
投稿日:2022.02.23 最終更新日:2025.03.04
一体打ち基礎が標準です(^^♪
こんにちは。佐野です。
先日実家に帰る用事があり、帰りに通った米原・関ケ原あたりがすごい雪でした。
高速道路のセンターラインが見えないくらい雪があって除雪は常にしていましたが全然追い付いてなくて。。。
関ケ原に住んでるスタッフ野田さんも大変だなぁと実感しました。
さて今日は一体打ち基礎のお話です。
今はほとんどの会社で木造建築の基礎はベタ基礎と言われる基礎が採用されています。
床下も立上りもすべてコンクリートで作っているのがベタ基礎です。
エムズではこのベタ基礎を「一体打ち基礎」で作っています。
床のコンクリートを先に作り、後から立上りのコンクリートを作るのが一般的ですが、「一体打ち基礎」は床と立上りを一体成型によりつくる工法で、下記のメリットがあります。
床と立上りに継ぎ目がないので、
①白アリの侵入リスクがなくなります
②降雨時、水害時に基礎内に水が浸入するリスクがなくなります
③床下の気密性能が格段に向上します
良い事ばかりですね!と言いたい所ですが、とても手間がかかる事とコストがかかる事がデメリットとして挙げられます。
ただエムズではメリットの方がはるかに大きく、快適で長持ちするお住まいにとっては必ず必要なものと考えています。
液体の状態の生コンクリートを流し込むと普通は型枠の隙間から生コンが抜けて行ってしまいますので、丁寧に施工する必要があります。
鉄筋コンクリートは1立方メートル当たり2.3tの重さがあります。
この立上りの壁も1m当たり150㎏ほどの重さがありますので、型枠も強固なものでないと倒れてしまいます。
15㎝の厚みで高さも40㎝ちょっとなので、軽そうに見えるんですがめちゃくちゃ重たいんです。。。
一体打ち基礎の難しさは内側の型枠が宙に浮いた状態になる所です。それを支えるのにコストと手間がかかっているのです。
写真の下の方に移っている金物で型枠を支えています。
型枠の生コンの中に空気が入ると気泡が出来てスカスカのコンクリートになってしまうので、空気を抜いて密実なコンクリートにする必要があります。
昨日コンクリート工事に立ち会った所、一般的にはバイブレーターという機械で振動をさせて空気を抜くのですが一体打ち基礎の場合は振動を与えると型枠の下からコンクリートが抜けやすくなるので、長ドリルを使って空気抜きをされていました。
これも手間のかかる作業です。
ちなみにコンクリートを流し込むことを「コンクリートを打つ」とか「コンクリート打設」とかいう言葉で表現するのですが、機械がなかった時代は型枠を木づちでたたいたり、竹の棒で上から突いたりして施工していましたので、「打つ」という表現になったそうです。
私も最初に就職した会社がコンクリート打ち放しの建物を専門にやっている会社だったので、毎週のように社員がかり出されて型枠を木づちでたたいてコンクリートを打っていました。今はほとんど機械でやっているようですので、コンクリートを本当に打っていたのは私の世代で最後でしょうね。
現在では3Dプリンターを使ったコンクリート打設の研究もされていてその内現場でのこんな風景もなくなっていくんでしょうね。
それはそれで手作り感がなくなり寂しいですけどね。。。
先回のブログでもご紹介しましたが進行中の物件の現場写真を施工事例ページでご紹介しています。
ぜひご覧ください。ちょうど一体打ち基礎をやっている状況です。
施工事例ページはこちらです。
―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—―
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