2025.06.28
【工務店の本音】第一種換気と第三種の二択の前に知るべき”たった一つ”の条件

投稿日:2025.05.20 最終更新日:2025.07.07
高気密高断熱住宅について情報を集めていると、たくさんのメリットが紹介されている一方で、
「ハウスダストは大丈夫?」
「実は結露しやすいって本当?」
「初期費用が高くつくのでは?」
といった、デメリットに関する様々な声も耳にします。
しかし、実はこれらのデメリットは、「本物の高気密高断熱住宅」なら解決できるということはあまり知られていません。
この記事では、岐阜の地で20年以上にわたり高気密高断熱住宅一筋に取り組んできた私たちエムズアソシエイツが、プロの視点から、一般的に語られるデメリットの“本当のところ”を、詳しくご説明します。
みなさんが本当に後悔しないためにも、ぜひ知っていただきたいことを、包み隠さずお伝えします。
この記事を最後まで読んでいただければ、高気密高断熱住宅で「本当に大切なこと」が分かるはずです。
プロフィール:
岐阜市拠点の株式会社エムズアソシエイツ代表取締役。20年以上、注文住宅の設計施工に携わり、高気密・高断熱住宅やパッシブデザインを取り入れた設計を通して、圧倒的な快適住空間を提供。自社ブログや年間100回以上のセミナー登壇を通じ、延べ500名以上の施主の家づくりを支援し、施主啓発にも努める。
保有資格:
日本エネルギーパス診断士、省エネ建築診断士、気密測定技能者、地盤インスペクター、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員
目次
まず結論からお話ししましょう。
実は、皆さんが耳にする「デメリット」と呼ばれるものの多くは、高気密高断熱という仕組みそのものに問題があるというよりも、それを形にするための「確かな設計力・施工力」が伴っていないことが、本当の原因である場合がほとんどなのです。
本物の高気密高断熱住宅は、一朝一夕にできるものではありません。
それを創り上げるには、長年培われた経験と深い専門知識、そして確かな技術力が欠かせないからです。
これ、本当に 大切なポイントなので、これから家づくりをお考えの皆さんには、ぜひ知っていただきたいと思います。
ここからは、よく聞くデメリットが、なぜ「施工力」と深く関わっているのか、そして確かな技術があればデメリットではない理由を、具体的にお話ししていきたいと思います。
気密性が高いと室内の湿気が外に逃げにくく、換気が不十分だと窓際などで表面結露を起こすことがあります。
しかし、より深刻なのは、壁の中など見えない場所で発生する「内部結露(壁内結露)」です。
これが起こると、カビやダニの温床となり健康を害するだけでなく、家の骨組みを腐らせて耐久性を著しく損なうことにもなりかねません。
また、断熱材の性能の低下の原因にもなります。
ですが、この内部結露は、 設計力 と確かな施工技術があれば、十分に防ぐことができます 。
例えば、
壁内部の湿気の通り道を緻密に計算する。
季節の変化に対応できる特殊なシートを使い分ける。
断熱材を隙間なく完璧に施工する職人の技。
窓自体も結露しにくい高性能なサッシやガラスを選ぶ。
これらが組み合わさることで、結露やカビのリスクは防げます。
結露は、快適な住まいづくりにおいて避けて通れない永遠のテーマと言えるでしょう。 特に窓の高性能化を図っている高気密高断熱住宅は、その性能の高さから「結露しにくい」とされています。 しかし一方で、 「高気密高断熱でも結露は起こる」 「結露が原因で健康を害することもある」 そんな情報を目にして
「家の断熱性能アップには、まず窓から」 これは、最近の家づくりでは当たり前のように言われることです。 確かに、住まいの快適さや省エネを考えたとき、窓の役割はとても大きいです。 しかし、実は窓選びは「高性能な窓=断熱性能アップ」という単純な話ではないことをご存知でしょうか? この記事では、失敗
つまり、 「高気密高断熱だから結露する」のではなく、「結露対策が不十分だから結露する」 のです。
「高気密住宅は息苦しい、空気がこもる」という話も聞きますね。
たしかに、換気計画が不十分だと空気がよどみ、ハウスダストや化学物質が室内に溜まってしまうことがあります。
これが喘息やアレルギーといった健康への影響を引き起こす一因となり得ます。
しかし、これも高気密性そのものがデメリットなのではなく、 「計画換気」が正しく機能していない ことに問題があります。
現在の新築住宅では、24時間換気システムの設置が法律で義務付けられています。
この換気システムがきちんと機能すれば、室内の空気は常に新鮮な状態に保たれます。
そして、 計画通りに換気システムを機能させるために絶対に必要なのが、「高い気密性(C値の小ささ)」 なのです。
家に隙間が多いと、そこから空気が漏れてしまい、設計通りの空気の流れが生まれません。
私たちエムズアソシエイツで は、 C値0.4以下を標準仕様としています。
直近(2025/5月現在)では、C値が0.1を切るお住まいも増えてきました。
熟練の大工が目に見えない小さな隙間まで気密処理を施し、全棟で気密測定を実施することで、 過去50棟平均実績値が平均C値0.245㎠/㎡ という高いレベルを実現しています。(C値=0.07~)
みなさんは、住宅の気密性能を示す「C値」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。新築やリフォームを検討する中で、 「C値ってなに?」 「C値が大事とよく聞くけれど、目標値はどれくらいがいいの?」 と疑問をお持ちの方もいるかもしれません。実際、C値を正しく理解して改善すれば、住まいの快適性や省
その上で、高性能な熱交換型換気システムを標準採用することで、エネルギーロスを抑えつつ、常に新鮮でクリーンな空気環境を実現しています。
「24時間換気システムってどうして必要なの?」 「24時間換気をつけっぱなしにすると電気代がかさむのでは?」 まず、みなさんが最初に抱えるのはこうした素朴な疑問ではないでしょうか。 実は、新築住宅では法律で24時間換気の設置が義務付けられていますが、「本当に必要?」「冬場に寒くならない?」とい
つまり、空気がこもりやすいというデメリットは、高い気密性能と正しい換気計画が両立していないということ。
経験豊富な業者による 確かな気密施工と適切な換気設計が揃えば、高気密高断熱住宅の空気はむしろ清浄で快適になる のです。
3つ目の懸念点は、「期待したほど夏涼しくなく、冬暖かくない」というものです。
断熱性能を示すUA値(外皮平均熱貫流率)は良いはずなのに、なぜ実際の住み心地とズレが生じてしまうのでしょうか。
実は、 家の快適性は断熱性能を示すUA値だけでは決まりません 。
たとえば、同じ工法・同じ断熱材・同じ窓を使ったとしても、平屋と2階建てでは数値の結果が変わってしまうことがあります。
そのため、太陽の光や熱、風といった自然エネルギーを巧みに活かす 「パッシブデザイン」 の考え方と、数値には表れにくい 「見えない部分への施工のこだわり」 が重要になります。
私たちエムズアソシエイツが大切にしているのは、まさにこの点です。
家が完成したら見えなくなってしまう部分にこそ、 「ちょっとやりすぎじゃない?」と言われるくらい とことんこだわっています。
太陽の動きや風の流れを読み解く設計力と、それを形にする確かな施工技術が伴って初めて、高気密高断熱住宅はその真価を発揮します。
私たちは、数値だけでなく、現場での経験やお客様の実際の暮らし方まで踏まえたトータルな検討こそが、本当に満足できる住まいづくりにつながる と考えています。
高気密高断熱住宅は初期費用が高く、将来のメンテナンスも大変なのでは?という疑問もよく聞かれます。
確かに、高性能な建材や専門技術が必要なため、初期投資はある程度かかります。
しかし、ここで重要なのは 「トータルコスト(生涯コスト)」と「得られる価値」 で考えることです。
例えば、HEAT20 G2~G3グレードの住宅では、UA値を0.6から0.46程度に向上させる追加コストは約60万円~100万円程度ですが 、これにより 光熱費を大幅に削減でき、多くの場合20年程度で回収可能 です。(詳細は以下記事参照)
「HEAT20って、ZEHよりすごいの?」 「高断熱住宅は本当に暖かいの?光熱費はどれだけ安くなる?」 「HEAT20」という断熱基準には、G1・G2・G3の3段階があります。 最高性能はG3ですが、実際どれくらい暖かいのか、コストはどの程度かかるのか、ZEH(ゼッチ)との違いは何なのか――
さらに、 質の高い施工とメンテナンスまで考え抜かれた設計は、長期的なコスト削減と日々の快適性、そして建物の長寿命化に繋がります 。
また、メンテナンス費用も特別に高い維持費がかかるわけではありません。
というのも、私たちは、設計段階から将来のメンテナンスコストを抑える工夫を凝らしているからです。
耐久性の高い素材の採用 |
経年劣化の少ない高性能グラスウールなどを採用し、長期間安定した性能を維持。リフォーム時の扱いも比較的容易。 |
---|---|
メンテナンスしやすい工法の選択 |
将来の修繕時に気密・断熱層を傷めにくい桁上断熱などを採用 |
結露しにくい壁構造 |
壁内結露を防ぐことで構造材の腐食リスクを減らし、大規模な修繕の可能性を低減。 |
内装材の工夫 | 標準仕様の塗り壁は、ビニールクロスのような将来的な張り替え費用が不要。 |
24時間換気システムの維持管理 |
月々の電気代は数百円~千円程度と僅か。フィルター清掃も2~3ヶ月に一度で簡単な作業 |
その他、見えない部分への配慮 |
配管計画や電気配線のルートなど、将来的な点検や修繕のしやすさも考慮した設計 |
私たちエムズアソシエイツは、目先のコストだけでなく、ご家族が何十年と安心して快適に暮らせることを何よりも大切に考えています。
もちろん「高性能だから高額になる」と諦めかけていた方にも、工夫を重ねて理想の住まいを実現してきた実績があります。
総合的に見れば、本当の高気密高断熱住宅は長期的なコストパフォーマンスに優れると言えるでしょう。
さて、ここまで「高気密高断熱のデメリットの多くは、実は家の建て方や設計の仕方で解決できるんですよ」という、お話をしてきました。
とはいえ、高気密高断熱には、 その優れた特性ゆえに、どうしても注意しておきたい点が、実は2つだけあるのです。
ここでは、私たち住宅建築のプロが「これだけは正直にお伝えしておきたい」と考える、高気密高断熱住宅の“本当のデメリット”を2つご紹介し、それぞれに対するエムズアソシエイツの考え方と対策をお伝えします。
高気密高断熱の家では、石油ストーブやガスファンヒーターといった、 部屋の中で火を燃やすタイプの暖房器具(開放型燃焼器具)は、基本的におすすめできません。
その理由は、燃焼ガス(一酸化炭素や二酸化炭素、水分など)が室内にこもりやすく、 一酸化炭素中毒 や、燃焼時に発生する多量の水蒸気が、 結露の原因 になるからです。
そのため、一般的には、エアコンを使用するのが主流です。
近年のエアコンは暖房性能が非常に向上しており、高気密高断熱住宅であれば、少ないエネルギーで家全体を効率よく暖めることができます。
最近では、家全体を一台の大きな空調設備で管理する「全館空調システム」を採用する会社も増えてきましたね。
ただ、私たちエムズアソシエイツでは、積極的にはおすすめしていません。
その理由としては、
どうしても初期費用が高額になりがちであること
システムが複雑なため、将来的なメンテナンスに手間や費用がかさんでしまう可能性があること
家全体の空気を大きく循環させる特性上、乾燥しやすいこと
などが挙げられます。
そこで、エムズアソシエイツがおすすめしているのが、よりシンプルで効率的、かつ導入コストも抑えられる「 床下エアコン 」という暖房方法です。
この方法も、基本的には 1台のエアコンだけで家全体を暖められます 。
床下エアコンのメリットは、
導入コストが手頃
メンテナンスや交換が容易で経済的(撤去も容易にできるため、将来的な交換や変更が可能)
足元からじんわりと暖かく、家中の温度差が少ない
床下の基礎コンクリートが蓄熱するので、暖房を止めた後も室温が下がりにくく、安定した暖かさが続く
といった点です。
そもそも、エムズアソシエイツが建てるような超高気密高断熱住宅は、家全体の保温性が非常に高いため、「ガンガン暖房しなければ寒い」という状況にはなりにくいのです。
むしろ、「使える暖房が限られる」というより「そもそも大掛かりな暖房器具を複数設置しなくても済む」のが高気密高断熱住宅の本来の姿なのです。
「床下エアコンを使っていますが、24時間はつけていませんよ。それでも20度設定で運転しておけば、どんなに寒い日でもずっと同じ温度を保てます。」
「高気密高断熱の家は、冬場に乾燥しやすい」
これもある程度事実のデメリットでしょう。
理由としては、以下の3点が挙げられます。
乾燥しすぎると、お肌や喉のトラブル、あるいはウイルスの活動が活発になるなどの影響も考えられます。
そこで、エムズアソシエイツでは、高気密高断熱住宅の快適性を損なわないために、乾燥対策にも力を入れています。
まず、自然素材の力を活かし、機械に頼りすぎない、心地よい湿度環境を目指しています。
具体的には、内装の壁には、一般的なビニールクロスを使わず、珪藻土を主成分とする 塗り壁「ダイアトーマス」を標準採用 しています。
この塗り壁は、ジメジメした時は湿気を吸い、カラッとした時は湿気を放出して、部屋の湿度を快適に保ってくれます。
床や天井にも、肌触りの良い温もりある 無垢材 をたっぷり使います。
木も呼吸するように湿度を整えてくれる素材です。
私たちが標準採用する「全熱交換型」の24時間換気システム( キムラ Air save )は、家の中の空気と外の空気を入れ替える際に、熱だけでなく 湿度も交換 します。
このおかげで、特に冬場、換気をしても部屋の中がカラカラに乾燥しすぎるのを和らげてくれます。
それでも乾燥が気になる場合は、加湿器を使用するOB施主様もいらっしゃいます。
ここまで見てきてお分かりいただけたかと思いますが、高気密高断熱住宅に関する様々なデメリットは、設計力 と確かな施工技術があれば、十分に防げるのです 。
そこで、みなさんに本当に後悔してもらわないためにも、
「圧倒的な経験とノウハウに裏打ちされた、信頼できる施工業者を選ぶこと」 。
これに尽きると言っても過言ではありません。
本物の高気密高断熱住宅は、にわか知識や付け焼き刃の技術では決して実現できません。
最近、多くの住宅会社さんが「高気密高断熱」をアピールしています。
それは良いことですが、大切なのは、それを裏付ける 確かな技術力と経験に裏打ちされたノウハウ があるかどうかです。
例えば、 机上の計算値であるUA値(断熱性能を示す数値)とは違い、C値は実測値でしか表せません。
つまり、ごまかしが一切きかない=施工精度がモノを言う数値と言えます。
(ただし発泡ウレタン系の断熱材は、一概にC値だけで施工技術を判断できない)
断熱材の選定って難しいですよね。 プロでもいろいろな断熱材がありすぎて、何が良いのかはっきり言えない! なんて方もいらっしゃるかと思います。 なかでも最近特によく耳にするのが、現場で吹き付けるウレタンフォーム断熱材ではないでしょうか。 高い断熱性能を持つことで知られており、高気密高断熱住
私たちエムズアソシエイツも、高気密高断熱住宅に取り組み始めた当初から、今のような高い性能を全ての建物で実現できていたわけではありません。
一棟一棟、試行錯誤を繰り返し、「どうすればもっと快適になるか」「どこに問題が潜んでいるのか」を真摯に追求し、小さな失敗も乗り越えながら、少しずつノウハウを蓄積し、独自の施工方法を築き上げてきました。
特に気密性能の向上は、本当に地道な努力の積み重ねです。
エムズの最初の頃のC値は0.7~1.2程度でしたが、10年以上かけて、今では平均0.2~0.3前後、時には0.1を切るという数値を安定して出せるようになりました。
これは、 一朝一夕で達成できるものでは決してない のです。
逆に言えば、 技術力・経験・真摯な姿勢を持った会社であれば、本物の高気密高断熱住宅は叶えられます。
残念ながら、「高気密高断熱住宅です」と謳っていても、実際にはC値(気密性能)の測定すら行っていなかったり、施工業者側にとって都合のいい素材・工法を選んでいたり、長期的なメンテナンスやコストが考慮されていないことが多いのも事実です。
みなさんに本当に後悔してもらわないためにも、「高気密高断熱」という言葉だけでなく、その姿勢や技術をご自身の目で見極めていただきたいのです。
では、どうすれば信頼できる業者を見極めることができるのか?
最低限確認していただきたいポイントは以下の5点です。
まず大切なのは、その会社が断熱性能(UA値)や気密性能(C値)といった、家の性能に関わる重要な数値を、お客様に対して明確に提示しているかどうかです。
特にC値は、実際に建てた家で測定しなければ分からない「実測値」が基本となります。
これらの性能値をオープンにできる会社は、それだけ自社の技術力に自信がある証拠と言えるでしょう。
(全て実際の引き渡し物件での統計)
🔗家の性能を、明確な数値でお約束します。 | 10のお約束ごと、苦手なこと | エムズアソシエイツ
どれだけ素晴らしい設計図を描いても、それを実際に形にする現場の施工品質が伴わなければ、期待した性能は得られません。
高い性能を安定して実現するためには、例えば建築途中で気密測定を行うなど、厳格な品質管理体制が欠かせません。
全棟で必ず気密測定を実施し、その結果をお客様にきちんとフィードバックしている会社は、施工精度に対する本気度が違うと考えて良いでしょう。
🔗「全棟自社気密測定」 | 家づくりについて | エムズアソシエイツ
高気密高断熱住宅を本当に快適で長持ちする家にするためには、専門的なノウハウが数多く求められます。
こうした、目に見えないけれど非常に重要な点において、その会社が長年の経験の中で培ってきた独自の工夫や、確かな実績に裏打ちされた技術を持っているかどうかは、業者選びの大きなポイントになります。
🔗エムズの7つのこだわり | 家づくりについて | エムズアソシエイツ
家の性能が高いことはもちろん大切ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが、実際にそこで暮らす家族の「 日々の暮らしの質 」です。
それは、単に間取りの使い勝手やデザインの良し悪しだけではありません。
例えば、
こうした「数値」だけでは測れないけれど、住んでみて初めて「本当にこの家にして良かった」と感じられるような、 目に見えない部分への深い配慮と、それを実現する確かな技術力 。
これこそが、真の設計・施工力と言えるのではないでしょうか。
🔗お客様の描く「暮らし」をカタチにします。 | 10のお約束ごと、苦手なこと | エムズアソシエイツ
そして最後に、実際にその会社で家を建て、現在お住まいになっているお施主様の「生の声」は、どんな立派なパンフレットや営業トークよりも、何より信頼できる貴重な情報源です。
お客様の声を積極的に、そして包み隠さず公開している会社は、それだけ自社の家づくりに誇りと責任感を持っている証拠と言えます。
2025年5月に実施したOB様の住み心地のアンケート調査(n=185)では、
という結果をいただき、非常にうれしく思いました。
業者選びの際は、その会社で建てた人の体験談やレビューにも目を通し、「ここなら任せられる」という確信を持てるか見極めましょう。
高気密高断熱を売りにしているエムズの代表者が言うのも何ですが、ぶっちゃけ、
「高気密高断熱は一年のうち半分くらいしか価値がない!」
なぜならば、
春・秋=暖かい=外が快適=「 家の性能なんてどうでもいい季節! 」
だからです。
想像してみてください。
春や秋の、窓を開け放つと心地よい風が吹き抜ける、あの季節。
お庭やデッキで家族とバーベキューをしたり、夜空の下で夕涼みをしたりする、あの至福のひととき。
そんな時、家の気密性や断熱性なんて、正直どうでもよくなりますよね(笑)。
エムズアソシエイツのモデルハウス。フルオープンです!笑
私たちエムズアソシエイツが目指すのは、単に「性能の高い家」ではありません。
夏涼しく冬暖かいのは当たり前。
その上で、春や秋には自然の心地よさを満喫でき、一年を通してご家族が心から「この家で暮らせて本当に良かった!」と感じられる、そんな「楽しく快適な暮らし」そのものをデザインすること なのです。
皆さんが本当に欲しいのは、本当に求めているものは、「性能の高い」住宅ではなく
「家族との毎日を楽しく健康に、そして快適に過ごすことができる」住宅 です。
くれぐれも数値競争にならぬように、注意してください。
そして、お施主様にはぜひ「どんな暮らしがしたいか」という“暮らしのデザイン”に、とことんこだわっていただきたいです。
ここまで、高気密高断熱住宅のデメリットについて、その原因から対策、そしてもっとも重要な「業者選び」のポイントまで詳しく解説してきました。
実際に起こる問題の多くは、施工や設計の品質が原因であり、「本物の高気密高断熱のデメリット」、「本質的な弱点」ではありません。
一方で、暖房器具の制限や乾燥しやすさといった、高気密高断熱住宅の特性からくる本当のデメリットも確かに存在します。
結局のところ、高気密高断熱住宅で後悔しないためには、これらのデメリット全てを熟知し、的確に対処できる、信頼のおける施工会社を見極めることが何よりも大切です。
家づくりは、ご家族の未来を形作る大切なプロジェクトです。
目先の情報や数値だけに捉われることなく、本当に心地よい、そして長く愛せる住まいとは何かをじっくりとお考えください。
そして、その理想の暮らしを形にするための間取りや設計は、どうぞ私たちプロにお任せください。
それこそが、最高の住まいを創り上げるための、一番の近道だと信じています。
「高性能なだけじゃなく、本当に心豊かな暮らしができる家が欲しい」
もし、そうお考えでしたら、ぜひ一度、私たちエムズアソシエイツにご相談ください。
実際にモデルハウス(岐阜市芋島)や完成見学会でも、高断熱・高気密+自然素材仕様の家づくりを体感できます。
数字や資料だけでは分かりにくい空気感、床の肌ざわりなどをぜひご自身の五感を通じてお確かめください。
Contact
ファーストプランは「設計のお試しプラン」。
契約前から設計士が直接対応し、平面図(間取り図)、CGパース、1/100スケールの精密な模型をご提供します。さらに、外構工事や細かな備品まで含めた詳細な見積書を作成し、消費税を含めた最終的な引渡し価格を明確に把握できます。
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