやかにつなぎます。
中庭には白の清潔感を引き立てるスタイリッシュなタイルデッキを採用し、水洗いで手軽にお手入れできるよう配慮。
キッチン・水回り・ガレージがスムーズにつながる回遊動線をつくり、平屋ならではの快適な家事効率と開放感を両立させました。
回廊のある家(各務原市)

完成引き渡し価格:3,000〜3,500万円
各務原市に建てられた、大きく張り出した深い軒と重厚な佇まいが目を引くお住まいです。
外観は美しい平屋に見えるようこだわりつつ、2階には寝室と子ども室のみを配置。
中央にプライベートな中庭を設けることで、外からの視線を一切気にすることなく、南側の大開口を開け放って外と中がひとつにつながるような開放感を味わえます。
日本の伝統的な「陰翳礼賛(いんえいらいさん)」を意識し、障子や格子を通じて光と影のグラデーションを楽しむ空間に仕上げました。
一体打ち基礎による床下暖房を備えており、1月にお引き渡しを受けた施主様からも「真冬でも家中が本当に暖かく快適に過ごせた」という喜びの声をいただいています。
3つのお庭がある家(各務原市)

UA値:0.33【断熱等級6】 完成引き渡し価格:4,000万円〜
各務原市の交差点に面した敷地に建つ、リズミカルな3枚の片流れ屋根とシンボルツリーが印象的な住まいです。
約26帖の広々としたLDKと続き間の和室を囲むように、役割の異なる「3つのお庭」を計画しました。
朝の光を楽しむ庭、落ち着いて緑を愛でる中庭など、季節の移ろいとともに表情を変える木々を室内のどこからでも眺めながら、穏やかな時間を過ごせます。
ガレージのモルタル壁には庭を眺めながら腰掛けられる造作ベンチを設け、日常の中にふっと一息つける居場所を用意。
水回りの北側には屋根付きの物干しスペースを設けるなど、日々の家事の安心感にも細やかに気を配っています。
広い中庭と木のぬくもりのある暮らし(関市)

UA値:0.33【断熱等級6】 実測C値:0.5 完成引き渡し価格:3,500〜4,000万円
関市の南北に細長い敷地を巧みに活かして建てられた、緑あふれる中庭を囲むお住まいです。
正面に配置したガレージから玄関まで屋根をまっすぐつなげることで、雨の日でも濡れずに車から荷物を運び込める動線を確保。
ガレージが自然な目隠しとなり、その奥に広がる緑豊かな中庭のプライバシーを心地よく守っています。
中庭に面したサンルームは引き戸で仕切れるため、急な来客時でも洗濯物が視界に入りません。
掘りごたつ式のカウンターを備えた和室はお子様の学習やテレワークに重宝し、将来は1階だけで生活が完結できるよう寝室としても使える、将来を見据えた可変性のある間取りです。
プライベートガーデンと繋がる家(岐阜市)

UA値:0.33【断熱等級6】 完成引き渡し価格:4,000万円〜
岐阜市に建てられた、堂々としたインナーガレージとプライベートガーデンが調和する住まいです。
道路や隣家との境界を建物とガレージでしっかりと仕切ることで、カーテンを開けたまま心置きなく緑を眺められる、家族だけの中庭をつくりました。
約23帖の開放的なLDKには天井に表情豊かなレッドシダーを贅沢にあしらい、木の温もりに包まれる上質な空間を演出。
洗面室と脱衣室を完全に分けたホテルライクな間取りにより、部屋干しの洗濯物が来客の目に入らず、いつでもすっきりとした生活感を保ちながら心地よく暮らせます。
ふたつのお庭を取り込んだ家(愛知県犬山市)

UA値:0.36【断熱等級6】 実測C値:0.36 完成引き渡し価格:3,000〜3,500万円
愛知県犬山市に建てられた、敷地に昔からあった大切なお庭をリビングへと美しく取り込んだお住まいです。
LDKに面して、屋根付きのウッドデッキ(4帖)とタイルデッキ(4.5帖)という表情の異なる2つの屋外空間を設けました。
しっかりとした屋根がかかっているため、雨の日でも濡れることなく外に出てお茶を飲んだり、お子様がプールや外遊びを楽しんだりできます。
南北に抜ける設計により、一日中さわやかな風とやわらかな光がリビングを通り抜けます。
玄関の長い土間や、窓の外の緑を絵画のように切り取るピクチャーウィンドウ、2階の造作本棚とベンチなど、日常のふとした瞬間に心癒される工夫が随所に散りばめられています。
大切なものをつなぐ家(愛知県犬山市)

UA値:0.37【断熱等級6】 実測C値:0.24 完成引き渡し価格:3,000〜3,500万円
愛知県犬山市の歴史ある町並みに寄り添う、犬山の風情と家族の思い出を未来へ受け継ぐお住まいです。
「先祖から受け継いだ築100年の旧家のような温もりを大切にしたい」という施主様の想いを受け止め、昔から大切にしてきた主庭とは別に、夜に静かに晩酌を楽しめるプライベートな中庭を新たに設計しました。
細長い敷地でありながら、中庭と主庭の双方から光を採り込むことで、家じゅうが明るさに包まれます。
LDKをぐるりと囲む造作カウンターや、階段下の秘密基地のようなこもり空間、2階でお庭を眺めながら仕事ができるワークスペースなど、家族が同じ空間にいながら思い思いの時間を過ごせる豊かな居場所をつくりました。
平屋の実例は、こちらの記事でもご紹介しています。
おしゃれな平屋の実例14選|プロが教えるかっこよく見せる4つのポイント
「せっかく平屋を建てるなら、おしゃれな家にしたい」 そう思ってInstagramなどで施工事例を探している時間は、本当にワクワクしますよね。 シンプルモダンですっきりした家も格好いいし、木の温もりを活かした佇まいも素敵。 中庭やロフトのある平屋を見つけると、「うちもこんな風にできたら」と、あれ
【参考】増築リノベーションで中庭を取り入れた実例(1件)
「中庭のある暮らし」は、新築だけではありません。
敷地の条件や既存の建物を活かした「増築をともなうリノベーション」でも、建物と建物の間に中庭を組み込むことで、光と風を取り込みながら家族の安心感をつなぐことができます。
祖母の想い出のつまった平屋(愛知県一宮市・増築リノベーション)

完成引き渡し価格:2,000〜2,500万円
愛知県一宮市で、お祖母様が大切に残してくれた築年数の経つ平屋を、増築と断熱改修によって現代の快適な住まいへと再生した事例です。
「思い出の詰まった平屋を壊したくない」というお施主様の想いから、建て替えではなくリノベーションを選択。
水回りと子ども室を増築するにあたり、既存の建物との間に中庭を設けるプランを採用しました。
LDKに居ながら、中庭越しに子ども部屋で過ごすお子様の様子が自然と視界に入るため、家事をしていても安心感が生まれます。
土壁や天井を壊さず室内側から高性能な断熱材を施工することで、冬の底冷えや結露の悩みを解消し、昔ながらの平屋の味わいと新築同様の快適性・安心感を両立させました。
わが家に中庭は本当に必要?向いているケースとは?
ここまでご紹介した実例を踏まえて、「わが家に、中庭は取り入れられそうなのか?」を判断するための目安を整理してみましょう。
人目を気にせずカーテンを開けて暮らしたいなら、中庭との相性が抜群

次のような悩みやご希望がある場合は、中庭をつくるメリットを最大限に活かしやすいです。
カーテンを開け放って、人目を気にせずリラックスしたい
住宅街や道路沿いの敷地では、せっかく南側に大きな窓をつくっても、お隣や通行人の目が気になって結局レースカーテンを閉めっぱなしにしてしまいがちです。
これ、本当にあるあるですよね。
道路やお隣との間に壁やガレージを置いて外からの視線を遮り、内側に中庭をつくれば、人目を気にすることなく、一日中カーテンを開けて光と風を楽しめます。
間口が狭い土地や細長い敷地で、部屋の明るさを諦めたくない
両隣に建物が迫っている敷地や、奥に細長い土地では、「奥の部屋まで光が届かない」「室内が薄暗くなってしまう」という悩みが生まれやすいです。
建物の途中や中心に中庭をひとつ挟み込むだけで、奥まった部屋にも自然光が差し込み、風が家じゅうを通り抜け、明るさも確保できます。
二世帯で同居するけれど、気を遣いすぎず程よい距離感を保ちたい
親世帯と子世帯で生活リズムが違う場合、壁一枚で隣り合っているとお互いに物音や気配に気を遣ってしまいます。
間に中庭を挟む間取りなら、直接視線が合ったり生活音が響いたりするのを防ぎつつ、「窓の明かりでなんとなくお互いの様子がわかる」という、心地よい近すぎず遠すぎない距離感をつくれます。
周囲が開けている土地や、室内の広さ・予算を最優先したいならシンプルな間取りも検討を

一方で、次のような場合は、中庭をつくることにこだわらず、シンプルな間取りや他の工夫を検討してみるのもいいと思います。
すでに南側が広く開けていて、日当たりや視線に不安がない
目の前が広い道路や公園だったり、お隣との距離が十分に離れていて、普通に窓をつくっても外からの視線が気にならない敷地なら、そもそも中庭で視線を遮る必要はありません。
素直に南へ開いた長方形や正方形の間取りにした方が、建物の凹凸が少なくなり、費用も効率よく抑えられます。
中庭よりも、室内の広さや設備の予算を優先したい
前半でお伝えしたように、シンプルな四角い家に比べると、中庭のある家はどうしても費用がかさみやすくなります。
もし「限られた予算の中で、中庭よりもリビングや個室の広さを確保したい」「キッチンなどの設備や、断熱・気密の性能にしっかりお金をかけたい」とお考えなら、無理に中庭をつくらない選択肢も十分に考えられます。
庭木の手入れや掃除など、外回りにかける手間を極力ゼロにしたい
タイル敷きやウッドデッキにすれば草むしりや泥汚れの手間は大幅に減らせますが、それでも屋外である以上、落ち葉の掃除や雨水の排水口の確認といったお手入れは必要になります。
「休日は外の手入れを一切気にせず、家の中でゆっくり過ごしたい」という方にとっては、中庭があること自体が少し手間に感じられてしまうかもしれません。
まとめ:中庭の形にとらわれず、まずは「どんな生活をしたいか」から考えよう
中庭をつくるかどうかや、どんな形にするかで悩む前に、まずは「新しい家でどんな生活をしたいか」を考えてみてください。
「人目を気にせず、カーテンを開け放ってくつろぎたい」「子どもを安心して外で遊ばせたい」。 そうした暮らしをしたいなら、中庭はとても相性がいいです。
費用や防犯、手入れが心配になるかもしれませんが、建物の広さを抑えて総額を調整したり、ガレージを目隠しにしたり、タイル敷きにするなど、設計の工夫でいくらでも対策できます。
- 形や間取りで悩む前に「どんな生活をしたいか」を考える
- 人目を気にせずカーテンを開けて暮らしたいなら中庭が合う
- 費用・防犯・手入れの不安は、設計や仕上げの工夫で対策できる
- 実例はヒントにしつつ、まずは「したい暮らし」を相談してみる
まずはご家族で、「家でどんな時間を過ごしたいか」を話してみてください。
もし記事の中に気になる実例や近いイメージがあれば、家づくりのヒントにしてみてください。 もちろん、具体的なイメージがまだ何も決まっていなくてもまったく問題ありません。
ショールームや見学会では、実際の中庭の明るさや広がりを体感していただけます。 「うちの敷地でもつくれる?」「予算内で収まる?」など、気になっていることをまずは気軽にお話ししてみませんか。
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