( Profile ) プロフィール
エムズアソシエイツとの出会いは、ご主人の通勤途中に見かけていた2棟の建物。「何かおしゃれな建物が建っているな」と気になっていたその場所が、実はエムズアソシエイツのモデルハウスでした。調べていくうちに工務店であることを知り、実際に足を運ばれたHさんご夫妻。
数社を比較検討する中で魅力に感じられたのは、営業がなく、自分たちのペースでじっくり考えられること。そして、実際に暮らすお客様の声を「施主様ブログ」でありのままに公開している誠実さでした。それらの安心感が大きな決め手となり、エムズアソシエイツを家づくりのパートナーに選んでくださいました。
住み始めてからは、外に出るまで雨に気づかないほどの遮音性や、冬でも靴下なしで過ごせる快適性を実感。ご家族それぞれの趣味の時間や、お子様と過ごす家族の時間も、より豊かなものになったそうです。
今回は、そんなHさんご家族の住まいの物語をご紹介します。
( Interview ) インタビュー

夏の風に誘われて、Hさんの住まいへ
今回私たちが訪ねたのは、岐阜市の自然と住宅が穏やかに調和する街の一角に佇む、Hさんのお住まい。
伺ったのは、お盆休み真っただ中の8月中旬。
夏らしい青空が広がる一方、清流・長良川から吹き抜ける風には、ほんの少し秋の気配を感じる、心地よい朝でした。
車を停め、Hさんのお住まいへと歩みを進めると、目に飛び込んできたのは、モスグリーンのガルバリウム鋼板が印象的な外観。落ち着いた色味の外壁に、経年変化によって味わいを増した木製フェンス、夏の日差しを浴びて青々と茂る植栽。
緑と木の色が美しく重なり合い、住まいそのものがひとつの風景のように感じられます。

「だーれ?」 迎えてくれた狸の子
玄関へ向かうと、そこには小さな信楽焼の狸の子がちょこんと佇んでいました。こちらを興味深そうに見つめる姿は、まるで「だーれ?」と尋ねているよう。思わず、亀山と吉澤も笑顔になります。
洗い出し仕上げの玄関土間と信楽焼の狸、そして深い緑の外観。どこか懐かしさを感じる、趣のある「和」の佇まいに足を止めていると、玄関ドアがゆっくりと開きました。
「あ、こんにちは」そう優しく声をかけてくださったご主人に迎えられ、私たちは狸の子に見送られながら、Hさんご家族の暮らしの中へとお邪魔するのでした。

素材の美しさに包まれる玄関
ご主人に迎えていただいた玄関に足を踏み入れると、まず目に留まったのは、天井に施された板張り天井の木と、洗い出し仕上げの石。木と石、それぞれが持つ自然の風合いが重なり合い、静かで心地よい空間をつくり出していました。
広く長く伸びる土間は、そのまま奥へと視線が抜けていき、玄関でありながらどこか開放的。素材の美しさをゆっくりと味わえる、伸びやかな玄関です。
玄関ホールの手前には、美濃焼の手洗いボウルと、愛知県・有松で染められた手ぬぐい。さらに、ご主人がかつて通勤に使われていたというロードバイクも、大切な思い出のひとつとして飾られていました。 自然素材のぬくもりの中に、ご家族の好きなものや思い出がそっと添えられた空間。
その一つひとつに見とれていると、奥から「こんにちは!」と奥様の明るい声。小さな仲良し姉妹も一緒に笑顔でお出迎えしてくださいます。 あたたかな家族の気配に包まれながら、私たちはいよいよHさんご家族の暮らしの舞台へと進んでいきました。

通勤途中に見つけた、「なんか気になる」建物
ご案内いただいた椅子に腰を下ろし、さっそく家づくりのきっかけを伺うと、ご主人が当時を振り返ってくださいました。
「当時、僕が転職を考えていた時期だったんです。住宅ローンの審査などを考えると、転職する前に家を建てておいたほうがいいなと。結局転職はしなかったんですけど(笑)。でも、それが動き出すきっかけになりました」
けれど、そもそもの始まりは、もっと身近なところにあったそう。
「当時住んでいたアパートが寒くて。アパートを出たいなって思ったんです。家の中なのに、息が白くなるくらい寒くて……」と、当時のお悩みを思い出し、静かに語ってくださいました。
暮らしへの小さな不満と、ひとつのきっかけ。二つの出来事が重なり、Hさんご夫妻の家づくりは、少しずつ動き始めます。
続いて伺ったのは、エムズアソシエイツとの出会いについて。
「もともとエムズさんの前の道路が、僕の会社の通勤ルートで。一人暮らししているときから、毎日あの前を通っていたので。なんか、いいなって思ってたんです」
思いがけない答えに、インタビュアーの亀山にも驚きと嬉しさが入り混じった笑顔が浮かびます。
「住宅会社っていうのは知ってましたか?」 そう尋ねると、「いえいえ、エムズさんの名前も知らなくて。通勤途中に『何かおしゃれな建物が2つ建ってるな』っていう感じでした」とご主人。
それから数年。いざ家づくりを始め、工務店を探す中で、Hさんは見覚えのある建物に再び出会います。
「スーモとか、いろいろなところで工務店を探していて、『あ、ここ知ってる。工務店さんやったんや』って。そこで初めて知りました」
通勤途中に何気なく眺めていた「おしゃれな建物」が、数年の時を経て、自分たちの家づくりを託すかもしれない工務店へ。 そんな思いがけないご縁から、Hさんご夫妻はモデルハウスや完成見学会へ足を運び、エムズアソシエイツを家づくりの候補として、じっくりと見つめ始められました。

“なんかいいな”が、信頼に変わるまで
「なんかいいな」から始まった、エムズアソシエイツとの出会い。
その後、Hさんご夫妻は他社と同じようにファーストプランを依頼されました。
「ほかのところは、予算と自分たちの希望がなかなか合わなくて。エムズさんは、予算内で希望する家が建てられるということで。それもひとつの決め手でしたね」と奥様。
そして、最終的な決め手となったのが、ご夫妻が感じた「ちょうどいい距離感」でした。
「一番は、営業が少なかったことですね。他の工務店さんは結構グイグイ来るというか、押しが強いところが多くて。エムズさんは、自分たちでじっくり考えて決断しやすい雰囲気がありました」ご夫妻がうなずきます。
「あんまり押されると逃げたくなっちゃいますよね。私もすごく分かります(笑)」
亀山の言葉に、思わず笑いがこぼれます。
もうひとつ、ご夫妻の心を動かしたのが、実際のお客様が綴る「施主様ブログ」でした。
「皆さんが正直に、良いことも気になっていることも書いているのを見て。『ここまで正直に公開しているなら信頼できるな』と感じたんです」
良いことだけでなく、ときには気になることまでありのままに綴られるブログ。その姿勢に、ご夫妻はエムズアソシエイツの誠実さを感じてくださいました。
「あれ、良くないことを書いても消されないんだって。そこが逆に信頼感につながりましたね」
自分たちのペースで考えられる「安心感」と、ありのままを伝える「信頼感」。
そのふたつが重なり、Hさんご夫妻はエムズアソシエイツを、家づくりを託すパートナーとして選ばれたのでした。
*Check*
エムズアソシエイツの施主様ブログを見る

家中にふわっと広がる、心地よさ
こうして、エムズアソシエイツで新しい暮らしを始められたHさんご家族。 家づくりのきっかけのひとつだった「家の中で息が白くなるほどの寒さ」は、住み始めてどのように変わったのでしょうか。
「冬は1階の床下エアコンだけで過ごしていますね。2階は冬は使ってないです」 日中にエアコンをつけ、寝る前には消す。それでも、寒さを感じることなく過ごせることを、奥様が教えてくださいました。
「私は冷え症なので靴下は履いてますけど……」
そう話す奥様の隣で、ご主人は、「冬は薄めのダウンベストだけで過ごせます。靴下は履かなくても大丈夫です。そもそも靴下嫌いなので、靴下嫌いな方はエムズさんの家、いいと思います(笑)」と、なんともHさんらしいユーモアで答えてくださいます。
一方で夏の住み心地についても亀山が尋ねました。
「夏も高気密高断熱のおかげかエアコンがよく効くので、お風呂の後、涼しいを通り越して寒いことがあって。吹き出し口にかぶせる、お手製のフタをつくりました。」と、ご主人。
「この人、お風呂の後に水浴びするんで(笑)」と、すかさず奥様。
顔を見合わせて笑うお二人。その和やかな掛け合いに、私たちも思わず笑顔になります。

そんな夏のある日、ご主人が教えてくださったのが、洗面脱衣室での奥様のひとコマ。 「それでいうと、妻が洗面所でお昼寝してましたよ」微笑ましいエピソードに、一同は和やかな笑顔に包まれます。
そこに広がっていたのは、銭湯を思わせる味わい深い藤タイルと、ご夫妻がこだわって選んだタイルをあしらった造作洗面台。
心地よい温度に包まれることはもちろん、好きな素材に囲まれて、思わず昼寝までしたくなる。
洗面脱衣室は、単に身支度をするための場所ではなく、ご夫妻の豊かな日常にそっと寄り添う、お気に入りの場所になっていました。

後悔も、愛着も。家づくりの思い出
Hさんご夫妻がこだわって選ばれたタイルのお話から、家づくりを振り返って感じる「もう少しこうしたかった」というお話も伺いました。
「コロナ禍の家づくりだったので、タイルはサンプルをいただいたり、直接見に行ったりできたんですけど、ショールームはもう少しまわりたかったです」
「結局、タカラスタンダードさんしか行けなかったもんね」
感染症の影響で、トイレやお風呂などの設備を実際に見て回る機会が限られていた当時。
「使っていて不便を感じているとかですか?」 亀山が尋ねると、「どちらかというと、せっかく選ぶなら、いろいろ比較検討してみたかったですね」と、ご主人。 暮らし始めてからの不満というよりも、「もっと見て、もっと選んでみたかった」という、家づくりへの思いが感じられるお言葉でした。
一方で、じっくり時間をかけて選んだタイルについては、お二人とも笑顔で話してくださいました。
「でも、じっくり選べたタイルはめっちゃ気に入ってます。色がたくさんあったので、選ぶのが楽しかったです。洗面は二人で決めて、キッチンは僕が決めました。ニッチは妻が」
洗面、キッチン、そしてニッチ。それぞれにご夫妻の好みが込められたタイルは、空間の中で確かな存在感を放っています。
特にニッチは、今ではお気に入りのものを飾る場所としても活躍しているそうです。
コロナ禍という、思うように動けなかった時期の家づくり。
「もっと見ておけばよかった」という思いがありながらも、時間をかけて選んだものには、今も変わらない愛着がある。
そんなHさんご夫妻の言葉から、家づくりにおいて「選ぶ時間」そのものも、暮らしを彩る大切な思い出になっているのだと感じました。

「好き」と「想い出」のギャラリー
ご主人がこだわって選ばれたタイルが彩るキッチン。その一角には、ご主人の「好き」が詰まった小さなギャラリーがありました。
「焼き物を集めるのが趣味で」 そう案内してくださった棚には、山口県の萩焼や岐阜県の美濃焼など、ひとつひとつに作り手の手仕事が感じられる器たちが大切に並んでいます。
「私が定期的に割っちゃって……。子どもたちもやっちゃったねって。増えたら割れる、新陳代謝です(笑)」 そう笑う奥様の隣で、ご主人は、「また、いろいろ買いに行きます」と、穏やかに微笑みます。
そんなお二人の朗らかなやりとりに、私たちの心も自然とあたたかくなりました。
「ここに飾っているのは一部で、あとは食器棚だったり、普段は造作収納に飾っていたりします。」
ご主人がそう教えてくださった造作収納は、リビングの壁面を大きく包み込むほどの存在感。

「かなり立派ですよね。でも、まだまだ置けますよね」と亀山。
「子どもの本とか、おもちゃとか。いろいろ置けますね」ご主人がうなずかれます。
その言葉どおり、棚には焼き物だけでなく、ご家族の写真やお子様の絵本も並んでいました。 ご主人の大切な焼き物。家族の笑顔が写った写真。そして、子どもたちが手に取る絵本。
趣味も、思い出も、これから増えていくものも。Hさん邸の棚は、ただ物をしまうための場所ではなく、ご家族それぞれの「好き」と「大切」を受け止め、暮らしを豊かに育んでいく場所になっていました。

暮らしの中の、小さな止まり木
「そういえば、あのお部屋は今どうなってますか?」
亀山の言葉に出てきた“あのお部屋”。実はHさんのお住まいには、お家のどこかにひっそりと設けられた、隠し扉の先の小さなアトリエがありました。
ご夫妻と一行はお部屋の前まで移動。奥様が扉を開けると、そこに現れたのは約2畳ほどの、まるで秘密基地のような空間です。
「今は絵を描けてないんですけど、鳥が好きなので、窓から鳥が撮れるようにカメラを設置してます。止まり木になる木を植えたので、鳥がたまに遊びに来るんです」
そう言ってめくってくださったカーテンの向こうには、鳥を撮影するための専用カメラ。そして窓の外には、鳥たちが羽を休める木。
木のぬくもりに包まれた小さな空間には、お気に入りのキャラクターたちも、ちょこんと並んでいます。
絵を描いたり、鳥の訪れを待ったり、好きなものを眺めたり。そこは、奥様の日常にそっと寄り添い、ふっと一息つける「止まり木」のような場所でした。
ところが、そんな奥様の小さな秘密基地には、意外な変化が。
「でもここ、今は主人も使ってるんです」
当初、奥様専用の趣味部屋だと思っていた亀山も、思わず驚きの笑顔。
「前、ちょっとこもりたいなって思って行ってみたら、主人がいて、中で読書してました。主人も自分専用のスペースがあるのに(笑)」
そう言ってご主人のほうを見つめる奥様。ご主人は、いつものように穏やかに微笑みます。
それぞれの「好き」を楽しみながら、ときには同じ場所に集まる。
小さなアトリエはいつしか、ご夫妻二人の心地よい「止まり木」になっていました。

本と好きなものに囲まれた、もうひとつの止まり木
「僕のスペースも、ぜひ見ていってください」 そう言って、ご主人が案内してくださったのは、先ほど奥様がお話しされていた、ご主人の“自分専用のスペース”。
階段を上がると、そこには本やお気に入りのキャラクターグッズが壁一面に整然と並ぶ、心地よい書斎コーナーがありました。
机の下に目を向けると、設計を担当した亀山がご提案した手書きの図面が、額縁に入れて大切に飾られています。住まいが完成した今も、家づくりの時間がそっと息づいているようでした。
吹き抜けに面した廊下ホールに設けられたこの場所には、窓から柔らかな光が差し込み、視線の先には心地よい開放感が広がっています。 ここでパソコンに向かったり、本を読んだり。少し疲れたら、ソファに身体を預けて、ゆっくりとひと休み。
好きなものに囲まれながら、自分の時間を静かに楽しむ。そんなご主人の姿を思い浮かべると、ここもまた、日々の暮らしの中で心を休める「止まり木」なのだと感じました。
ご夫妻それぞれに、自分らしく過ごせる場所がある。そして、ときには互いの「止まり木」に遊びに行く。 そんな距離感もまた、Hさんご家族の豊かな暮らしを形づくっているようでした。

えんが、満ちる。
家の中のあちこちに、ご家族それぞれの「好き」があふれていた、Hさんのお住まい。
ご主人が大切に集めてきた焼き物。ご家族の思い出が詰まった写真。お子様の絵本や、お気に入りのキャラクター。
そして、ご夫妻それぞれが自分の時間を過ごす、小さな「とまり木」。
好きなものを眺めながら、ひと息つく。家族の気配を感じながら、自分の時間を楽しむ。Hさん邸には、そんな何気ないひとときを大切にできる場所が、暮らしの中にいくつも散りばめられていました。
思えば、エムズアソシエイツとの出会いも、はじめは「なんかおしゃれな建物があるな」という小さな気づきから。 通勤途中に何気なく眺めていた場所が、ご縁となり、数年後には家づくりのパートナーに。そして今では、ご家族の大切な暮らしの舞台となっています。
好きなものが集まり、人が集まり、心がふっと休まる「とまり木」がある。 そんな日々の小さな幸せがひとつの場所に集まり、家族の「円」をゆっくりと育んでいく。 その「円」は、ひとつの小さな「縁」から始まっていました。
Hさんご家族の暮らしには、そんな「縁」と「円」が織りなす素敵な物語が、静かに息づいているように感じました。
インタビューを終えると、ご主人が小さな狸の子と一緒に、最後まで笑顔でお見送りしてくださいました。
青空の下、秋の気配を含んだ風に木々がそよぐ中を通り抜け、私たちはHさん邸を後にしました。
「とまり木がそよぐ、えんの家。」 そこには、好きなものと人との「縁」が集まり、ご家族の「円」を育んでいく、あたたかな暮らしがありました。
| インタビュー日付 | 2026年8月10日(月) |
|---|---|
| インタビュー場所 | 岐阜県岐阜市 ▶岐阜県岐阜市の施工事例を見る |
| ご家族構成 | 4人(大人2人+お子様2人) |
| シリーズ | ナチュレエコ・アドバンス ▶ナチュレエコ・アドバンスの施工事例をみる |
| 竣工年月 | 2021年7月 |
関連イベント
✓ check
住み心地や後悔ポイントなど、OB様の家づくり体験談を直接聞けます。


