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四季の移ろいを愉しみながら。いつも、ずっと、心地よく―

( Profile ) プロフィール

海外滞在からのご帰国を機に家づくりを始められたTさんご夫婦。複数の住宅会社を見学される中で出会ったのが、エムズアソシエイツでした。
構造見学会に参加された際、完成後には見えなくなる部分まで隠さずに公開していることや、材料・工法選びの一つひとつに明確な理由があることに安心感を抱かれたそうです。その誠実な姿勢が信頼につながり、エムズアソシエイツを選ぶ決め手となりました。
住宅会社の検討と併せて約2年をかけて理想の土地をじっくりと探され、ご家族の想いを形にした平屋のお住まいが完成。工事中は毎週のように現場へ足を運び、家づくりの丁寧さや品質への信頼がより強いものになったといいます。
暮らし始めてからは、掃除のしやすさや家事動線の良さはもちろん、何度も口にされたのが「快適」という言葉でした。
今回は、そんなTさんご家族の家づくりと、心地よい暮らしのお話をご紹介します。

( Interview ) インタビュー

雨に潤う庭が、迎えてくれる住まい

今回私たちが訪れたのは、可児市にあるTさんご家族のお住まい。
木々や川の潤いを身近に感じられる、穏やかな住宅地の一角にその住まいは佇んでいます。

 

取材に伺ったのは6月下旬。田植えを終えたばかりの田んぼには水が張られ、しとしとと降る雨が水面に幾重もの波紋を描いていました。
そんな景色の中で出迎えてくれたのは、雨に濡れて一層鮮やかさを増した庭の緑たち。丁寧に手入れされた芝庭や築山、大切に育てられてきた木々や下草が、生き生きとした表情を見せています。

 

住まいと庭が美しく調和するその風景からは、植物たちが単なる景観ではなく、ご家族の暮らしに寄り添う大切な存在であることが伝わってきました。

 

石、土、そして真鍮。心地よさを紡ぐ素材たち

庭の緑を眺めながら傘をたたんでいると、「こんにちは!」とご主人が優しい笑顔で迎えてくださいました。

 

扉を開けると、足元には石の風合いが美しい洗い出し仕上げの玄関。自然素材ならではの豊かな表情が、訪れる人をやさしく迎え入れてくれます。
玄関ホールへ進むと、ひときわ目を引くのが世界に一つだけの造作手洗い。真鍮で統一された水栓やタオル掛け、そしてマットな質感が美しい陶器の手洗いボウルが、上質で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 

細部までこだわり抜かれた素材選びに目を奪われていると、奥様とお子様も笑顔で迎えてくださいました。温かな空気に包まれながら、一行はご家族の案内でリビングへと向かいます。

帰国後に始まった家づくりの物語

リビングに案内していただき、ご夫婦とテーブルを囲みながら、まずはエムズアソシエイツとの出会いについてお話を伺いました。

 

「海外滞在から帰国することになって、そのタイミングで家づくりをしたいと思ったんです。土地探しと住宅会社探しを同時に始めましたね。」
そう振り返ってくださったご主人。複数の住宅会社の見学会へ足を運ばれる中で、エムズアソシエイツとも出会われたそうです。
「いろいろ見たんですけど、デザインはもちろん良かったですし、何より数字にしっかりこだわっていたのが印象的でした。」

 

その言葉を受け、「性能面も重視されていたんですか?」と尋ねると、奥様が当時の印象を教えてくださいました。
「材料も工法も施工方法も、一つひとつに『なぜそれを選ぶのか』がちゃんと説明されていたんです。その理由が明確だったので、とても安心感がありました。」
家づくりにおいて大切なことは、見た目の美しさだけではありません。完成後には見えなくなる部分にどれだけこだわり、どのような考えでつくられているのか。その姿勢こそが、ご夫婦のエムズアソシエイツに対する信頼につながっていきました。

本物を確かめたくて。性能見学会へ―

そんなお話を聞いていると、設計担当の北川が当時を思い出したように話し始めます。
「最初に来てくださったのって、犬山市で開催していた性能見学会でしたよね?」
「そうです。最初に見つけたのは私でしたね。」と奥様。
するとご主人も笑顔で当時を振り返られました。
「正直、エムズは当時の家から少し遠いなと思ったんです(笑)。なので、割と行きやすい犬山へとりあえず見に行ってみようと。しかも完成見学会じゃなくて、最初から性能見学会でしたね。」

 

完成後には見えなくなる構造や断熱施工などを公開する性能見学会。実は、初めての見学で性能見学会を選ばれる方はそれほど多くありません。
「性能見学会から来てくださる方は、本当によく調べて来てくださる方が多いんです。」と北川。

するとご主人はこう続けてくださいました。
「性能見学会が最初だったからこそ安心感がありました。中身まで見せてくれる工務店さんって意外と少ないと思うんです。見えない部分を隠さず見せてくれたことが、すごく大きかったですね。」

 

数字や性能を大切に考えながら家づくりを進められていたTさんご夫婦。だからこそ、完成後には隠れてしまう部分まで誠実に公開する姿勢に、強く心を動かされたのでしょう。
見た目だけではなく、その住まいを支える中身まで確かめたい――。そんな想いで訪れてくださった性能見学会が、ご夫婦とエムズアソシエイツをつなぐ最初の出会いとなり、最終的にファーストプランの納得感のある提案を経て、エムズアソシエイツでご建築を決めてくださったのでした。


*ファーストプランの詳細をホームページにてご案内しております。
▶▶▶ファーストプランについて見る

*性能見学会の詳細はイベント情報にてご案内しております。
▶▶▶性能見学会について見る

何度も口にされた「快適」の二文字 —冬の暮らし―

お住まいづくりの当初から、「性能」を大切な軸として家づくりを進められてきたTさんご夫婦。実際の住み心地についてお伺いすると、ご主人は間髪入れずにこう答えてくださいました。

 

「とにかく快適ですね。本当に一年中快適で。」
その言葉はとてもシンプルですが、満足そうな笑顔から、その実感が十分に伝わってきます。
特に印象に残っているのは、冬の暮らしだそうです。
「晴れている日は太陽の光だけで十分暖かいので、暖房をつけなくても過ごせるんです。曇りの日だけ少しつけるくらいですね。」と奥様。
以前のお住まいでは、寒さをしのぐために厚着をするのが当たり前だったというご夫婦。ところが今では、冬用のパジャマも羽毛布団もほとんど出番がなくなったそうです。
「年中同じパジャマで過ごしています(笑)。羽毛布団もずっとクローゼットにしまったままですね。」とご主人。
すると設計担当の北川が、「収納をいっぱいつくっておいて良かったですね(笑)」とひと言。ご夫婦も思わず笑顔になり、「本当に、大事にしまってあります(笑)」と応えてくださいました。

 

和やかな笑い声が広がる一方で、その何気ない会話からは、「寒さを我慢する」という感覚そのものが暮らしの中から消えていることが伝わってきます。
では、そんな高気密高断熱の住まいは、夏の暑さの中では、どのような心地よさをもたらしてくれるのでしょうか。

四季が変わっても、暮らしは変わらない —夏の暮らし―

冬の快適さに続き、今度は夏の暮らしについてお伺いしました。

 

「夏は逆に、7月から9月くらいまではエアコンをつけっぱなしですね。でも、電気代は思ったほどかからないです。というか、夏も冬もあまり変わらないですね。」
そう話してくださったご主人。太陽光発電も活用しながら、快適な室温を保たれているそうです。
「夏の電気代はどれくらいですか?」と北川が尋ねると、
「オール電化で、だいたい1万円から1万5千円くらいですね。食洗器も1日3~4回まわして結構使ってますね。」
その金額に、思わず「すごい…」と声が漏れます。

 

そんなお話の中で、特に印象に残ったのがご主人のこの言葉でした。
「本当に、一年中生活が変わらないんです。暑くても寒くても家の中は快適だし、服装もずっと半袖短パンみたいな感じで。外に出るまで気温が分からないので、外に温度計を付けて中から見られるようにしてます(笑)」

実際に飾り棚に置かれた温湿度計を見ると、雨模様の屋外は気温23.8℃、湿度80%。一方で室内は25.9℃、湿度56%を保っていました。塗り壁や無垢材ならではの心地よさも相まって、梅雨時とは思えないほどさらりとした空気に包まれていました。

 

夏になれば暑さに備え、冬になれば寒さに備える。それが当たり前だと思っていた暮らしの感覚が、この住まいでは少し違うようです。
四季によって暮らし方を変えるのではなく、四季の移ろいを感じながらも、いつも変わらない心地よさの中で過ごすことができる。そのことこそが、Tさんご夫婦が何度も口にされた「快適」の正体なのかもしれません。

おうちが、いちばん楽しい遊び場

一年を通して心地よい空気が流れるTさんご家族のお住まい。そんな住まいで、どのようなお家時間を過ごされているのかお伺いしました。

 

「以前と比べると、本当に家にいる時間が増えましたね。」とご主人。
「夏は外に出ると暑いですし、家の中にいれば快適なので。子どものブランコもありますし、ずっと遊んでくれていますね。」
そう言われて視線を向けると、和室コーナーに設けられたブランコで楽しそうに遊ぶお子様の姿がありました。表し天井から吊るされたブランコが、小さな体の動きに合わせてゆったりと揺れています。
この場所にはブランコだけでなく、鉄棒として使える遊具も設置されているそうです。
「本当に、公園に行かなくても十分ですよね。」と小森が話すと、
「そうなんです。お友達が遊びに来ると、取り合いになるくらいで(笑)」
と、ご主人も笑顔で応えてくださいました。

 

お子様にとってこの住まいは、雨の日も暑い日も関係なく、思いきり遊べる特別な場所になっているようでした。

お子様のお気に入りとなっている和室スペースは、奥様にとっても大切な居場所になっているそうです。

 

「冬は和室の窓辺に座るのが好きなんです。ぽかぽかしていて。」
その言葉に、「確かによく座ってるよね。」とご主人も思わず笑顔に。
奥様がお気に入りだと教えてくださったのは、和室の窓際に設けられた窓台のスペースでした。
「いつもここに座って日向ぼっこしています。冬は日差しがしっかり入ってくるので本当に暖かくて。ちょうど腰掛けられる高さなのもいいんです。庭を眺められるのも気に入っています。」

 

窓の向こうに広がる四季折々の庭の景色を眺めながら、ゆったりと流れる時間を味わう。
何気ない場所かもしれませんが、暮らしの中にこうしたお気に入りの居場所があることが、日々の豊かさにつながっているように感じられました。

一方、ご主人のお気に入りはリビングのソファだそうです。

 

「僕はソファですね。座ってお酒を飲みながら過ごしています。少し窓を開ければ外の空気も感じられますし、ここからだと庭もよく見えるんです。」
さらに夜になると、また違った楽しみ方があるのだとか。
「夜は壁付けの照明だけをつけて過ごすこともありますね。」
その言葉に奥様も、
「そうそう。照明を落として、薄暗い中で過ごしてるよね。」
と笑顔で頷かれます。
ご夫婦がそれぞれ思い思いの場所でくつろぐ様子からは、お互いの時間を自然に尊重し合う心地よい関係性が伝わってきました。

 

「あと、デッキにもよく寝転がっていますね。見えるからやめてって妻によく言われますけど(笑)」
そう話すご主人の表情は、どこか少年のようです。
ブランコで遊ぶお子様、お庭を眺めながら日向ぼっこを楽しむ奥様、ソファやデッキで思い思いの時間を過ごすご主人。
Tさんご家族には、それぞれのお気に入りの場所がありました。

 

「快適」という言葉からは、温度や湿度の心地よさを思い浮かべがちです。しかしTさんご家族のお話を伺っていると、その言葉にはもう一つの意味が込められているように感じます。
家族が同じ空間にいながらも、それぞれが自分らしく過ごせること。そして帰りたくなる居場所が住まいの中にあること。
そんな豊かな時間の積み重ねこそが、ご主人が何度も口にされた「快適」の正体なのかもしれません。

庭を育てる。暮らしを育てる。

ご主人お気に入りの場所の一つであるウッドデッキ。その先には、ご家族の毎日を彩る庭が広がっています。

 

「新しく始められた趣味はありますか?」と小森が尋ねると、ご主人は迷うことなく笑顔で答えてくださいました。
「家庭菜園ですね。もう完全に趣味です(笑)。最近はだいぶ収穫できるようになってきて、トマトも実るようになりました。」
ご夫婦で野菜を育て、お子様も水やりや虫探しをしながら一緒に庭へ出ることがあるそうです。
そう話しながらご家族が目を向けた先には、恵みの雨を受け、生き生きと葉を揺らす野菜たちの姿がありました。

 

丁寧に手入れされた庭と、愛情を注がれて育つ野菜たち。その穏やかな風景は、家族で季節を楽しみ、日々の小さな変化を分かち合う、Tさんご家族らしい豊かな暮らしそのものを映し出しているようでした。

「家庭菜園に加えて、芝の手入れも楽しんでいますね。」とご主人。
以前のお住まいにも庭はあったそうですが、今はご家族の暮らしに合わせて、少しずつ庭を育てていく時間そのものが楽しみになっているといいます。

 

「今は自分たちの好きなようにできるし、娘が『お花を植えたい』って言って、プランターで育てたりもしています。芝も少しずつ育っていくし、木も年々大きくなっていく。その変化を見られるのが、本当に楽しいですね。」
そう語るご主人の表情からは、暮らしの中に新たな楽しみが生まれた喜びが伝わってきます。
さらに、お庭はお子様たちにとっても大切な遊び場になっているそうです。
「春や秋は、友達が遊びに来て芝の上を走り回っていますね。」
すると奥様が笑いながら、「よく転がってるよね(笑)」と一言。
「そうそう。築山をゴロゴロ転がって、芝まみれのまま友達が帰っていくんです(笑)」
ご夫婦の笑顔につられて、その場にも自然と笑いが広がります。

 

続けて奥様は、ウッドデッキのお気に入りの過ごし方も教えてくださいました。
「軒が深いので、雨の日でもあまり濡れないんです。二段になっているところは、段差を背もたれにして座れるので、子どももよく座っています。」
ご主人がのんびりと過ごし、お子様が腰掛け、家族みんなで庭を眺めるウッドデッキ。
季節の移ろいを感じながら、植物を育て、子どもたちが思いきり遊ぶ。Tさんご家族のお庭は、眺めるための空間ではなく、家族の時間を育むもう一つの「居場所」となっていました。

外では四季を、家では心地よさを。

庭では、野菜を育て、芝を手入れし、お子様は築山を転がって遊ぶ。
春には芽吹きを、夏には青々とした緑を、秋には心地よい風を感じながら、ご家族は四季の移ろいを暮らしの中で楽しまれていました。
一方、室内では季節によって過ごし方を変える必要はありません。
冬は暖房をほとんど使わずに暖かく、夏はエアコンをつけながらも快適な空気に包まれる。そして、ご主人が何度も話してくださったように、「一年中生活が変わらない」心地よさがあります。
Tさんご家族が何度も口にされた「快適」という言葉。その意味は、単なる住宅性能ではなく、四季を楽しみながら、自分たちらしい時間を重ねていける毎日そのものだったのかもしれません。

 

取材の日、空は朝から雨模様でした。
「せっかくTさんのお住まいを訪ねる日なのに、雨になってしまった。」
そんな思いを胸にお伺いしたインタビュアー一行でしたが、ご家族のお話を伺ううちに、その気持ちはいつしか消えていました。
恵みの雨に輝く庭の緑も、雨粒を受けて育つ家庭菜園も、軒下のデッキで過ごす穏やかな時間も、そして季節を問わず心地よく過ごせる室内も――そのすべてが、Tさんご家族の豊かな暮らしの一部だったからです。

 

お住まいをあとにする頃も、雨は静かに降り続いていました。
けれどその雨は、もう”残念な天気”ではありませんでした。
四季をありのままに受け入れ、その移ろいを楽しみながら暮らすことの豊かさを教えていただいた私たちは、晴れやかな気持ちで帰路についたのでした。

 

インタビュー日付 2026年6月20日(土)
インタビュー場所 岐阜県可児市
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ご家族構成 3人
シリーズ ナチュレエコ・ぜロ
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竣工年月 2025年3月