
HEAT20が新常識?ZEHとここまで違う「本質的な断熱」を事例&データで解説

投稿日:2025.03.14 最終更新日:2025.03.28

「HEAT20って、ZEHよりすごいの?」
「高断熱住宅は本当に暖かいの?光熱費はどれだけ安くなる?」
「HEAT20」という断熱基準には、G1・G2・G3の3段階があります。
最高性能はG3ですが、実際どれくらい暖かいのか、コストはどの程度かかるのか、ZEH(ゼッチ)との違いは何なのか――
これらの疑問をまとめて解決するのがこの記事の目的です。
さらに、夏の猛暑と冬の底冷えが厳しい岐阜という地域特性に合わせて、「HEAT20 G3」がいかに有効か、お客様の事例も交えてご紹介します。
「数字だけではピンとこない…」という方も、具体的なイメージをつかんでいただけるはずです。
- HEAT20って何? G1、G2、G3の違いは?
- HEAT20は、ZEHと比べてどう違うの?
- 岐阜の気候で、HEAT20 G3の家は本当に快適なの?
- HEAT20 G3にすると、暖房費はどれくらい削減できる?
- 断熱性能を上げると、コストはどれくらい高くなる

ZEH住宅は本当にエコ?知られざる光熱費ゼロの仕組みと本当のデメリットを解説
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松原 保嗣
プロフィール:
岐阜市拠点の株式会社エムズアソシエイツ代表取締役。20年以上、注文住宅の設計施工に携わり、高気密・高断熱住宅やパッシブデザインを取り入れた設計を通して、圧倒的な快適住空間を提供。自社ブログや年間100回以上のセミナー登壇を通じ、延べ500名以上の施主の家づくりを支援し、施主啓発にも努める。
保有資格:
日本エネルギーパス診断士、省エネ建築診断士、気密測定技能者、地盤インスペクター、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員
目次
HEAT20とは?最高グレードG3の性能と地域別の目安
G1・G2・G3の数字の意味
「HEAT20」とは、省エネルギー性と快適性を高めた住宅を目指すために設定された民間の断熱性能基準です。
正式名称は、「20年後を見据えた日本の高断熱住宅研究会」と少し長い名称です。
民間団体である研究会が目安として定めたグレードとしてG1<G2<G3の3段階があり、数字が大きいほど断熱性能が上がります。
- G1:国の断熱等性能等級5相当 (暖房負荷をある程度削減できるが、さらに高い快適性を目指すならG2以上が望ましい)
- G2:等級6相当(省エネ基準比で暖房負荷を50~60%ほど削減できるイメージ)
- G3:等級7相当(さらに上を行く最高水準で、暖房負荷を最大80%も減らせる事例あり)
たとえば岐阜などの「6地域(温暖地)」において、G3の目安はUA値0.26W/㎡K以下と、従来の省エネ基準やZEH基準よりも格段に厳しい数値です。
断熱等級で言えば、断熱等級7(最高等級)を取得できるレベルです。
初心者の方だと「G1のほうが数字が小さいから上位なのかな?」と思うかもしれませんが、実はG3こそが最上位の高断熱基準だと理解しておきましょう。

断熱性能等級はこう変わる!義務化によるこれからの地域別基準と性能アップの秘訣を解説
「断熱性能等級」という言葉、最近よく耳にするけど、実際どういうものかよくわからない…という方も多いのではないでしょうか。 新築を計画中の方や、今の住まいをより快適にしたい方にとって、断熱性能は見逃せないポイントです。 特に2025年以降は、断熱性能等級4以上が義務化される流れで、住宅の省エネ基準
最高性能のG3:具体的にどんな環境?
では、G3レベルの家は実際にどれくらい暖かいのでしょうか。
目安としては、
- 冬でも最低室温が15℃を下回りにくい
- 部屋間の温度差が少ないため、ヒートショックのリスクが大幅に低減
- 室温が安定するので、暖房や冷房の使用を最低限に抑えやすい
例えば「HEAT20 G3」の家では、省エネ基準(断熱等級4前後)と比べ、最大で暖房負荷が80%近く減る事例も報告されています。
これにより光熱費も大幅に節約でき、冬の厳しい時期にも部屋全体がムラなく暖かいため、家族みんなが快適に過ごせるのが大きな魅力です。
全国の地域区分ごとのHEAT20グレード別UA値の目安
HEAT20の基準は、建物の断熱性能を示す「UA値(外皮平均熱貫流率)」をもとにしており、日本全国を1~8の地域区分に分けて、それぞれで必要となる断熱性能(G1・G2・G3)を設定しています。
UA値は数値が小さいほど高断熱を意味します。
【HEAT20グレード別UA値(W/㎡・K)の目安一覧(地域区分別)】
地域区分 | H28年省エネ基準 | ZEH基準 | HEAT20 G1 | HEAT20 G2 | HEAT20 G3 |
---|---|---|---|---|---|
1地域(北海道:旭川市、釧路市、帯広市など) | 0.46 | 0.4 | 0.34 | 0.28 | 0.20 |
2地域(北海道:札幌市、函館市、室蘭市など) | 0.46 | 0.4 | 0.34 | 0.28 | 0.20 |
3地域(青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、長野県の一部地域) | 0.56 | 0.5 | 0.38 | 0.28 | 0.20 |
4地域(宮城県、秋田県、新潟県、山梨県、長野県、岐阜県の一部地域) | 0.75 | 0.6 | 0.46 | 0.34 | 0.23 |
5地域(関東、中部、近畿、中国、四国、九州の大部分) | 0.87 | 0.6 | 0.48 | 0.34 | 0.23 |
6・7地域(九州南部、沖縄県の一部地域) | 0.87 | 0.6 | 0.56 | 0.46 | 0.26 |
地域区分は国の省エネ基準(1~8地域)に基づいており、同じ「6地域」でも平野部・山沿いで気象条件が変わる場合があります。
本表の数値は参考例であり、HEAT20公式パンフレット・研究会資料などで細かい補足がされることがあります。実際には計算条件(窓の仕様や日射取得の考慮など)によって変動する点にご注意ください。
この表から、HEAT20のG1、G2、G3は、H28年省エネ基準やZEH基準よりも優れた断熱性能を持っていることがわかります。
特に、HEAT20 G3は最も低いUA値を示しており、断熱性能としては最高の基準です。(断熱等級7と同じ数値)
岐阜県内の地域区分ごとのHEAT20グレード別UA値の目安
岐阜県内でも地域の気候条件に応じてUA値の基準が異なります。
【HEAT20グレード別UA値(W/㎡・K)の目安一覧(岐阜県内地域区分別)】
地域区分 | 該当市町村 | HEAT20 G1 |
HEAT20 G2 |
HEAT20 G3 |
---|---|---|---|---|
3地域 | 飛騨市、郡上市(旧高鷲村に限る)、下呂市(旧小坂町、旧馬瀬村に限る)、白川村 | 0.38 | 0.28 | 0.20 |
4地域 | 高山市、中津川市(旧長野県木曽郡山口村、旧坂下町、旧川上村、旧加子母村、旧付知町、旧福岡町、旧蛭川村に限る)、本巣市(旧根尾村に限る)、郡上市(旧八幡町、旧大和町、旧白鳥町、旧明宝村、旧和良村に限る)、下呂市(旧萩原町、旧下呂町、旧金山町に限る)、東白川村 | 0.46 | 0.34 | 0.23 |
5地域 | 大垣市(旧上石津町に限る)、中津川市(旧中津川市に限る)、美濃市、瑞浪市、恵那市、郡上市(旧美並村に限る)、土岐市、関ケ原町、坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町、御嵩町 | 0.48 | 0.34 | 0.23 |
6地域 | 岐阜市、大垣市(旧大垣市、旧墨俣町に限る)、多治見市、関市、羽島市、美濃加茂市、各務原市、可児市、山県市、瑞穂市、本巣市(旧本巣町、旧真正町、旧糸貫町に限る)、海津市、岐南町、笠松町、養老町、垂井町、神戸町、輪之内町、安八町、揖斐川町、大野町、池田町、北方町 | 0.56 | 0.46 | 0.26 |
この表を見ると、同じ岐阜県内でも地域区分により目安となるUA値が異なることが理解できます。
たとえば、標高が高く寒冷なエリア(3地域)ではG3のUA値が約0.26W/㎡K以下となり、より高い断熱性能が求められます。
一方、平野部中心の6地域ではG1の目安が約0.56〜0.60W/㎡K前後となり、温暖環境に合わせた設計となります。
また、同じ6地域には東京や関東なども含まれていますが、東京と比べると、岐阜市の最高気温と最低気温の差が10℃近くになり同じ地域区分においても、その差は歴然です。
そのため、自分の住むエリアの気温データをきちんと把握したうえで、住宅性能をフォーカスすることが重要になります。
温熱の地域区分表だけで、安易に性能値を決めるのではなく、やはり同じ地域区分内でも、自分の住むエリアのデータを把握して理想的な住宅性能を目指すべきです。
本質的な省エネ住宅はHEAT20?ZEHとの違いを整理
「HEAT20」と「ZEH」は、単にUA値の違いだけではありません。
そこには、省エネ住宅を考えるうえで、そもそも本質的な違いがあるのです。
なぜ躯体性能が最優先?設備頼りのZEHとの考え方の差
「ZEH(ゼッチ)」は、太陽光発電などの創エネ設備を搭載して年間のエネルギー収支をプラスマイナスゼロに近づける家、というイメージが近いかもしれません。
たしかにZEH基準でも、ある程度の断熱性能は求められますが、断熱レベル自体はUA値0.6前後(6地域の場合)と、HEAT20のG3(約0.26)と比較するとかなり緩やかです。
一方で、HEAT20 G3は「まず家の躯体性能(断熱・気密性能)を高めて省エネにする」という発想に重きを置きます。
高価な設備を入れなくても“魔法瓶”のように熱を逃がさない住宅をつくれれば、冷暖房にかかるエネルギーを最小限に抑えられるからです。
- 設備頼り:将来の故障・更新リスク、メンテナンスコストがかさむ
- 躯体性能重視:建物自体が長持ちし、ずっと省エネ効果を享受
もちろん太陽光パネルを乗せればさらにエネルギー自給率が高まりますが、本質的なエコ住宅とは「まず断熱性能がしっかりしている家」だと覚えておくとよいでしょう。

ZEH住宅は本当にエコ?知られざる光熱費ゼロの仕組みと本当のデメリットを解説
「家づくりで光熱費を抑えたい!」 「補助金や太陽光発電、ZEH制度をうまく活用したい」 新築やリフォームを考える多くの方が、こんな疑問や期待を抱いているのではないでしょうか。 近年、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)という言葉がすっかり定着し、「電気代を実質ゼロに」「補助金でお得に建てら
国の断熱等級6・7とも合わせて見たHEAT20の位置づけ
2022年に国が新設した「断熱等級6」「断熱等級7」は、まさにHEAT20のG2やG3に近い性能水準です。
今後2025年以降には新築住宅への省エネ基準適合が義務化され、2030年にはZEH水準が一つのゴールになるとも言われています。
- 等級6 ≒ G2相当
- 等級7 ≒ G3相当
つまり、国も高断熱住宅を推し進め始めており、将来的には“G2相当以上が当たり前”の時代が来る可能性が高いです。
HEAT20 G3はその最先端をいく基準なので、「どうせ家を建てるなら、長期的視点で最高水準を検討してみる」のは十分ありだと言えます。

断熱性能等級はこう変わる!義務化によるこれからの地域別基準と性能アップの秘訣を解説
「断熱性能等級」という言葉、最近よく耳にするけど、実際どういうものかよくわからない…という方も多いのではないでしょうか。 新築を計画中の方や、今の住まいをより快適にしたい方にとって、断熱性能は見逃せないポイントです。 特に2025年以降は、断熱性能等級4以上が義務化される流れで、住宅の省エネ基準
高性能を追求すると費用&施工難易度はどうなる?
コストアップは避けられないが、長期的なリターンが大きい
高断熱住宅、とくにHEAT20 G3クラスを目指すと、ある程度コストアップは避けられません。
具体的には、
- 厚手の断熱材や外壁側への付加断熱
- 高性能樹脂サッシ(Low-Eガラス+アルゴンガス封入など)
- 隙間ゼロを目指す気密施工(全棟気密測定を行うなど)
- 現場管理や熟練職人の手間
これらに伴う材料費・施工費が増えるため、一般的な住宅よりも初期費用は上がりがちです。
しかし、気密施工と断熱強化には、想像するほどのコストアップはありません。
おそらく、UA値0.6からUA値0.46にするコストは、約60万~100万程度です。
長期的に見れば、その先に得られるリターンは大きく、コストの回収は20年程度、さらにプライスレスとして「毎日の快適さ」が手に入ります。
- 暖房負荷を最大80%近く抑えられる(※) → 毎月の光熱費削減
- 家全体がほぼ同じ室温になり、ヒートショックや結露のリスク大幅減
- アレルギーやぜんそくなど、健康面に良い影響が期待できる
- 毎日の快適さ、暑い寒いからのストレスからの解放(プライスレスな部分です)
投資した分を光熱費の削減や長期的な健康メリットで回収できる可能性は十分にあります。
平成28年基準からの暖房負荷削減率 | 1・2地域 | 3地域 | 4地域 | 5地域 | 6~7地域 |
---|---|---|---|---|---|
G1 | 約20%削減 | 約30%削減 | 約35%削減 | 約45%削減 | 約40%削減 |
G2 | 約35%削減 | 約40%削減 | 約50%削減 | 約60%削減 | 約55%削減 |
G3 | 約55%削減 | 約60%削減 | 約70%削減 | 約80%削減 | 約75%削減 |
出典:住宅シナリオと外皮性能水準(一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)
さらに、断熱をしっかりしておけば将来のリフォームも最小限で済むため、結果的にトータルコストを抑えることにもつながります。
施工難易度が高くなる:対応できる業者は限られる
高性能住宅の施工は、次のようなポイントで難易度が格段に上がります。
- 断熱と気密の両立
厚い断熱材を使っても、配管まわりや窓まわりがすき間だらけでは効果半減。隅々まで気密を確保する精密作業が欠かせません。 - 気密測定と手直し
気密測定でC値を確認し、目標値に達していなければ漏れ箇所を塞ぎ直します。地道な修正作業が必要です。 - 職人の熟練度
断熱材の扱いから隠れた部分の処理、湿気対策に至るまで、高い施工技術と知識が求められます。業者ごとに精度に大きな差が出る領域です。 - 結露・湿気対策
気密が高まるほど湿度がこもりやすいため、夏型結露や壁内の湿気排出計画にも注意が必要です。
こうした技術や管理を正確にこなせる会社が限られるため、「本当にG3水準の性能が出せるか」は施工体制に大きく左右されます。
エムズの事例:性能と費用から見る“コスパのよさ”
エムズアソシエイツでは、こうした難しさを熟知し、全棟の気密測定と徹底した施工管理で高性能住宅を実現しています。
実例として、エムズアソシエイツの施工実績データ(UA値・C値の平均値)をご紹介します。
- 過去50棟平均実績値 UA値=0.335 実測C値=0.245
- 過去150棟平均実績値 UA値=0.339 実測C値=0.323
いずれも全て実際にお引き渡しした物件の統計です。
断熱性能を示すUA値が「0.3台」というのは、一般的な省エネ基準から見ると格段に優れた数値で、G2~G3レベルに相当します。
また、以下は実際の温度測定のデータですが、真冬の2月で外気温が2-3℃でも、エアコンなしの自然エネルギー(太陽光)のみで、23℃を記録しています。
例えば寒い真冬の日。
外気温が5℃、真南に向けた大きな窓を設置したパッシブ設計が可能なお住まいでは、無暖房でも日中は20℃を超える室内温度を確保できています。
延床30~35坪でも、「床下エアコン1台だけで冬も夏も快適」という施主様の声が多く、初期コストは多少かかるものの、“大手ハウスメーカーより割安”だと感じる方は少なくありません。
エムズアソシエイツでは、総額2,500~3,500万円程度の事例が中心です。
自然素材(無垢床や塗り壁)+高気密高断熱施工+外構費用+長期保証といった内容が「すべて含まれての金額」なので、同等性能を大手メーカーで求めるとさらに費用が増えるケースがほとんどです。
結果として「他社で一度諦めかけた高性能仕様を、エムズさんなら予算内で叶えられた」というお客様が圧倒的に多いです。
岐阜の猛暑&底冷えで実証!HEAT20 G2/G3住宅の快適さ
岐阜県は全国有数の猛暑(夏は日中40℃近く)と、冬の底冷え(朝方には氷点下)を両方経験する厳しい地域です。
岐阜を中心とした高気密高断熱の注文住宅を手掛ける「エムズアソシエイツ」の過去の施工実績は、いずれも「HEAT20 G2~G3レベルのみ」(断熱等級6~7)と、高い断熱性能を誇ります。
これは、一般的な省エネ基準を大幅に上回る数値であり、岐阜の厳しい気候条件下でも、一年を通して快適な室温を保てることを意味します。
そこで高断熱・高気密住宅が本当に効果を発揮するのか、エムズアソシエイツの施主様の声を見てみましょう。
実際のお施主様の声
冬の快適さに関する声
「家族は今年の冬も半袖半ズボンで過ごしています!」
快適なリビング |施主様ブログ|株式会社エムズアソシエイツ
- 家族構成:6人家族(大人3人+子供3人)
- 建坪:約36坪
- 第3種換気
- 床下エアコンなし
- オール電化
- UA値=0.38、実測C値=0.28
半年間住んでみた結論としては、高気密・高断熱を採用して毎月1万円以上の電気代が節約できたのかなと思います。30年たてば30年×12か月×1万円=360万円
I様 | 施主様ブログ
外は−9℃くらいまでなったり、土も凍みる中津川で、20℃設定のエアコン1台なんて、ほんとに凄いんですよ!
(パッシブハウスの光熱費について|施主様ブログ|株式会社エムズアソシエイツ))
アパート時代と新築の光熱費の差額です。 こちらにプラスして毎月約8000円ほどの太陽光発電の売電量も入ってきます
月 2021年(アパート)(円) 2022年(エムズハウス)(円) 差(円) 1月 25,902(電気+ガス) 22,403(オール電化) 3,499 2月 22,063 18,112 3,951 3月 18,796 14,517 4,279 4月 15,676 11,681 3,995 5月 16,563 10,376 6,187 冬の日差しはリビングの奥まで、むしろリビング全体にきっちりと行き渡っています! 改めて驚き!!
太陽さえあれば、エアコン要らずのむしろ日陰を探してしまうエムズハウスです!笑
この冬の暖房器具の稼働状況|施主様ブログ
お昼下がりのエムズハウス〜パッシブ設計〜|施主様ブログ
夏の快適さに関する声
「我が家はエアコンを使わず2台の扇風機で過ごしています。今年は一度もつけていません!!」
初めての夏 |施主様ブログ|株式会社エムズアソシエイツ
エムズアソシエイツ(以下、エムズさん)に建てていただいた家の中にいると、ついつい暑いことを忘れてしまって玄関ドアを開けると「ああっつーい!」とびっくりしてしまいます。
外出中の室温コントロール |施主様ブログ|株式会社エムズアソシエイツ
住んでみて一番驚いたのは、本当に夏も快適だったことです。冬に無暖房でも暖かい空間は体感済みのエムズさんの「ナチュレ・エコ」シリーズ。
夏はどうなのか不安がありましたが、快適さは想像以上でした。
塗り壁や日射遮蔽の工夫・深夜電力だけを利用した床下エアコンは、朝エアコンを切っても夜まで快適に過ごせます。設計力と施工の品質が素晴らしいと思いました。
夏のコンセプトハウス|施工実績|株式会社エムズアソシエイツ
気密測定(C値)や実際の室温データを公表しているため、数字で性能を確かめられるのも安心材料です。
実際のUA値、Cの値は、すべて施工実績からご確認いただけます。
床下暖房や基礎断熱:岐阜ならではの効果
エムズアソシエイツでは「打ち込み式基礎断熱」を採用し、床下そのものを高断熱空間にしているのが特徴です。
これにより床冷えを防ぎ、夏は地中温度を活かして室内を涼しく保ちやすくなります。
- 床下暖房(冬):基礎コンクリートに蓄熱させて、朝まで室温を保つ
- 床下冷房(夏):夜間電力を使い、床下で冷やした空気を日中に少しずつ放出し、猛暑対策
岐阜のように夏は蒸し暑く、冬は放射冷却でグッと冷える地域ほど、こうした高気密高断熱+基礎断熱+床下空調の組み合わせが威力を発揮します。
実際に「夏の暑さを忘れる快適さ」「冬の朝でも15℃以上」「寒い冬の朝でも起きるのが楽」「風邪を全くひかなくなった」という施主さんの声が寄せられており、岐阜の地域特性にぴったりの工法だと言えます。

独自技術を公開!高断熱住宅の断熱工法選びとエムズアソシエイツの6つのこだわり
住宅の断熱性能を高めることは、快適な住環境を実現し、光熱費を削減する上で非常に重要です。「断熱」と一言で言っても、その工法は様々です。 中でも主要なのが、壁の中に断熱材を充填する「充填断熱」と、建物の外側から断熱材を張り付ける「外張り断熱」です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらが優
まとめ:本当に快適な家づくりは躯体性能重視で
HEAT20 G3基準は、建物そのものの断熱・気密性能を徹底的に高めることで、冬は無理なく暖かく、夏はエアコン効率を上げ、長く省エネ効果が続く「本質的にエコ」な住宅を実現します。
大掛かりな設備に頼らず、躯体性能を先に底上げすることで、将来のメンテナンスリスクも低減できるのが大きなメリットです。
- G3=一段上の快適性と省エネ効果:
太陽光などの装備がなくても、断熱・気密だけで格段に冷暖房費を抑えられるのがHEAT20 G3。ヒートショック対策や結露予防にも有効です。 - 施工難易度が高いからこそ、業者選びが重要:
厚い断熱層・気密処理・結露防止など、熟練の施工技術が求められます。どの会社でもG3相当を達成できるわけではない点に注意してください。 - 長期的なライフサイクルコストを抑えやすい:
性能を高めた家のほうが設備メンテナンスに追われにくく、将来にわたって安定した省エネ効果が続きます。
数値だけでなく、住まいの本当の快適性や維持費まで考えて家づくりを進めることが、後悔しない「高性能住宅」の第一歩です。
弊社では、建物本体の断熱性能を最優先に考え、全棟で気密測定を実施するなど、徹底した施工管理を行っています。
岐阜のような猛暑と底冷えが厳しい地域でも、本当に暖かく、省エネで暮らせる住宅を一緒に実現しませんか。
エムズアソシエイツでは、建物本体の断熱性能を最優先に考え、全棟で気密測定を実施するなど、徹底した施工管理を行っています。
「G3が気になるけれど、本当にそんなに暖かいのか?」「コストが高すぎるのでは?」と迷う方は、実際にモデルハウス(岐阜市芋島)や完成見学会で、高断熱・高気密+自然素材仕様の家づくりを体感できます。
数字や資料だけでは分かりにくい空気感、床の肌ざわりなどをぜひ確かめてください。
高気密・高断熱を、全身で感じる体験を。ようこそ、エムズのモデルハウスへ
また、高性能住宅を検討している方、HEAT20 G3レベルの家づくりに興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
エムズアソシエイツでは、岐阜の気候特性に合わせた最適なプランニングと、数値で証明する確かな施工をお約束します。
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