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緑とともに。家族を育む家

( Profile ) プロフィール

岐阜市にお住まいのHさんご家族。お子様の誕生をきっかけに、「家族がもっと心地よく、のびのび暮らせる場所をつくりたい」と家づくりを始められました。
ご夫婦が求めたのは、高気密・高断熱の快適さと、自然の恵みを上手に取り入れるパッシブな住まい。四季を通じて心地よく過ごせる空間の中で、子育ての時間も、何気ない日常も、よりやさしく豊かなものになっています。
今回は、そんなHさんご家族の住まいの物語をご紹介します。

( Interview ) インタビュー

春の風に迎えられて。

今回訪れたのは、岐阜のまちを見守るようにそびえる百々ヶ峰のふもと。

穏やかな空気が流れる住宅街を歩いていると、やわらかな春の気配をまとった風に、梅の花びらがふわりと舞いました。 その一角に、Hさんご家族のお住まいは、景色にやさしくなじむように静かに佇んでいます。

 

フリントグレー色のガルバリウムの外壁に、門柱や玄関まわりの木のぬくもりがやさしく映える外観。

アウトドアがお好きなご夫婦の愛車・ジムニーも相まって、どこか愛らしく、肩の力がふっと抜けるような雰囲気をまとっています。

 

玄関のインターホンを押すと、「こんにちは」と、ご主人が穏やかな笑顔でドアを開けてくださいました。その奥には、奥様とお子様たちのやわらかな気配。

この家で育まれている、あたたかな日常の空気が、玄関先ですでにそっと伝わってくるようでした。

好きがそっと息づく場所

ご夫婦に案内されてリビングへ足を踏み入れると、白を基調としたやわらかな空間の中に、鮮やかなオレンジ色が目を引くスタディーコーナーが現れました。

 

「この絵、素敵ですね」とインタビュアーの小森が声をかけると、「AKARIという和紙照明に使われている和紙の、ポスターなんです」とご主人。
すっきりと整えられた空間の中に、さりげなく飾られたその一枚が、この住まいに心地よい個性を添えています。
シンプルでありながら、細やかなこだわりが息づく室内に、ご夫婦らしい美意識がそっと感じられました。

 

これから始まるお話への期待が、自然とふくらんでいきます。

あたたかさを、子育ての味方に

まず伺ったのは、家づくりを考え始めたきっかけについて。
「やっぱり、子どもが生まれて『家がほしいな』と思ったのが一番最初ですね」とご主人が話してくださいました。
賃貸ではどうしてもまわりに気を遣う場面があり、暮らしの中に少しずつ窮屈さを感じるようになっていったそうです。

 

そんなご主人の言葉を受けて、奥様は、当時の冬の記憶を静かに振り返ってくださいました。
「一人目が生まれた時、実家に里帰りしていたんですが、古い家だったので、冬の夜間授乳が本当につらくて…。寒いから布団から出るのが大変だったんです」
そのご経験があったからこそ、「快適な家に住みたい」という想いは、ご夫婦にとって自然と揺るがないものになっていったのだそうです。

 

「だからこそ、高気密高断熱であることは第一条件でしたね」とご主人。

そして実際に暮らし始めた今、その心地よさをもっとも実感されているのが、まさに子育ての時間だといいます。

 

「今回、二人目も上の子と同じく冬生まれだったんですが、夜起きても、寒くないのですぐに布団から出られます。子育てがしやすい、本当にそれです。」と、生後まもないお子様をやさしく抱きながら話してくださった奥様。
「家が過ごしやすいから、子育ては一人目に比べたら本当にストレスがないです。 夜間も、昼間も、床に座って一緒にいても、冬だから冷たくて嫌だとかもないですし。一人目もここで育てたかったな、あたたかい家で過ごしたかったなって思いました」

 

その言葉には、住まいの快適さが、日々の大変さをそっと軽くしてくれることへの実感が、強くにじんでいました。

外に出たくなくなる、夏の心地よさ

「快適な住まいで過ごしたい」——そんなご夫婦の想いは、夏の暮らしの中でもしっかりと実感されているようでした。

 

「夏もみんなここ、リビングで過ごすんですけど、エアコン1台だけで家中快適で。もう家でずっと過ごしたいなと思いました。快適すぎて、外に出たくないくらいでしたね」と、ご主人は笑いながら素直なご実感を語ってくださいました。

 

さらに、「壁もダイアトーマスの塗り壁ですし、床も気持ちがいいんですよね」とご主人。
夏でも室内が“むわっ”としにくいことや、無垢の床のさらりとした肌ざわりも、日々の心地よさにつながっているそうです。冬だけでなく、夏にもきちんと感じられる快適さに、当初思い描いていた暮らしが叶っていることが伝わってきました。
そんなお話を伺ううちに、Hさんご家族の毎日は、自然とこのリビングを中心に広がっているのだろうと感じられます。

 

「ご家族の暮らし方としては、このリビングが中心なんですね。」
そう佐野が声をかけると、ご夫妻はうなずきながら、今度はお庭での過ごし方について話してくださいました。

木のぬくもりがつなぐ、家族の時間

「庭では、子どもとボールで遊んだり、ご飯を食べたりしますね。天気がいい日だと」とご主人。

さらに奥様は、「お庭に小さい机を出してご飯を食べたりしました」と、お子様用の可愛らしい机と椅子を見せてくださいました。
それは、この家づくりの際に出た床材の端材を使って、奥様のお父様が手づくりしてくださったもの。
「一部の材料はホームセンターで買ったんですけど、これ、この床材なんです」と話す奥様の言葉からも、ご家族の想いが丁寧に受け継がれていることが伝わってきます。

 

木のぬくもりと手仕事のやさしさが宿る、小さな机と椅子。そこには、この家ならではの、あたたかな家族の時間がそっと息づいていました。

母と子をやさしく包む、陽だまりの和室

奥様のお父様から贈られた小さな机と椅子のぬくもりに触れたあと、佐野が「奥様は、お気に入りの場所はありますか?」と尋ねました。
すると、奥様は少し微笑みながら、「私は和室ですかね」と答えてくださいました。

 

「今いちばん過ごす時間が多いっていうのもありますし、天井の感じとか、選んだ照明とかも好きで。そこから座って見る外の景色も好きなんです」と話すその表情からも、この場所への愛着がやさしく伝わってきます。
和室を照らしていたのは、スタディコーナーのポスターにも登場していた「AKARI」シリーズの、イサムノグチによる和紙照明。やわらかな灯りが、シナ合板の板張り天井にやさしく馴染み、4.5畳の空間を心地よく包み込んでいました。
今は、下のお子様と一緒にここで過ごすことが多いそうで、母と子の時間をやさしく受け止めてくれる場所になっているようです。

 

そんな中、お子様が「ママと一緒にね、ブロックでね、遊ぶの〜」と、うれしそうにひとこと。
南側の窓から差し込む陽だまりの中で遊ぶその姿に、この和室が、ご家族にとって大切な居場所になっていることが、そっとにじんでいました。

景色を切り取る、ご主人の特等席

奥様の和室に続いて、ご主人にもお気に入りの場所を伺うと、「自分は書斎ですかね。金華山が見えて、いい眺めなんです」と、少しうれしそうに教えてくださいました。

そこは、ご主人が静かに自分の時間を過ごすための、小さな特等席。窓の先には、岐阜のまちを見守るようにそびえる金華山の姿が、すっと視界に入ってきます。

「書斎から金華山がめちゃくちゃ綺麗に見えて、こっちからは百々ヶ峰が見えるので、いいなって思います」とご主人。

 

暮らしのすぐそばに、季節や時間によって表情を変える山の景色があること。その贅沢さが、何気ない日常を少し豊かにしてくれているようでした。

「1階からも見えますけど、2階からもばっちり見えているんですね。よかったです」と、佐野も思わず笑顔に。

 

窓の外に広がる借景も、この住まいの心地よさをつくる大切なひとつ。Hさんご家族が、この場所の緑や景色を大切にされている理由が、自然と伝わってくるようでした。

緑を育てながら、この家を楽しんでいく

金華山や百々ヶ峰を望む景色を楽しめるご主人の書斎のお話から、自然と話題は“緑”へと広がっていきました。

 

「私はもうちょっと木を植えたいんです」と奥様。
家づくり当初は植栽の計画もあったそうですが、最後に見送ったこともあり、「やっぱり1本ぐらい大きな木を置きたかったなって」と、少し名残惜しそうに話してくださいました。
窓の外に広がる山の景色を楽しめるこの住まいだからこそ、その手前にある庭の風景にも、もっと彩りを添えたくなるのかもしれません。
今はアオダモ、すもも、ヤマボウシを育てながら、「もうちょっと植物を増やして、お庭も楽しみたいですね」と奥様。
暮らしの中で少しずつ緑を育てていく、その過程もまた、この住まいの楽しみのひとつになっているようでした。

 

さらにお話は、家の中の観葉植物へ。
「大きい木がない代わりに、家の中に置こうと思って」と話す奥様の言葉からも、緑を身近に感じながら暮らしたいという想いが伝わってきます。
窓の外の借景も、室内に置かれた植物たちも、この家に流れるやわらかな空気の一部。
Hさんご家族は、そんな自然の気配を、暮らしの中で丁寧に育てていかれるのだろうと感じられました。

心地よさを、ちゃんと想像できたこと

四季の移ろいや自然の気配を、暮らしの中で心地よく感じられること。
そんな住まいへの想いを、Hさんご家族は家づくりの当初から大切にされていました。
では、その理想を託す相手として、なぜエムズアソシエイツを選ばれたのでしょうか。

 

その問いに、ご主人がまず挙げてくださったのは、「やっぱり、エムズカフェですかね」というひとことでした。
実際に家を建てたOB様のお話を聞けるエムズカフェでは、同じような悩みを抱えながら家づくりを進めたご家族の、リアルな声に触れることができたそうです。
「その時に参加されてたOBさんが数字とかも出しながら、すごく詳しく話してくださって。データでちゃんと分析していて、いろいろ聞けたのが印象に残っています」と奥様。
カタログや説明だけでは見えにくい“実際の暮らし”がそこにはあり、ご夫婦にとって大きな安心材料になっていったことが伝わってきました。

 

そしてもうひとつ、ご夫婦の中で確かな決め手となったのが、パッシブ設計の考え方でした。
「軒は出せるだけ出したほうがいい、という感じですね」と笑う奥様。
実際に暮らし始めてからは、「冬は本当にちゃんと日が入ってくるんだなって実感しました。夏はあまり入ってこないのに、冬になると日が入ってきたなって感じられるので、良かったですね」と、その心地よさを日々の中で感じていらっしゃるそうです。

 

誰かの体験談に背中を押され、住まいの考え方に納得し、そして暮らしの中でその心地よさを確かめていく——。
Hさんご家族がエムズアソシエイツとの家づくりを選ばれた背景には、“これからの毎日を、心地よく暮らしていきたい”という、まっすぐな想いがありました。


*エムズカフェの詳細はイベント情報にてご案内しております。 
▶▶▶エムズカフェについて見る

家族の毎日を、やさしく育てていく家

冬の夜に、すっと布団から出られること。
夏の日も、家族みんながリビングで快適に過ごせること。
Hさんご家族のお話を伺っていると、この住まいには、そんな何気ない日常の心地よさが、すでにしっかりと根づいていることが感じられました。

 

和室、書斎、リビング、そしてこれからさらに楽しみが広がっていくお庭。
ご家族それぞれにお気に入りの居場所がありながら、自然とひとつの暮らしの中につながっていることも、この住まいのやさしい魅力のひとつです。

 

「もうちょっと植物を増やして、お庭も楽しみたいですね」
そんな奥様のひとことからも、この家が“完成して終わり”ではなく、これからの時間の中で、少しずつ育っていく住まいであることが伝わってきました。
家族の時間も、住まいの景色も、少しずつ変わりながら深まっていく。
Hさんご家族のこれからの日々が、この心地よい住まいの中で、あたたかく積み重なっていくことが楽しみになる、そんなインタビューとなりました。

 

帰り際、インタビュアー一行が名残惜しく住まいを振り返ると、ご家族のやわらかな日常が、このお住まいのあちこちに静かに息づいているようでした。
四季の移ろいを感じながら、Hさんご家族の暮らしは、この住まいとともに、これからもやさしく深まっていくのだと感じました。

インタビュー日付 2025年2月28日(土)
インタビュー場所 岐阜県岐阜市
ご家族構成 4人(大人2人+お子様2人)
シリーズ ナチュレエコ・アドバンス
竣工年月 2025年2月

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