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温もりも、安心感も。くるみの家

( Profile ) プロフィール

本巣市で、お子様の誕生をきっかけに住まいづくりを始められたMさんご夫婦。以前お住まいだったマンションでは、暮らしの利便性や住環境に不安を感じられ、「家族が安心して心地よく暮らせる家」を求めて家づくりをスタートされました。
高気密高断熱とバリアフリー対応を重要な軸としながら会社探しをされる中、丁寧で分かりやすい説明や親身に寄り添う担当者の姿勢に安心感を抱かれ、同時期にプラン提案を受けたどのビルダーよりも「自分たちの理想を応援してくれている」と感じられたことが、エムズアソシエイツを選ばれた決め手だったそうです。
暮らし始めてからは、外に出て初めて季節の暑さや寒さに気づくほど、一年を通して快適な毎日を実感されています。今回は、そんなMさんご家族の家づくりと、心地よい暮らしのお話をご紹介します。

( Interview ) インタビュー

緑の風景に溶け込む、ツートーンの住まい

今回私たちが訪ねたのは、本巣市内の穏やかな住宅街。
新しく建ち並ぶ住まいと、この土地に昔から根づく豊かな緑が心地よく調和する、その一角にMさん邸はありました。

 

取材に伺ったのは、5月下旬。近くの田んぼには水が張られはじめ、空を映しながら、間もなく始まる田植えの季節を静かに待っているようです。初夏の空気に包まれたその風景の中に、Mさんのお住まいが見えてきました。
ツートーンカラーの外観に、木製格子が映える和モダンな佇まい。落ち着いた色合いの中に、どこか温もりを感じさせる表情が印象的です。玄関へと続く枕木のアプローチを一歩ずつ進み、インターホンを鳴らすと、家の中から元気なお子様の声が聞こえてきました。

 

ほどなくして扉が開き、ご主人が抱っこされたお子様と一緒に「こんにちは!ささ、どうぞ!」とにこやかにお出迎えくださいました。
その温かな笑顔に触れた瞬間から、Mさんご家族らしいやさしい暮らしの空気が、そっと伝わってくるようでした。

暮らしに寄り添う、景色のある玄関

お住まいの中へ足を踏み入れると、まず印象的だったのは、限りなく段差をなくしたフラットな玄関空間でした。

「車いすを利用している家族がいるので、できるだけ段差をなくしてもらったんです」と、ご主人が穏やかに教えてくださいました。
座ったまま靴の脱ぎ履きができる手すり付きの玄関ベンチや、ベビーカーごと収納できるゆとりある玄関収納など、日々の使いやすさに配慮された工夫が随所に息づいています。

 

けれど、この玄関の魅力は“実用性”だけではありません。正面には、外の緑を切り取るような横長のピクチャーウィンドウが設えられており、まるで一枚の風景画のように、やわらかな自然の彩りが空間へ溶け込んでいました。

 

暮らしやすさと、美しさ。そのどちらも大切にされた設計に、思わず心が躍るインタビュアー一同。
すると奥のリビングから、「どうぞこちらへ」と奥様がやさしく声をかけてくださいました。私たちはその声に導かれるように、Mさんご家族の暮らしの舞台へと進んでいきました。

家族の安心を守るために、住まいを考え始めた日

天井をやわらかく照らす間接照明の光。その陰影が、深みのある鉄刀木の無垢床に静かに映り込み、室内には落ち着いた空気が流れていました。
ご案内いただいたソファに腰を下ろし、私たちはMさんご夫妻に、家づくりのきっかけについてお話を伺いました。

 

「一番大きかったのは、娘が生まれたことですね。」
そう語ってくださった奥様。以前は岐阜市内のマンションに住まわれていましたが、お子様の誕生を機に、暮らしの中にさまざまな課題が見えてきたといいます。
「子どもが生まれて手狭になったこともありますし、車いすを使うことが多い弟の暮らしにとっても、不便さを感じるようになって。段差も多く、動線も良くなかったので、もっと過ごしやすい家にしたいと思ったんです。」

 

さらに、ご夫妻を悩ませていたのが、マンション特有の深刻な湿気問題でした。 寒さ対策として二重サッシを設置したことで、今度は湿気がこもり、壁や収納内部にまで影響が広がってしまったそうです。
「押し入れの中にタライを置いて試したら、1日で3分の1くらいまで水が溜まって…。壁にもカビが出てきて、“これは健康にも良くないな”って。」
そう振り返られる奥様の言葉からは、ご家族の暮らしを守りたいという切実な想いが伝わってきました。利便性だけでなく、快適性や健康面まで真剣に見つめ、ご家族皆様が安心して過ごせる住まいを――。その想いが、Mさんご家族の家づくりの原点となっていたのです。
お話を聞いていたインタビュアーの小森も、ご夫妻の言葉を受け止めるように、静かにうなずいていました。

“建てたい家”に、寄り添ってくれる存在を探して

「だからこそ、“高気密高断熱”と“バリアフリー”は絶対に外せない条件でしたね。」
そう語ってくださったご主人。ご家族皆様が安心して快適に暮らせる住まいを求め、ご夫妻は複数の工務店を巡りながら会社検討を進められていました。
実は当初、エムズアソシエイツは「予算的に難しそう」と候補から外れていたそうです。 しかし、チラシで気になっていた平屋の完成見学会に足を運ばれたことで、その印象は大きく変わりました。

 

「最初に見たお家の動線や雰囲気が、自分たちにすごく合っていて。スタッフさんも、ぐいぐい来ない、一歩引いた感じが心地よかったんです。“どうぞ自由に見てください”という空気感が、私たちには合っていました。」
一方で、他社での家づくりでは、不安を感じる場面もあったといいます。
「工務店それぞれに強みはあるんですけど、自分たちの要望より先に、“会社としての家づくり”を勧められている感覚があって…。」
奥様も、当時の想いを静かに振り返ってくださいました。
「“私たちが建てたい家”を応援してくださっているのか、それとも、私たちの要望をきっかけに、“会社として建てたい家”を提案されているのか…。他社さんでは、その違いを強く感じることが多かったですね。」

 

そんな中で、丁寧な説明と、亀山の寄り添うような距離感に安心感を覚えられたMさんご夫妻。
少しずつ、“ここなら自分たちらしい家づくりができるかもしれない”という想いが深まり、エムズアソシエイツにファーストプランを依頼してくださいました。


*Check*
エムズアソシエイツのファーストプランとは?

“要望を叶える”だけではない提案

何社かを同時に検討される中で、ご夫妻はそれぞれの会社から要望を反映したプラン提案を受けていたそうです。しかし、進めるうちに少しずつ違和感も覚えるようになりました。
「もちろん、他社さんの提案は僕たちの希望をたくさん入れてくれていたんです。でも、全部を詰め込んだことで無理が生じてしまって。最初に求めていた“シンプルな暮らし”から少し離れていたり、バリアフリーの優先順位が下がっていたりして…。」

 

理想を叶えているはずなのに、どこかしっくりこない。そんな中で亀山が提案した最初のプランは、Mさんご夫妻にとって“想定外”の連続だったといいます。
「びっくりするくらい、こちらの要望が入ってなかったんです(笑)」
その言葉にインタビュアーの小森も思わず驚いた表情に。隣で話を聞いていた亀山も、当時を思い出したように穏やかに笑います。
「“平屋がいい”って伝えていたのに、二階建てで出てきたんですよ(笑)」

 

しかし、その理由を聞いた瞬間、ご夫妻の中で大きな気づきが生まれたそうです。
「予算や家族構成まで踏まえた上で、“本当に大切にしたい暮らし”を軸に考えてくださっていたんです。説明を聞いたら、全部すごく理にかなっていて。目から鱗でしたね。」
すると亀山も、懐かしそうに当時を振り返ります。
「私、Mさんのご要望通りではないプランを、かなり思い切って出させていただいたんですよね。」
「そうです(笑)。でも、その提案を見て、“これが自分たちの本当に大事にしたかったことなんだ”って気づけたんです。その後の打合せも、原点に立ち返りながら進めることができましたね。」
奥様も、「“これだー!”って思いました」と笑顔を見せてくださいました。

 

ご要望を形にするだけでなく、その奥にある想いまで丁寧に汲み取る提案。そんな亀山の姿勢に信頼を寄せ、Mさんご家族は納得感を持ってエムズアソシエイツでの家づくりを決めてくださったのでした。

家族が安心できる場所ができた

「家族が安心できる場所をつくりたい。」
お住まいづくりを始められた当初から、Mさんご家族の中にはそんな大切な想いがありました。では実際に、その暮らしはどのように育まれているのでしょうか。ご家族の日常についてお伺いしました。

 

「広くなったし、床が気持ちいいので、ストレッチをしたり運動したりする時間がすごく増えました。ここで子どももジャンプしたり走り回ったりしていますね。」
そう話す奥様がお子様に「床、気持ちいいよね」と声をかけると、階段に腰掛けていたお子様も、にこりとうなずきます。
「お風呂上がりにゴロゴロするのも、本当に気持ちいいですよ。」ご主人も笑顔で続けてくださいました。

 

足元に広がるのは、落ち着いた色合いが美しい鉄刀木(タガヤサン)の無垢床。家族が素足で過ごし、寝転び、思い思いの時間を楽しむ場所として、暮らしに自然と溶け込んでいます。
「やっぱりサラサラですか?」と亀山が尋ねると、
「一度もベタベタしたことがないんです。梅雨でもずっとサラサラですね。」と奥様。
その言葉を聞きながら、以前のお住まいで長年湿気に悩まれていたご夫妻のお話を思い出した亀山。ご家族が心地よく過ごされている今の様子に、思わず嬉しそうな表情を浮かべていました。

ご家族の暮らしを支える心地よい床空間。
さらに、お気に入りの場所についてお伺いすると、ご夫妻それぞれに自然と居場所が生まれていることを教えてくださいました。

 

「僕はあそこの隠し部屋ですね。ときどきゲームをしたりしてます(笑)」
そう話しながらご主人が目を向けたのは、階段下につくられた小さな秘密基地のようなスペース。ご家族の気配を感じながらも、一人の時間を楽しめる特別な場所です。

 

一方、奥様にもお気に入りの場所があります。
「私は上の小さいスペースで仕事をしたりしています。それぞれの場所ができたっていうのも大きいですね。つながっているけれど、ちゃんと個々のスペースがあるというか。」
そう話してくださった先には、2階フリースペースの一角に設けられたワークスペースがありました。
そのすぐ横には、お子様お気に入りのハンモック。取材中も、お子様はご主人と一緒に楽しそうに揺られながら笑顔を見せています。

 

吹き抜けを介して家族の気配がゆるやかにつながりながらも、それぞれが自分らしく過ごせる居場所がある。そんな絶妙な距離感が、この住まいには心地よく息づいています。
家中のどこにいても、大切な人の存在を感じられること。そして、自分だけの時間も大切にできること。Mさんご家族にとってこの住まいは、家族みんなをやさしく包み込む「安心できる居場所」そのもののように感じられました。

 

『屋久島』のある家

ご家族が安心して過ごせる場所は、室内だけではありません。
「屋久杉のウッドデッキを作ってもらったんです。私たち、“屋久島”って呼んでるんですけど(笑)。あの小さいスペースが好きなんです。」
そう話す奥様に案内され、私たちも“屋久島”へ。ウッドデッキに立つと、その先にはご家族で育てている野菜や、お子様が選ばれたというお花たちがやさしく風に揺れていました。

 

隣接する芝生のスペースは、お子様にとって格好の遊び場。日々の暮らしの中で、たくさんの思い出が育まれているそうです。
「娘とビニールプールやシャボン玉をしたりもしますね。私はもともと縁側みたいな場所が欲しかったので、ここがすごく好きなんです。風を感じながら過ごせて、本当に気持ちよくて。」
そう語る奥様の視線の先には、ピンク色が鮮やかな花々と緑の景色が広がっていました。

 

家の中にいながら外の空気を感じられること。お子様の笑い声を聞きながら、季節の移ろいを楽しめること。
この“屋久島”もまた、Mさんご家族の暮らしに欠かせない大切な居場所となっているようでした。

季節の厳しさを忘れてしまう家

ご家族それぞれが、のびのびと過ごせる安心の居場所。その心地よい暮らしを支えているのが、一年を通して変わらない快適な室内環境です。
「まず、朝起きるのが全然つらくないです。」
そう話してくださった奥様。
「以前は『早くガスファンヒーターをつけないと!』って感じでした。ヒーターのところまで行くのにも上着を着込んでいたんです。でも今は、パジャマのまま普通に1階まで下りて来られますね。」
かつて寒さに身構えながら迎えていた朝は、今ではすっかり過去のものになったようです。

 

ご主人も、夏の暮らしについて教えてくださいました。
「夏も寝苦しさがないので、熟睡できるようになりましたね。前はエアコンを切ると暑くて目が覚めたりしていたんですけど、今は1階のエアコン1台で家全体がじんわり涼しい。風が直接当たることもなくて、本当に快適です。」
すると奥様が、「前の過酷な暮らしを忘れとるやろ(笑)」と一言。その場は笑いに包まれ、ご家族の仲の良さが垣間見えるひとときとなりました。

 

そんな中、ご主人が少し考えながら続けます。
「でも、本当に家の中で寒暖差を感じたことがないんですよね。だから実は、暑さとか寒さに関するエピソードがあまりないんです。」
そして、こう付け加えてくださいました。
「強いて言うなら、外に出ないと本当の気温が分からないことですかね(笑)。外へ出て『あ、今日はこんなに暑いんだ』『寒い寒い』ってなって、また家に戻ることがあります。」
それを受けて、奥様も印象的な言葉をくださいました。
「本当に、“不快”がないんです。」

 

かつては寒さや湿気に悩まされていたご家族。しかし今では、その快適さがあまりにも自然に暮らしへ溶け込み、特別な出来事として語る必要すらなくなっていました。
暑い日も、寒い日も、気にせず過ごせること。それが当たり前になったからこそ、「思い出せるエピソードがない」というご主人の言葉には、何よりも確かな住み心地の良さが表れているようでした。

誰かのためが、みんなの心地よさになった

高気密高断熱による快適な暮らしに満足されているMさんご家族。
では、家づくりのもう一つの大きなテーマだった「バリアフリー」は、実際の暮らしの中でどのように息づいているのでしょうか。

 

「最終的に、この長さのスロープを作ってもらって大正解だったよね。」
そうご主人が目を向けたのは、玄関へと続く緩やかなスロープ。車いすを利用されることもある弟さんのために設けられた、大切な動線です。
「使いやすさは問題なかったですか?」
亀山の問いかけに、ご主人はうなずきながら答えてくださいました。
「車いすでも自走できていますし、祖母が押すこともあるんですけど、無理なく押せる角度なんです。自分の力で生活できる。そのクオリティが本当に大切だったなと思います。」
その言葉に、亀山もほっとした表情を浮かべます。

さらに室内にも、ご家族の暮らしに寄り添う工夫が随所に散りばめられていました。
「リビングのドアを開けるとすぐ弟の部屋があって、ベッドから食卓までまっすぐ移動できるんです。トイレや洗面、お風呂も近くて、本当に動線が秀逸ですね。」
当初ご希望されていた間取りとは異なる提案だったものの、ご主人のお話からは、その設計への確かな満足感が伝わってきました。

 

すると奥様も、印象的なエピソードを教えてくださいました。
「福祉関係のお仕事をされている方が遊びに来た時に、『うちの施設より使いやすいですね。参考にさせてください』って言われたんです。それから母の友人も、帰る時に玄関ベンチへ腰掛けて『これ、靴を履くのにすごくいいわ』って。そういう言葉をいただくたびに、一つひとつの工夫のありがたさを感じます。」

ご家族のために考え抜かれた使いやすさ。しかし、この住まいの魅力はそれだけではありません。
和モダンな雰囲気の木製格子が続く、ゆったりとした傾斜の通路。
緑の景色を切り取る玄関のピクチャーウィンドウが美しい、フラットなデザインの玄関。
そして、毎日の身支度を心地よく彩る、ワイドな造作洗面台。

 

利便性のためにデザインを諦めるのではなく、美しさの中に暮らしやすさを溶け込ませること。
その一つひとつが、ご家族の安心を支えながら、日々の暮らしを豊かに彩っていました。

 

ご家族それぞれが自分らしく過ごし、自然と笑顔になれる場所。
Mさんのお住まいは、まさに「家族みんなの安心できる居場所」そのものでした

やさしさが息づく、くるみの家

ご家族の健康と安心を願って始まったMさんご家族の家づくり。
そこには、高気密高断熱による心地よさがあり、ご家族それぞれの暮らしに寄り添う居場所があり、誰もが安心して過ごせる工夫が息づいていました。

 

お気に入りの場所で思い思いの時間を過ごしながらも、どこかで家族の気配を感じられること。
暑さや寒さを気にすることなく、季節の移ろいを楽しめること。
そして、ご家族一人ひとりが自分らしく暮らせること。
その一つひとつが重なり合い、Mさんご家族の暮らしをやさしく包んでいました。

 

取材を終え、笑顔あふれるご家族の様子を見ながら感じたのは、この住まいが単なる「家」ではなく、ご家族の温もりも安心感も包み込む場所になっているということ。
それはまさに、ご家族をそっと包み続ける「くるみの家」。
ご家族の笑顔があふれるその住まいを、インタビュアー一行はあたたかな気持ちで後にするのでした。

 

インタビュー日付 2026年5月23日(土)
インタビュー場所 岐阜県本巣市
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ご家族構成 5人
シリーズ ナチュレエコ・アドバンス
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竣工年月 2025年3月