( Profile ) プロフィール
お住まいづくりでは、奥様が家づくりを考えられる以前からずっと憧れていたこだわりのキッチンと、開放感のある吹き抜け空間を大切に計画。住宅会社紹介窓口を通じてエムズアソシエイツと出会い、自由度の高い住まいづくりができることや、スタッフの誠実な対応が決め手となり、パートナーとして選んでくださいました。
完成したお住まいは、憧れのキッチンを中心に細部までデザインにこだわった空間に。意匠性だけでなく、夏も冬も快適に過ごせる性能面にもご満足いただいているそうです。
今回は、そんなGさんご家族のお家づくりの物語をご紹介します。
( Interview ) インタビュー

静かな街並みに映える、美しい箱の家
今回訪れたのは、一宮市内の静かな住宅街に佇むGさんのお住まい。
ヨーロッパ中部のライン川の景観になぞらえて名付けられた、日本ライン「木曽川」のほど近く。穏やかな空気が流れる街並みの一角に、Gさん邸は静かに佇んでいます。
視線を惹きつけるのは、まるで美術品のような存在感を放つ外観。無駄を削ぎ落としたスタイリッシュな“箱”のフォルムが、街並みの中でひときわ印象的です。
「こんにちは、エムズアソシエイツです」インタビュアーの大橋が、シルバーの輝きが美しい門柱のインターホンを押すと、「こんにちは!どうぞ〜」と奥様の明るい声。
期待に胸を膨らませながら、一行は扉の向こうに広がる住まいという名の“ギャラリー”へ足を踏み入れました。

“余白”の美しさが心地よい、玄関空間
重厚感のある扉を開けると、まず広がるのはゆとりある玄関土間。折り畳み自転車を置いてもなお余裕があり、使い勝手の良さと“余白”の美しさが心地よく共存する空間です。
足元にはラフな質感のモルタル、壁にはやわらかな表情のグレーの塗り壁。そして天井や床には、ぬくもりを感じる木の素材。それぞれ異なる質感が絶妙なバランスで調和し、空間に奥行きをもたらしています。
さらに印象的なのは、ホールの地窓やリビングへとつながる木製格子の扉からこぼれるやさしい光。光と影が織りなす陰影が、素材一つひとつの表情をより美しく際立たせ、まるで静かなギャラリーのような空気感を演出しています。
その深みのある空間に見入っていると、格子扉がそっと開き、「どうぞ~」とご主人がお出迎えしてくださいました。 心地よい期待感に包まれながら、一行はリビングへと足を進めました。

デザインも、快適さも。どちらも諦めない家づくり
和やかな笑顔で迎えてくださったGさんご夫妻。ご案内いただいたのは、北欧家具の巨匠、Hans J. Wegnerが手がけた名作「Yチェア」でした。 やわらかな木の質感と美しいフォルムに包まれながら、一行はさっそく、お家づくりのはじまりについてお話を伺います。
「家を建てようってなった時、まず何から始めたらいいか分からなくて…」
そう振り返りながら、ご主人が当時のことを穏やかに話してくださいました。
住宅会社の情報が集まる相談窓口を訪れたというGさんご夫妻。当時は、高気密高断熱という言葉もまだ馴染みがなく、「自分たちに合う会社を見つけたい」という想いで家づくりを進められていたそうです。
「たくさん見ても大変だからと、3社に絞って紹介してもらいました。快適な温熱環境で暮らせることと、自由度の高い工務店であることが条件でしたね」と奥様。
さらにご夫妻には、もう一つ譲れない憧れがありました。それが、開放感のある吹き抜け空間です。
「でも、1社目では“吹き抜けは寒いよ”と言われて、2社目では“できるけど全館空調の電気代が高い”と言われて…。そんな中、エムズさんだけが『吹き抜けもできますし、高気密高断熱だからエアコン1台でも快適に暮らせますよ』って言ってくれたんです。」
実際に訪れたモデルハウスでは、床下エアコン1台とは思えないほど、家中がやさしい暖かさに包まれていたそう。
「本当に暖かくて、すごく印象に残っていますね。」
デザインだけでなく、“毎日を心地よく過ごせること”。
その大切さを実感された瞬間でした。

そして、お住まいづくりの大きな軸となっていたのが、奥様が家づくりをされる以前からずっと憧れ続けていた「グラッド45」のキッチンでした。
全面をステンレスで包み込んだその佇まいは、まるで美術品のよう。やわらかく光を映し込むシルバーの質感と、無駄を削ぎ落とした洗練されたデザインに、長く心を惹かれていたそうです。
「このキッチンを絶対に採用したくて。それを叶えられることが、私たちの中では大前提でしたね」と奥様。
既製品を選ぶだけではなく、“本当に好きなもの”を住まいの中心に据えたい。
そんなご夫妻の強い想いに、エムズアソシエイツは丁寧に寄り添いました。
理想のデザインも、快適な暮らしも、どちらも妥協しない家づくり。
Gさんご夫妻にとってエムズアソシエイツは、その想いを安心して託せる存在だったといいます。

季節を問わず、心地よく暮らせる家
ずっと憧れていたデザインをかたちにしながら、快適性も妥協しない住まいを実現されたGさんご家族。以前のお住まいと比べて、暮らしはどのように変わったのでしょうか。
「前は築30年くらいの中古の一軒家で、夏は本当に暑くて、冬はすごく寒い家でした。」
そう振り返るご主人。
夏になると、西日が窓から容赦なく差し込み、2階へ向かう階段の途中から汗が噴き出すほどの暑さだったそうです。夜になっても熱気はなかなか抜けず、エアコンをつけても思うように涼しくならない——そんな毎日を過ごされていました。
一方、冬の寒さも過酷でした。
「もう外と同じような温度で、本当に寒かったですね。灯油ストーブをつけてもすぐになくなっちゃうし…全然暖かくならないので、脱衣所にもストーブを置いていました。」
特に、お子様がまだ小さかった頃は、その寒さがより大きな負担だったといいます。
お風呂に入る前に部屋を暖め、脱衣所を暖め、赤ちゃんの準備を整えて——。毎日の何気ない暮らしの裏側には、大変な苦労がありました。
そんな日々を経験されたからこそ、今のお住まいで感じる心地よさは、より特別なものになっています。
「今はもう、冬は暑いくらいだもんね。本当に快適です。」
そう笑い合うご夫妻。
「冬のお風呂上がりでも、子どもが裸のまま走り回って、そのまま遊んでるんです。前とは比べ物にならないくらい暖かいですね。」
「夏も、床下エアコン1台とサーキュレーターで、本当に涼しくて快適ですよ。夏は軒でほとんど日もはいってこないし。」
家全体をやさしく包み込むような快適な空気。 それは単なる“性能”という言葉だけでは語れない、暮らしそのものの安心感でした。
さらに驚いたのは、快適性だけではありません。 夏も冬も床下エアコンをつけっぱなしにしているにもかかわらず、以前より光熱費は大きく下がったそうです。
「前は電気代もガス代も灯油代もかかっていて…。寒いのに、お金ばかりかかる家でした。でも今は、本当に光熱費が安くて快適なんです。」
そう語るご夫妻の穏やかな笑顔が、この住まいで叶えた“本当の心地よさ”を物語っていました。

「一緒につくった」と感じられた時間
吹き抜けが印象的なGさん邸のリビング。その一角には、空間に圧倒的な開放感をもたらす、大きな木製サッシが設えられています。
やわらかな木の質感と、外へと視線が抜けていく伸びやかな景色。リビングの象徴ともいえるその窓には、ご夫妻にとって忘れられない思い出が詰まっていました。
「モデルハウスでこの木製サッシを見た時、『これいいじゃん!』って思ったんです。やっぱり開放感が全然違いますね。」そう語るご主人。
そして、そのサッシには、デザイン以上に心に残っている出来事があると話してくださいました。
「これをスタッフのみなさんと一緒に運んだのが、すごく印象に残っていて。」
当時のことを思い出しながら、ご主人が笑顔を浮かべます。
「朝から男性スタッフの方たちがゾロゾロ来て、『何が始まるんだろう?』と思ったら、このサッシをみんなで運び始めて(笑)。それで、自分も一緒に運びました。」
大きな木製サッシは、想像以上の重量だったそう。
「めちゃくちゃ重かったですね。8人くらいで持っても本当に重くて。でも、つけて良かったと思います。」
「“絶対落とすなよ!”、“車(搬入車)を傷つけてもいいから落とすな!”って言いながらね(笑)」と、奥様も当時を懐かしそうに振り返ります。
スタッフと一緒に汗をかきながら、一つの住まいをつくり上げていく時間。
それは、ただ“家を建ててもらう”のではなく、“一緒につくった”と感じられる、特別な体験だったそうです。
楽しそうに語ってくださるご主人の笑顔につられて、インタビュアーの大橋と小森にも自然と笑みがこぼれ、リビングには和やかな空気が流れていました。

好きとこだわりに、丁寧に寄り添って
「一緒につくったと言えば、担当の佐野さんのこともすごく印象に残っていますね。」そう話してくださった奥様。
ご夫妻の記憶には、家づくりの随所に、スタッフとの温かなやり取りが残っていました。
特に印象深かったのは、天井に使用するシナ合板の着色を決めていた時のこと。
木の表情をどう活かすか、どんな色味にするか——。細かな違いだからこそ、ご夫妻にとっては大切な選択でした。
「色でずっとずっと迷っていて、そのことを設計の佐野さんに相談したんです。そしたら、ある日現場に行ったら、外で佐野さんがサンプルを作ってくれていて。」
そこには、塗り方や拭き取り方を変えながら、何パターンも試作されたシナ合板が並んでいたそうです。
「“あ、外でやってくれてる!”ってびっくりしました。」
そう振り返る奥様の表情からは、当時の嬉しさが伝わってきます。
「あなたが、すごく悩んでたからね(笑)でも、実際に塗ってもらったから決められたよね。」とご主人。
「そう、それがあったから納得して決められました。大工さんも協力してくださって、一度天井に仮貼りして確認させてもらったりして。本当に丁寧に進めてもらえたのが印象的でした。」と奥様。
ご夫妻の“好き”や“こだわり”に真摯に向き合い、一緒に悩み、一緒に考える。
そんな積み重ねがあったからこそ、この住まいには、既製品では生まれない、唯一無二の温度が宿っています。
素材を選んだ時間も、みんなで笑いながら悩んだ瞬間も、今ではかけがえのない思い出のひとつ。
Gさん邸には、たくさんの人の想いと手仕事が、丁寧に積み重ねられていました。

好きな場所、家族それぞれの特等席
あたたかな記憶や想い出、そしてご夫妻のこだわりが丁寧に重なり合うGさん邸。
この住まいの中で、それぞれが“いちばん好きな場所”について伺いました。
「僕は、ソファーで足を伸ばしてテレビを見ている時間ですね。一番落ち着きます。気づいたら、そのまま昼寝しちゃうこともあります(笑)」とご主人。
リビングの主役ともいえるソファは、深みのあるグリーンが印象的。やわらかなグレーの塗り壁とのコントラストが美しく、空間に自然と溶け込みながらも、確かな存在感を放っています。
デザイン性だけでなく、家族が心からくつろげる居場所として、暮らしにやさしく寄り添っていました。

「奥様はいかがですか?」とインタビュアーの大橋が伺うと、奥様はふっと笑顔を浮かべながら答えてくださいました。
「私は、ソファーの逆側に頭を置いて寝るのが好きです(笑)。あとは猫と一緒に日向ぼっこしながらゴロゴロしている時間ですね。寝室もすごく落ち着くので、よく猫と一緒に昼寝しています。」
窓から差し込むやわらかな光。静かな時間の中で、猫のミソちゃんと寄り添いながら過ごすひとときは、何気ない日常でありながら、かけがえのない癒やしの時間になっているようです。
「ちなみに猫は、階段の下あたりがお気に入りみたいです。」
そう教えてくださった奥様の言葉に、一同の表情も自然と和みます。
さらに、「子どもは、自分の部屋が一番好きって言ってたね」とご主人。
この日はお隣のご実家へ遊びに行かれていたお子様も、この家の中に、自分だけのお気に入りの居場所を見つけているようでした。
家族それぞれに、自然と心が落ち着く“特等席”があること。
それは、美しいデザインだけでも、高い性能だけでも生まれないもの。
ご夫妻が大切にしてきた“好き”という感覚と、季節を問わず心地よく過ごせる快適な空間。そのどちらも丁寧に積み重ねたからこそ、この住まいには、ご家族らしい穏やかな時間が流れていました。

“好き”を楽しむ、アトリエのある暮らし
Gさん邸には、ご家族から「アトリエ」と呼ばれているお部屋があります。
そこは、奥様が創作活動を楽しむための、小さな秘密基地のような場所。
「今、アトリエはどのように使われているんですか?」インタビューに同行した吉澤がそう尋ねると、奥様が少し照れたように笑いながら答えてくださいました。
「実は最近、タフティングを始めたんです。機械も買って、いろいろ作っています。今は材料が溢れてて、お部屋は見せられないんですけど…ちょっと持ってきますね。」
ご厚意で見せていただいたのは、色とりどりのタフティング作品たち。
やわらかな質感と自由な色使いが並ぶ作品からは、奥様が夢中になって制作を楽しまれている様子が伝わってきます。
実はこのお部屋、もともとは“絵を描くための部屋”として計画された場所だったそう。
けれど、住み始めてから5年という月日が流れる中で、暮らしも、ご家族の好きなことも少しずつ変化していきました。
そして今、アトリエは、新しく出会った「好き」をのびのびと楽しめる、大切な居場所になっています。
暮らしは、時間とともに少しずつ変わっていくもの。だからこそ住まいには、その変化をやさしく受け止める“余白”が必要なのかもしれません。
ご家族の趣味や日常の変化を、おおらかに包み込みながら寄り添っていくこと。
Gさん邸には、そんな“暮らし続ける家”としての豊かさが、静かに息づいていました。

心地よさの中で育つ、美しい暮らし
ご夫妻が大切にしてきた、“好き”という感覚。
奥様が長く憧れていた美しいキッチンや、ご主人が惹かれた大きな木製サッシ。その一つひとつのこだわりが丁寧に重なり合い、Gさん邸ならではの景色をつくり上げています。
けれど、この住まいの魅力は、デザインの美しさだけではありません。
一緒に悩み、一緒につくり上げた家づくりの時間。
ソファでくつろぐ何気ないひとときや、猫と日向ぼっこをする穏やかな午後。季節を問わず心地よく過ごせる快適さの中で、ご家族の日常がゆっくりと積み重なっていきます。
そうした暮らしの記憶や感情が折り重なり、この住まいには、Gさんご家族だけの“美しさ”が静かに宿っていました。
そして、その美しさをやさしく受け止める、快適で心地よい「器」としての住まい。
それは、ただ整えられた空間ではなく、ご家族の人生とともに育っていく場所なのかもしれません。
Gさんご家族の、ここにしか存在しない、たった一つの美しい住まい。
そのあたたかな空気感の余韻を胸に、インタビュアー一行は、“ギャラリー”のようなお住まいを後にするのでした。
| インタビュー日付 | 2026年3月22日(日) |
|---|---|
| インタビュー場所 | 愛知県一宮市 |
| ご家族構成 | 3人(大人2人+お子様1人)+ネコちゃん |
| シリーズ | ナチュレエコ・アドバンス |
| 竣工年月 | 2021年3月 |
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