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内装の塗り壁、どれを選ぶべき?5種類+クロス比較とプロ推奨の壁材を紹介

「内装の塗り壁って、結局どっちがいいんだろう?」

「そもそもビニールクロスと比べて、本当に塗り壁にする価値はあるのかな?」

家づくりで壁材を選ぶとき、ビニールクロスが一般的とは知りつつも、「塗り壁ってどうなんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、何を基準に選ぶべきなのでしょうか。

結論からお伝えすると、私たちエムズアソシエイツでは、調湿・消臭効果に優れた「高性能な珪藻土」を採用しています。

「家族が健康で、一年中快適に過ごせる空気環境」を何よりも大切にしたいとお考えの方におすすめの壁材です。

この記事では、まず代表的な塗り壁の種類ごとの特徴を、ビニールクロスとも比較しながら詳しく解説します。

そして、ご自身の価値観に合った後悔しない選び方のポイントをお伝えした上で、特に健康や快適性を重視する方へ、私たちが「高性能な珪藻土」をおすすめする理由や、実際に暮らす方のリアルな声までご紹介します。

この記事でわかること
  • ビニールクロスと塗り壁のコストと性能の違い
  • 代表的な塗り壁の種類ごとの特徴とメリット・デメリット
  • あなたの価値観に合った、後悔しない塗り壁の選び方
  • 「珪藻土」を推奨する理由
  • 実際に塗り壁の家で暮らす方々のリアルな声

 

この記事を書いた人
松原 保嗣

【プロフィール】
岐阜市拠点の株式会社エムズアソシエイツ代表取締役。
20年以上、注文住宅の設計施工に携わり、高気密・高断熱住宅やパッシブデザインを取り入れた設計を通して、圧倒的な快適住空間を提供。
自社ブログや年間100回以上のセミナー登壇を通じ、延べ500名以上の施主の家づくりを支援し、施主啓発にも努める。
【保有資格】
日本エネルギーパス診断士、省エネ建築診断士、気密測定技能者、地盤インスペクター、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員

目次

塗り壁とビニールクロス、どちらを選ぶべき?5つの比較軸でメリット・デメリットを解説

塗り壁に興味を持った方がまず最初に知りたいのが、日本の住宅の内装で9割以上を占めるといわれるビニールクロスとの違いではないでしょうか。

ここでは、家づくりで特に重要となる5つのポイントに絞って、それぞれの違いを、メリット・デメリットを交えながら比べていきましょう。

【内装比較】塗り壁 vs ビニールクロス、まずは5つの違いをチェック

比較軸 塗り壁 ビニールクロス
費用 △ 初期費用は高い傾向。
しかし、部分補修ができる
◎ 初期費用は安い。
しかし、張替えは全面的に必要
デザイン性 ◎ 継ぎ目がなく、手仕事ならではの豊かな質感 ○ バリエーションは豊富だが、均一的な仕上がり
性能 ◎ 高い調湿・消臭効果 × 調湿性少・結露やカビのリスクあり
メンテナンス ○ ほこりが付きにくく、部分補修がしやすい ○ 拭き掃除は手軽。
しかし、経年劣化で剥がれることも
健康への影響 ◎ 自然素材で化学物質のリスクが低い △ ホルムアルデヒド・VOC(揮発性有機化合物)の懸念

ビニールクロスは、材料が手頃な価格で施工も比較的簡単なため、初期費用を抑えられるのが最大のメリットです。

色や柄のバリエーションも数千種類と非常に豊富で、拭き掃除がしやすいという手軽さも魅力でしょう。

一方の塗り壁は、職人の手仕事によって生まれる、既製品にはない温かみのある質感が何よりの魅力です。

ビニールクロスにはない高い調湿性や消臭効果で、室内の空気を一年中、まるで森の中にいるかのように快適に保ってくれます。

初期費用は高くなる傾向(例えば、漆喰や珪藻土はビニールクロスの2~5倍程度のコスト)にありますが、部分的な補修ができるため、長期的に見ればメンテナンスコストを抑えられる可能性も十分にあります。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、両者の最大の違いは、壁材そのものが持つ「性能」と「健康への影響」にあります。

健康と快適性を最優先するなら、私たちの答えは「塗り壁」です

私たちエムズアソシエイツでは、創業以来20年以上、内壁の仕上げはクロスを使わないノンクロス工法、つまり「自然素材の塗り壁」もしくは「木の板張り」を標準仕様としています。

なぜなら、塗り壁が持つ優れた調湿・消臭効果は、壁内部の結露を防ぎ、室内の空気質を高く保つ上で、絶大な効果を発揮するからです。

「ご家族の健康と、心から安らげる快適性」を何よりも大切にする。

それが、私たちの家づくりの根幹であり、こだわりです。

こうした私たちの家づくりへの考え方について、詳しくはこちらをご覧ください。

【代表5選】内装で使われる塗り壁の種類と特徴を比較|あなたの家に合うのはどれ?

ここからは、具体的な塗り壁の種類を見ていきましょう。

一口に「塗り壁」といっても、さまざまな種類があります。

今回は、現代の住宅でよく使われる代表的な塗り壁を5つ取り上げ、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

【漆喰(しっくい)】100年もつ耐久性と、格式高いデザイン性

漆喰は、消石灰(しょうせっかい)を主成分とする、古くからお城や蔵の壁に使われてきた伝統的な壁材です。

メリット
  • 耐久性・耐火性: 「100年もつ」といわれるほど耐久性が高く、建築基準法で不燃材料として認められています。
  • 防カビ性: 強アルカリ性のため、カビや菌の発生を抑制する効果が期待できます。
  • 意匠性: 滑らかで美しい白色が特徴で、上品で高級感のある空間を演出します。
デメリット
  • 費用: 職人の高い技術が必要で工期も長くなるため、費用は高くなる傾向があります。
  • ひび割れリスク: 乾燥や建物の動きによって、ひび割れ(クラック)が発生しやすい性質があります。
  • 調湿性能: 珪藻土と比較すると、調湿性能はやや劣ります。

格式高いデザイン性と100年持つともいわれるほどの耐久性は大きな魅力ですが、その分コストも高くなります。

ひび割れのリスクなども考慮すると、伝統的な本物の質感を求める、こだわりを持った方に適した壁材といえるでしょう。

漆喰の塗り壁について、より深く知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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【珪藻土(けいそうど)】優れた調湿・消臭性能で、快適な空気環境へ

珪藻土は、植物性プランクトンの化石からできた土を原料とする壁材です。

メリット
  • 調湿性能: 最大の特徴は、非常に高い調湿性能です。室内の湿度を快適な状態に保ち、結露やカビの発生を抑制します。
  • 消臭効果: 生活臭やペットの臭い、有害物質を吸着・分解し、空気をきれいに保ちます。
  • 耐火性: 七輪の原料にもなるほど火に強く、不燃材料として認定されています。
デメリット
  • 費用: 漆喰と同様に、材料費・施工費ともに高価な傾向にあります。
  • 品質の差: 固めるための「つなぎ材」に何を使っているかによって、性能や安全性に大きな差が生まれます。
  • 粉落ち: 表面を強くこすると、ポロポロと粉が落ちてくることがあります。

デザイン性よりも、室内の空気環境の快適さを最優先したい方にとって、珪藻土の優れた調湿・消臭性能は非常に魅力的です。

ただし、製品によって性能が大きく異なるため、つなぎ材に何が使われているかまで確認することが、ポイントになります。

珪藻土の塗り壁の性能や、漆喰とのより詳しい比較はこちらの記事で解説しています。

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【土壁(つちかべ)】素朴で温かい、心落ち着く和の空間を演出

土壁は、土を主原料に藁(わら)などを混ぜて作られる、日本の伝統的な壁材です。

メリット
  • 意匠性: 土の持つ素朴で温かみのある風合いが、心落ち着く和の空間を演出します。
  • 調湿性: 非常に高い調湿性能を持っています。
  • 断熱性: 壁自体に厚みがあるため、夏は涼しく冬は暖かい環境を作りやすいです。
デメリット
  • 費用・工期: 何度も塗り重ねて乾燥させるため、工期が長く費用も高額になります。
  • 職人不足: 高度な技術が必要なため、残念ながら施工できる職人が減少しています。
  • 表面の脆さ: 表面がポロポロと剥がれやすく、物に当たると欠けやすいという側面もあります。

コストや工期はかかりますが、土壁でしか出せない素朴で温かみのある空間は唯一無二の魅力です。

日本の伝統的な美意識や、自然との一体感を大切にしたいと考える方に最適な壁材です。

【プラスター】手頃な価格で施工しやすい、ヨーロッパ生まれの「西洋漆喰」

プラスターは、石膏(せっこう)を主成分とする壁材で、「西洋漆喰」とも呼ばれます。

メリット
  • コスト: 塗り壁材の中では比較的、手頃な価格です。
  • 施工性: 乾燥・硬化が速く、施工しやすいのが特徴です。
  • 仕上がり: 漆喰に似た、白く滑らかな美しい壁に仕上がります。
デメリット
  • 性能: 漆喰や珪藻土などの自然素材と比較すると、調湿性能はあまり期待できません。
  • 耐水性: 水に弱いため、主に内装用として使われます。

性能面では自然素材に劣るものの、塗り壁の中では比較的コストを抑えられます。

自然素材ならではの性能よりも、漆喰のようなフラットで美しい見た目を、手頃な価格で実現したいという場合に適しています。

【ジョリパット】デザイン性No.1!内外装で活躍する高耐久な現代の塗り壁

ジョリパットは、アクリル樹脂などを主成分とする、塗料メーカーが開発した塗り壁材です。

外部に使うのは問題ありませんが、内装に使う場合には注意が必要です。

メリット
  • デザイン性: 140色以上のカラーと100種類以上の仕上げパターンがあり、デザインの自由度が非常に高いです。
  • 耐久性: 耐久性が高く色褪せしにくいため、内外装に幅広く使われています。ひび割れにも強いのが特徴です。
  • メンテナンス性: 防水性があり、汚れが付着しにくいです。
デメリット
  • 性能: 樹脂で表面を固めるため、自然素材のような調湿性や消臭効果は期待できません。
  • 健康面: 化学樹脂製品であるため、自然素材にこだわりたい方には不向きです。

自然素材が持つ調湿性などの性能は期待できませんが、デザインの自由度やメンテナンスのしやすさは他の塗り壁材を圧倒します。

機能性よりも、とにかくデザインにこだわりたい、自分だけの個性的な空間をつくりたいという方に最適な選択肢です。

【目的別】後悔しない塗り壁の選び方|3つの優先度から最適な素材を見つける

ここまで代表的な塗り壁材の特徴を見てきましたが、「結局、我が家にはどれが一番合っているんだろう?」と、かえって迷ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。

壁材選びは、「どの素材が一番優れているか」という視点だけで選ぶと、後悔するかもしれません。

例えば、

  • 小さなお子さんがいて、汚すたびに神経質になりたくないご家庭
  • 共働きで、日々の掃除やメンテナンスは、できるだけ手軽に済ませたいご夫婦
  • 喘息やアレルギーの心配がなく、とにかくデザイン性を最優先したい方

このように、ご家族の暮らし方や価値観によって、壁材に求める優先順位は大きく変わるはずです。

まずはご自身の暮らしを振り返り、「これだけは譲れない」というポイントを考えてみましょう。

目的 最適な素材 主な理由
耐久性・デザイン性 樹脂系塗り壁
(ジョリパットなど)
高い耐久性と耐候性、豊富なデザインバリエーション。
外装向き。メンテナンスは比較的容易。
健康志向・快適性 自然素材系の塗り壁
(漆喰・珪藻土など)
高い調湿性・消臭性。
化学物質を含まず、アレルギー対策にも。
コスト・施工性 石膏系塗り壁
(プラスターなど)
材料費が手頃で施工しやすく、工期を短縮しやすい。
主に内装向け。

① 耐久性・デザイン性を最優先する方:「樹脂系塗り壁(ジョリパットなど)」

デザインの自由度やメンテナンスの手軽さを最優先するなら、樹脂系の塗り壁(ジョリパットなど)がおすすめです。

合成樹脂が主成分のため、耐候性や耐久性が高く、ひび割れにも比較的強いのが特徴です。

耐用年数は15年〜20年と長く、色褪せしにくいとされています。

カラーバリエーションや仕上げのパターンが非常に豊富で、洋風から和風までさまざまなデザインに対応できます。

② 家族の健康と、室内の快適性を大切にする方:「自然素材系の塗り壁」

ご家族の健康や、心地よい空気環境を何よりも大切にしたい方には、自然素材の塗り壁(漆喰・珪藻土・土壁など)が最適です。

化学物質を含まないため、アレルギーやシックハウス症候群が気になる方にも安心です。

これらの素材が持つ無数の小さな孔(あな)が、室内の湿度を調整する「調湿性」に優れており、結露やカビの発生を抑える効果が期待できます。

自然素材ならではの、心安らぐ温かみのある風合いも大きな魅力です。

③ 初期費用と施工のしやすさを重視する方:「石膏系塗り壁(プラスターなど)」

できるだけコストを抑えたい、工期を短縮したいという場合は、石膏系の塗り壁(プラスターなど)という方法もあります。

塗り壁材の中では材料費が比較的、手頃な価格で、乾燥が速く施工しやすいため、工事費用を抑えやすいのが特徴です。

表面が均一で滑らかに仕上がるため、塗装や壁紙の下地としても利用されます。

ただし、漆喰や珪藻土のような高い調湿効果はあまり期待できません。

【健康志向の方へ】エムズが自然素材の「珪藻土」を推奨する3つの理由とは?

私たちエムズアソシエイツの家づくりは、常に「ご家族の命と健康を守る」という想いが原点にあります。

そのために目指すのが、「心地よく快適な暮らし」の実現です。

この家づくりの考え方に基づき、塗り壁を評価する際には、私たちは以下の3つの基準を設けています。

  • 調湿性能
  • 消臭効果
  • 安全性
 

私たちが塗り壁選びで重視する3つの基準 | 調湿性能・消臭効果・安全性

まず、私たちが何よりも重視するのが「調湿性能」です。

これは、単にジメジメを防ぐだけでなく、結露やカビの発生、ウイルスの活性化まで抑える、暮らしの快適さと健康の土台となる性能だと考えているからです。

次に欠かせないのが「消臭効果」。

高気密化が進む現代の住宅では、生活臭がこもりやすくなります。

壁自体がペットや料理などのニオイを吸着・分解してくれる力は、きれいな空気環境を保つ上で非常に重要です。

そして最後に、「安全性」です。

「自然素材」と謳われていても、性能を補うために化学接着剤などが使われているケースは少なくありません。

ご家族が毎日、安心して暮らすためには、「つなぎ材」に至るまで、本当にピュアな素材であるかを見極める必要があります。

3つの基準から導く答えは「接着剤に頼らない珪藻土」

上記3つの基準(調湿・消臭・安全)を総合的に評価した結果、私たちは「珪藻土(ダイアトーマス)」を標準仕様としています。

珪藻土は、漆喰と比較しても特に調湿・消臭性能に優れています。

さらに、私たちが標準仕様で採用している珪藻土「ダイアトーマス」は、アメリカの厳しい食品医薬品局(FDA)の基準をクリアした、自然素材100%の安全な壁材です。

接着剤に頼らず、自然素材のつなぎ材を使用することで、珪藻土本来の性能を最大限に引き出した塗り壁

それが、私たちが考える最高の壁材です。

この基準や珪藻土の性能、エムズアソシエイツの独自技術について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

「内装が塗り壁の家って、実際どう?」暮らしが変わった、4つのリアルな感想

ここまで理論や性能について解説してきましたが、「実際に住んでいる人はどう感じているの?」というのが一番気になるところですよね。

ここでは、実際にエムズアソシエイツで家を建て、自然素材の塗り壁(ダイアトーマス)の家で暮らすお客様から寄せられた、リアルな声をご紹介します。

「部屋干しでも本当によく乾くので、助かります」

「2階ホールでの部屋干しは本当によく乾くので嫁ちゃんもタイミングが合わないときは、すぐに部屋干しを選択してます」

お客様ご自身も「住み始めた当初は、ダイアトーマスの効果なのか乾燥気味」と感じるほど、塗り壁が持つ湿度を調整する力が、この「部屋干しでもよく乾く」という実感につながっています。

珪藻土などの多孔質な塗り壁が室内の余分な湿気を吸収してくれるため、洗濯物が乾きやすくなるのです。

特に、共働きのご家庭など、部屋干しの機会が多い暮らしでは、嬉しいポイントといえるでしょう。

「焼肉をしても、翌朝にはニオイが残らない壁に感動しました」

「新築では匂い、傷、汚れが発生する行動はご法度でありますが、我が家では既に焼肉、お好み焼き、たこ焼きパーティーを自由自在に行なっております」 「実家で焼肉やらなんやらしたら、半月は油の匂い残りますよ(笑)ダイアトーマス恐るべし能力」

珪藻土の壁は、ニオイの原因物質を吸着し分解する効果があるため、焼肉やペットなどの生活臭が室内にこもりにくいのが特徴です。

24時間換気が基本の現代の住宅でも、壁自体が空気をきれいにしてくれるのは大きなメリットといえるでしょう。

「玄関に入った瞬間、寒くなくて空気がキレイ」

「夜帰宅しても玄関入った瞬間びっくりするほど寒くない。かといってムンッとしているわけではなく、空気がキレイなんです。ダイアトーマスや第一種換気システムのおかげなのでしょうか」

エムズアソシエイツの家は、高い気密・断熱性能で家全体の温度を保ちつつ、塗り壁と換気システムで常にきれいな空気を循環させています。

季節を問わず快適な室温と、澄んだ空気環境の両立は、お施主様からも特に喜びの声をいただくことが多いポイントです。

「家具を動かしたら壁が汚れてたけど、ウェットティッシュですぐに落ちました」

「しばらく置いてあった家具を移動させたら、壁が汚れていました。ウェットティッシュのようなものでささっと、拭けばだいたいの汚れはすぐに落ちます。」

塗り壁は水や油の染みには注意が必要ですが、日常的な手垢や軽い汚れは拭き取れることが多いです。

特に私たちが採用する珪藻土「ダイアトーマス」は表面強度があり、消しゴムで落ちる汚れもあります。

万が一ひどい汚れや傷がついても、部分的に上塗りして補修できるのも、全面張替えが基本のビニールクロスにはない大きなメリットです。

塗り壁の不安「ひび割れ(クラック)」は防げる?原因と対策を正直にお話しします

塗り壁を検討する上で、弱点とされるのが「ひび割れ(クラック)」です。

ほとんどのハウスメーカーが、塗り壁ではなくクロスを標準仕様にしているのには、このクラックのクレームを嫌うからです。

なぜ塗り壁はひび割れしやすい?避けられない2つの原因

塗り壁のひび割れには、大きく2つの原因があります。

  1. 塗り壁材の乾燥収縮
    材料が乾燥する過程で水分が蒸発し、体積がわずかに縮むことで表面に張力がかかり、ひびが入ることがあります。
  2. 建物の動き
    木造住宅は、構造材である木材が季節の湿度変化でわずかに伸縮したり、地震や交通振動で建物が揺れたりします。この動きに塗り壁が追従できずに、ひび割れが発生することがあります。

特に、窓やドアの角(開口部の隅)や、壁と天井の境目などは、力が集中しやすいため注意が必要です。

接着剤に頼らない!エムズのクラック対策と、下地処理へのこだわり

ひび割れ対策として、塗り壁材に合成樹脂の接着剤を混ぜて弾性を持たせる方法もありますが、これでは樹脂が珪藻土の無数の孔を塞いでしまい、本来の調湿性能を損なうリスクがあります。

また、せっかく自然素材を選んだのに、化学物質に頼った壁では意味がありません。

そこで私たちは、施工方法そのものを工夫することでひび割れを防いでいます

  • 素材選び: 接着剤に頼らなくても、素材自体に適度な粘りと弾性を持つ珪藻土「ダイアトーマス」を採用。
  • 下地処理の徹底
  • 大きな下地ボードの使用: 継ぎ目を極力減らすため、床から天井までの大きなサイズの石膏ボードを使用します。
  • 開口部の工夫: 最もひび割れしやすい窓や出入り口の四隅に下地ボードの継ぎ目が来ないよう、ボードを「コの字」にくり抜いて施工します。
  • 継ぎ目とコーナーの補強: ボードの継ぎ目にはパテ処理を2回行い、ファイバーテープで補強。入隅・出隅にも専用のコーナー材を入れて強度を高めます

こうした地道な工夫と、丁寧な手仕事の積み重ねによって、現在ではひび割れのリスクを大幅に低減できるようになりました。

まとめ:内装に珪藻土の塗り壁を。その心地よさを実際に体感してみよう!

流行や見た目だけで判断せず、暮らし方や価値観によって、「これだけは譲れない」という基準で選ぶことです。

私たちエムズアソシエイツは、家族の健康を守るための家であることへの妥協はいたしません。

もし「家族の健康と、快適な空気環境」を何よりも大切にしたいとお考えなら、「珪藻土」がおすすめです。

塗り壁の種類 特徴
漆喰(しっくい) 格式高いデザインと、100年持つともいわれる耐久性
珪藻土(けいそうど) 優れた調湿・消臭効果で、空気環境を快適に
土壁(つちかべ) 心落ち着く、素朴で温かい和の空間を演出
プラスター 手頃な価格で実現する、美しい西洋漆喰風の壁
ジョリパット 圧倒的なデザイン性と、内外装に使える高い耐久性
  • ビニールクロスとの最大の違いは「性能」と「健康への影響」
  • 後悔しないコツは、暮らしの「優先順位」を決めること
  • 健康・快適性重視なら答えは「高性能な珪藻土」
  • ひび割れは、素材選びと丁寧な施工で対策できる
 

もし、この記事を通して塗り壁、特に「珪藻土」の持つ可能性を感じていただけたなら、ぜひ一度、その空気感を私たちのモデルハウスで直接体感してみてください。

私たちエムズアソシエイツは、岐阜の地で「住む人の健康」を第一に、自然素材にこだわった家づくりを続けています。

写真や言葉では伝えきれない、思わず深呼吸したくなるような本物の塗り壁の心地よさを、ぜひご自身の五感で確かめにいらしてください。

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