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注文住宅1500〜2000万円でも性能は変えない|広さや仕様、費用の目安

1,500〜2,000万円台で注文住宅を考えるとき、まず気になるのは「どのくらいの広さまで建てられるのか」だと思います。

この価格帯では、一般的に大きな家を建てるよりも、坪数を絞って必要な空間をまとめる考え方になります。

ただ、家の広さを抑えることと、性能や素材まで落とすことは別の話です。

この記事では、エムズアソシエイツが手がけた15坪の平屋と16坪の離れをもとに、1,500〜2,000万円台で考えやすい広さ・仕様・費用の目安を整理します。

どちらの実例も、家の暖かさ・涼しさに関わる断熱や気密、地震への強さ、床や壁の素材は標準仕様のままです。

この予算帯では、広さをどこまで絞るかと、性能や素材をどこまで残すかが大事な分かれ目です。

なお、この記事で紹介している価格は、外構・諸費用を含む引き渡し価格です。

この記事でわかること
  • 1,500〜2,000万円台で実現できる広さの目安
  • 1,500〜2,000万円台の実例と仕様(坪数・断熱性・気密性など)
  • 単身・夫婦2人・離れ・老後など、向いているケース
  • 付帯工事と諸費用を含めた総額の目安
  • 「坪単価」ではなく「引き渡し価格」で考える理由
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この記事を書いた人
松原 保嗣

【プロフィール】
岐阜市拠点の株式会社エムズアソシエイツ代表取締役。
20年以上、注文住宅の設計施工に携わり、高気密・高断熱住宅やパッシブデザインを取り入れた設計を通して、圧倒的な快適住空間を提供。
自社ブログや年間100回以上のセミナー登壇を通じ、延べ500名以上の施主の家づくりを支援し、施主啓発にも努める。
【保有資格】
日本エネルギーパス診断士、省エネ建築診断士、気密測定技能者、地盤インスペクター、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員

1500〜2000万円の注文住宅、実際にどんな家が建てられる?

「この予算で、何坪くらいの家が建つのか」。

まず気になるのはそこだと思います。

住宅金融支援機構のフラット35利用者調査(2024年度)によると、注文住宅の全国平均建設費は約3,932万円、平均住宅面積は約118㎡(約35.8坪)です。

これを基準にすると、1,500〜2,000万円台で考える場合は、延床面積は15〜25坪前後が中心になります。

エムズの実例でも、15坪の平屋と16坪の離れがこの価格帯に当てはまります。

ただし、家の暖かさ・涼しさに関わる性能(高気密高断熱)や、床・壁の素材(無垢床や塗り壁など)はどちらも標準仕様のままです。

変わるのは「坪数(広さ)」だけです。

単身・夫婦2人のコンパクトな住まい、二世帯住宅の「離れ」、老後の住み替え用の平屋などに向いている価格帯と言えるでしょう。

もっと広い家や実例の数を見たい方は、2,000〜2,500万円台の実例もあわせて確認してください。

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エムズアソシエイツの実例2選:1500〜2000万円でここまでできる

エムズで実際に1,500〜2,000万円台で建てた2件の実例です。

どちらもコンパクトな規模ながら、高気密高断熱・耐震等級3・無垢床・塗り壁という標準仕様は変わっていません。

コンパクトでもちょうど良い、15坪の平屋暮らし(岐阜市)

外壁 次世代ガルバリウムSGL(コゲチャ×アイボリー・ツートーン)
工法 ナチュレエコ-ADV
カバ(無垢)
坪数 15坪
耐震等級 等級3(最高等級)
UA値 0.33【断熱等級6】
C値 0.25(実測)

「価格と広さがちょうどいい、動線バッチリな15坪の平屋」というコンセプトで設計されました。

ウォークインクローゼットと玄関収納で収納力を確保し、15坪という限られた空間でも片付く暮らしを実現しています。

LDの天井は構造表し仕上げで木のぬくもりと開放感を演出。

キッチンは奥行き900mmのゆったりしたワークトップで、調理スペースとしてだけでなくダイニングカウンターとしても使えます。

コンパクトさを窮屈さに変えない設計の工夫が、随所に詰まっています。

16坪の完全独立型の離れ(岐阜市)

外壁 次世代ガルバリウムSGL(ブラウン)
工法 ナチュレエコ-AD
バーチ(無垢)
坪数 16坪(1・2階合計)
耐震等級 等級3(最高等級)
UA値 0.41【断熱等級6】
C値 0.69(実測)

OB様のお母様用の「離れ」として計画されました。

1・2階合計16坪ながら、キッチン・浴室・洗面・トイレをすべて完備した完全独立型の住まいです。

建具はすべてシナ合板の造作扉で、キッチンの扉も含めて統一されています。

室内は全面ダイアトーマス塗り壁+バーチ無垢床。

間取りをシンプルに整理しているため、16坪という数字よりも広く感じやすい空間です。

水まわり設備はコンパクトですが、日常の生活に必要なものはそろっています。

1500〜2000万円の注文住宅が向いているのはどんな場合?

1,500〜2,000万円という予算帯が、特にしっくりくるのはどんなケースでしょうか。

この価格帯が合いやすいのは、次のような住まいを考えている方です。

夫婦2人・単身のコンパクトな暮らしを求めている

夫婦2人や単身の住まいなら、15〜20坪でも動線と収納を工夫することで、暮らしに必要な広さを確保しやすくなります。

実例「15坪の平屋暮らし」はその一例です。

子どもが独立した後の住み替えや、二拠点生活のサブ拠点としても考えやすい規模です。

親の「離れ」を同一敷地に建てたい

同一敷地内に、親世帯だけで使える住まいを新築したい。

こういった相談もよくいただきます。

この実例は16坪でキッチン・浴室・洗面・トイレを完備した完全独立型として建てられました。

二世帯住宅全体を建て替えるよりも費用を抑えやすく、生活リズムを分けながら近くで暮らせます。

老後の住み替えに、コンパクトで長く住める家を建てたい

バリアフリー動線・管理しやすい広さ・高気密高断熱の快適性を組み合わせたコンパクト平屋は、老後の住まいとして考えやすい形です。

「大きくなくていい」という方には、1,500〜2,000万円台がちょうどいい予算感です。

性能・素材を妥協せず、広さで予算を調整したい

性能は妥協したくないけれど、予算には限りがある。

そう考えている方には、広さで調整するのも手です。

エムズでは、高気密高断熱・耐震等級3・無垢床・ダイアトーマス塗り壁を全棟標準仕様としているため、1,500〜2,000万円台でも性能や素材を落とさずに建てられます。

また、「性能をあきらめない」ために独自で企画開発した

エムズアソシエイツの規格(企画)住宅 ナチュレエコ・ユニット

1000万台でこの性能値(2025年12月時点での見積)
耐震等級3・自然素材(無垢の床)・UA値=0.36・C値=実測(過去50棟平均C値=0.3)

間取りや建物の大きさ、窓の位置など、構造的面でも制約がありますが、コストを抑えて高性能なお住まいをつくるにはとても合理的です。

1500〜2000万円で後悔しないために、知っておきたいポイント

この価格帯で家づくりを考え始めると、「何ができて、どこまでなら妥協できるのか」が気になるところだと思います。

相談前に考えておきたいのは3点です。

まず「削らないもの」と「あとから変えにくいもの」を決める

1,500〜2,000万円台の家づくりでは、何を入れるかよりも、何を増やしすぎないかがとても重要です。

設備や内装の一部は将来交換できますが、家の暖かさ・涼しさに関わる部分や、構造・窓・間取りの骨格はあとから変えられない部分です。

予算を合わせるなら、優先順位を定め、最初から性能や素材を落とすのではなく、広さ・部屋数・収納量のどこで調整できるかを考える方が現実的です。

相談前は、必要な部屋数・収納量・水まわりの独立性のうち、譲れないものを3つだけ決めておくと話が進みやすくなります。

建物費用だけでなく、付帯工事・諸費用まで含めた「総予算」を考える

この記事で紹介している価格は、外構・諸費用を含む引き渡し価格です。

住宅会社によって、「建物費用」に外構や地盤改良費・給排水工事などの付帯工事費が含まれているかどうかは違います。

含まれていないと、同じ価格帯の会社を比べているつもりでも、実際に建物に使える金額はずいぶん変わってきます。

目安として、本体工事費に対して付帯工事費が約20%・諸費用が約10%。

たとえば本体工事費が1,500〜2,000万円の場合、付帯工事と諸費用で合計450〜600万円程度が別途かかる計算です。

 

複数の会社と話を進めるなら、金額だけでなく「その中に何が含まれているか」を早めに確認しておくと、比較のズレが防げます。

初期費用の内訳や、削っていい費用・削らない方がいい費用は、こちらの記事でも詳しく整理しています。

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特に、比較対象になりがちな、坪単価で比較するときも、どこまで含まれている金額なのかを見ておくと安心です。

エムズでは外構込みの引き渡し価格を提示しているので、相談時に聞いてみてください。

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注文住宅を検討する際、各社から「坪単価○○万円です」と説明を受けたことはありませんか? 結論からいえば、坪単価はあくまで目安であり、絶対にそれだけで比較すべきでありません。 なぜなら、坪単価は「何を含めて計算するか」が会社によってまったく違い、単純比較できないからです。 実際、私たちエムズアソ

必要な広さと機能を、図面と概算で確認する

コンパクト住宅は、数坪の違いで収納・動線・水まわりの使いやすさが大きく変わります。

たとえば水まわりを独立させるなら、その分だけ面積も費用も増えます。

収納を増やす場合も同じです。

だからこそ、図面では「何人で暮らすか」「水まわりを独立させるか」「収納をどこにどれだけ取るか」を具体的に見ておくことが大切です。

あわせて概算を見ると、その広さで予算に収まるのか、もう少し坪数を増やす必要があるのかを判断しやすくなります。

エムズのファーストプランでは、設計士が直接対応し、外構込みの引き渡し価格を事前に確認できます。

現時点で実例の坪数(15〜20坪)を基準にしつつ、自分の暮らし方に必要な要素を一緒に整理できます。

1500〜2000万円の注文住宅でよくある疑問に答えます

注文住宅と建売、この予算帯ではどう違う?

1,500〜2,000万円台は、建売・規格住宅ともちょうど比べやすい価格帯です。

だからこそ、この価格帯でも、なぜ建売ではなく注文住宅を選ぶのか?

建売や規格住宅は、価格や仕様が分かりやすい一方で、間取りや収納、素材の選択肢には限りがあります。

一方で、注文住宅は、暮らし方に合わせて調整できる余地がある。

動線や収納の位置、水まわりの分け方、毎日触れる床や壁の素材まで、自分たちの暮らしに合わせて考えられます。

また、2025年4月からは新築住宅への省エネ基準適合(断熱等級4相当)が義務化されました。

建売住宅も基準は満たしますが、それだけで冬の暖かさや夏の涼しさまで判断できるわけではありません。

注文住宅では、断熱性能や気密性能をどこまで求めるかも相談しながら決められます。

1500〜2000万円で建てるには、何をどこまで削らないといけない?

ここまで何度か触れてきた通り、1,500〜2,000万円台で注文住宅を考える場合、調整の中心になるのは「広さ(延床面積)」です。

性能や素材を下げる前に、まず必要な広さを見直します。

大事なのは、何を削るかではなく、何を残すかです。

この記事で紹介した実例も15坪・16坪なので、この価格帯では15〜20坪程度がひとつの目安になります。

もう少し広さがほしい場合は、2,000〜2,500万円台以上の実例も見ておくと比べやすくなります。

予算が少ないと、性能や素材も下がる?

1,500〜2,000万円台だからといって、必ず性能や素材の水準が下げなくてはいけないわけではありません。

性能や素材は、完成したときの見た目だけでなく、住み始めてからの快適さと、毎月の暮らしのコストに関わる部分です。

冬の暖かさや夏の涼しさ、床に触れたときの感触、室内の空気感は、これから何十年も毎日の暮らしの中で感じ続けるものです。

さらに、断熱性能や気密性能は、後から直そうとすると大きな工事になりやすい部分です。

建築費を抑えるために性能を落とすと、住んでからの光熱費がかさみ、長い目で見た総合的なコストが増える可能性もあります。

だからエムズでは、予算を合わせるために最初に削るべきなのは、暮らしの快適さと家計を支える性能や素材ではないと考えています。

価格帯に関わらず、高気密高断熱(UA値・C値全棟実測)・無垢床・ダイアトーマス塗り壁を全棟標準仕様としているのはそのためです。

この記事で紹介した2件の実例(15坪・16坪)は、どちらも国内最高水準の断熱・気密性能です(UA値0.33・0.41、C値0.25・0.69)。

諸費用や土地代はいくらかかる?

先ほども出ましたが、目安としては、建物費用1,500〜2,000万円に対して付帯工事費と諸費用が合計450〜600万円程度加わることが多いです。

費用の内訳や削っていい費用・削らない方がいい費用については、この記事で詳しく整理しています。

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エムズでは外構込みの引き渡し価格を提示しているため、相談の段階から総額を確認できます。

土地あり・土地購入予定・離れなど、どの前提で考えているかを伝えるだけで相談しやすくなります。

まとめ:性能・素材を落とさずに、この予算で家を建てることはできる

1,500〜2,000万円台だからといって、性能や素材を必ず落とさなければいけないわけではありません。

広さで調整すれば、性能や素材はそのままにできます。

実際に、エムズの15坪~20坪の実例でも、性能や素材はそのままにしています。

  • 延床15〜20坪前後のコンパクト住宅が、この予算帯の中心
  • 性能や素材を落とさずに建てる方法がある(エムズでは全棟標準仕様)
  • 向いているのは単身・夫婦2人・離れ・老後の住み替え
  • 建物費用以外に付帯工事と諸費用で400〜500万円程度が別途加算される
  • 比較の軸は「坪単価」ではなく「引き渡し価格」
 

「小さい家は窮屈そう」と気になる方もいると思います。

でも実際に15坪の平屋を見ると、窮屈というより「ちょうどいい」と感じる方が多いです。

「ちょうどいい家」は、15坪でもつくれます。

この予算帯に近いと感じた方は、まず「何のための家か」を考えると坪数も見えてきます。

方向性が少し見えてきたら、設計士と一緒に必要な広さと概算を確認してみましょう。

エムズでは、相談から設計士が直接対応します。

外構込みの引き渡し価格も提示するので、総額ベースで話を進められます。

「相談する前に、もう少しプランのイメージを具体化してから話したい」という方は、ファーストプランからお試しください!

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契約前から設計士が直接対応し、平面図(間取り図)、CGパース、1/100スケールの精密な模型をご提供します。さらに、外構工事や細かな備品まで含めた詳細な見積書を作成し、消費税を含めた最終的な引渡し価格を明確に把握できます。

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