( Profile ) プロフィール
そんな時、お二人は岐阜の工務店の情報が集まる相談窓口を訪れ、そこでエムズアソシエイツの存在を知り、モデルハウスの見学や完成見学会に参加する中で、「ここなら、自分たちの理想の家が実現できる」と確信されたそうです。
その確信は、やがて現実に。現在は、こだわりのつまったお住まいで、快適な暮らしを楽しまれているMさんご家族。お住まいの中には、ご家族それぞれの“好き”を大切にする時間が、丁寧に紡がれています。今回は、そんなMさんご家族の家づくりエピソードをご紹介します。
( Interview ) インタビュー

「ブログの世界がそのままに」ユーモアとぬくもりあふれる暮らし
今回私たちが訪ねたのは、瑞穂市内ののどかな田園風景の中に建つ、Mさんのお住まい。
周囲の景色に調和しつつも存在感のある、鮮やかな青色のガルバリウム外壁に、白い塗り壁がアクセントとして効いたモダンな外観が印象的です。
その玄関ドアを開けると、Mさんご夫婦が笑顔で出迎えてくださいました。

さっそくお住まいの中に入ると、玄関には可愛らしいタイルの写真立てと、あたたかみのあるイラストが飾られていました。どこかほっとするような、Mさんご家族らしい優しい雰囲気が漂っています。
実はMさん邸のご建築中、ご主人が更新されていた『施主様ブログ』を、拝見することをひそかな楽しみとしていた愛読者、インタビュアーの吉澤。そのユーモアあふれる内容に、何度もクスッとさせられてきました。
そして今回、ブログで見ていた通り、暮らしの中に“お気に入り”の小物たちが自然に取り入れられている様子を実際に目の当たりにし、これからどんなエピソードが聞けるのか、期待がいっそう高まり、心が躍りました。

惹かれた理由を逆検索!? ご夫妻が導き出した答え
ご夫婦ともに、これまで縁もゆかりもなかったという岐阜で、お住まいづくりをスタートされたMさんご夫婦。
家を建てようと思い立ち、さっそくいくつかの工務店をまわってみたものの、どこも今ひとつピンとこなかったといいます。
そこで訪れたのが、岐阜県内のハウスメーカーや工務店の情報が集まる相談窓口でした。それが、エムズアソシエイツとの出会いにつながったそうです。
「相談窓口で話を聞いたときに、エムズさんの“パッシブ設計”という言葉に魅力を感じて。それで“いいなあ”と思ったんです。実際にモデルハウスを見に行かせてもらったら、“すごく素敵だなあ”って思いました。」
高気密・高断熱への強いこだわりや、パッシブ設計という考え方。そして、快適な住まいをつくるために真摯に向き合う姿勢や、細部まで妥協しない施工方法――。Mさんご夫婦は、そうしたお住まいづくりへの徹底されたこだわりに共感し、エムズアソシエイツに強く惹かれたといいます。それでも、その後もいくつかの工務店をまわられたとのこと。それにはちょっと変わった理由があったそうです。

「気持ちが先に行きすぎちゃって(笑)“もう決めていいのかな”って不安で、いろんなところを見に行った覚えがあります。」
つまり、“他の工務店を探す”というよりは、“自分たちの決断が正しいのかを確かめる”ための行動だったようです。
「結局、エムズさんに惹かれているポイントを整理してみたんです。パッシブ設計、高気密・高断熱、デザイン性…それを抽出して、逆にその条件で検索してみたら、やっぱりエムズさんが出てきて。」
その後、同様に高性能住宅を手がける工務店をいくつか見学された上で、最終的にエムズアソシエイツでのお住まいづくりを決断されました。
「見比べて、やっぱり“エムズさんだな”って。『ここまで探しても出てこないなら、もう他にはないよね』って確信して、“じゃあ、もう決めよう”ってことになりました。」

“逆検索”の条件、実際はーーー
“逆検索”でたどり着き、エムズアソシエイツでのお住まいづくりを決断されたMさんご夫婦。
その際にご自身たちがお住まいづくりの条件として掲げていたのは、「パッシブ設計」「高気密・高断熱」「デザイン性」の3つでした。
では、実際に暮らし始めてみて、それらはどうだったのでしょうか。
「前のアパートの時は、冬とか特に寒くてこたつにずーっと入っていた覚えがあるんですけど、ここに来てからはずっとこたつは使ってないです。なんか、ここら辺(LDKの窓)でわざとカーテン開けて日を取り入れたりとかしてここの近くに座っていたりとかしてますね。」そう語ってくださったMさん。
インタビューに伺ったのは、5月上旬のこと。
当日はあいにくの雨模様でしたが、室内は無垢材と塗り壁がもつ調湿効果で快適な空間でした。実際、エアコンのいらない気候の季節はどのように過ごされているのか、お話をうかがってみました。
「花粉が入らない今の時期だったりとか、夏あけて空気が乾いてきたぐらいの時はいい風を入れながら過ごせるなって思ってます。ほんとにあの玄関の窓を開け放ってここ(LDK)の掃き出し窓を開け放つとすーっといい風が抜けるんで、そこはすごくいいなって感じながら過ごしてます。」
ご自身が期待していた住宅性能にもしっかり満足されている様子で、太陽の光だけでなく、風の流れも上手に取り入れて過ごす「パッシブ設計」の心地よさを、日々実感されているようでした。

さらに、青と白を基調としたモダンなカラーリングの外観も、ご夫婦のこだわりのひとつだったそうです。
「住まいづくりのテーマカラーがあったんですよ。ネイビーと木と白っていう。」と、笑顔でお話しくださったご主人。
そのこだわりは見事に形となり、性能とデザインのバランスがちょうどよく取れたお住まいが完成。
まさにその“ちょうど良さ”が、エムズアソシエイツに惹かれた理由のひとつだったといいます。

生活感すら愛おしくなる。やわらかな光に包まれたナチュラルな家
お住まいの中に入ると、Mさんご家族のお住まいづくりのもう一つのテーマカラーである“白”の塗り壁と、無垢材との美しいコントラストが目に飛び込んできます。やわらかな光を受けて、ナチュラルで落ち着いた雰囲気が空間全体に広がっていました。
「私はナチュラルな全体の雰囲気がすごく好みで。生活感が多少あってもすごく馴染むし、うちは物とかが結構多いんですけど、その辺にぶあっと置いちゃってるんですけど(笑)それでもなんかそんなに悪目立ちしないっていうか。生活感に合ったナチュラル感がすごく好きです。」
そう笑いながら話してくれた奥様。自然体でいられる空間だからこそ、少しの散らかりも“暮らしの景色”として溶け込んでしまう。そのバランス感覚が、このお住まいの魅力なのかもしれません。
肩の力を抜いて、身も心もほどけるような居心地の良さ。Mさんご家族がこのお住まいで日々を楽しんでいらっしゃる様子が、ひしひしと伝わってきました。

“好きを大切にする時間”
ご主人・奥様それぞれが、ご自身の趣味の時間を大切にされているというMさんご夫婦。
中でも、スキップフロアの畳コーナーは、お二人にとって“趣味を楽しむ場所”のひとつなのだそうです。
「妻なんかは、割とあそこ座ってるんですけど編み物したり刺繍したりとか。気密性がいいから(ギターの音は)そんなに気になっていない気がして、中は結構響きますけどたまに弾きます(笑)外にはそんな漏れていないんじゃないかなあと。外行って確認したんですけどそーんなに響かなかったですよ。」
高気密・高断熱のお住まいだからこそ実現した遮音性が、ご主人のギター演奏にも安心感を与え、それぞれが趣味の時間を快適に楽しめる空間に。
Mさんご家族のお住まいは、性能だけでなく“暮らしそのもの”の豊かさを実感できる場所となっていました。

ご夫婦それぞれの趣味が共存する居場所
趣味の舞台は、素敵なスキップフロアの畳コーナーだけではありません。
2階にお邪魔すると、洋室の奥にふわりと揺れるのれんが。やわらかく仕切られたその先には、ご夫婦こだわりの空間が広がっていました。
「お気に入りの場所は、けっこう神経を注いでつくりました。」と誇らしげに語るご主人。
そうインタビュー中に語られたその一室は、施主様ブログで拝見して以来、ずっと実際に見てみたいと思っていた“あの部屋”。
のれんをくぐると現れたのは、ご夫婦の“好き”がぎゅっと詰まった、まるで秘密基地のような趣味部屋でした。
有孔ボードには、奥様の推し活グッズがずらりと並び、その充実ぶりに思わず笑顔に。ここで過ごされている至福の時間が、目に浮かぶようです。
一方、反対側の壁にはギターハンガーと大きなアンプ。ご主人のこだわりが感じられる、お気に入りのギターが堂々と存在感を放っていました。
おおきな夢がぎゅっと詰まった、わずか2.5帖の趣味部屋。そこには、ご夫婦が心からお家時間を楽しんでいる様子が、ひと目で伝わる空間がありました。

心がほどける庭の時間。季節のうつろいを暮らしの中に
シマトネリコが植えられ、ウッドデッキが設けられたお庭では、どのように過ごされているのか──その過ごし方についてもお話をうかがいました。
「もともとアウトドアが好きで、割とこの時期になると庭でバーベキューやったりしましたね。」
こちらはMさんの施主様ブログに実際に記載されていたこのエピソード。吉澤がひそかに拝読していたそのエピソードを、リアルな声として聞くことができ、少し嬉しい気持ちになりました。
「春夏はアウトドアなことも庭でできるっていうことと、家庭菜園もやるんですけどそれもできるようになったっていうのは、結構大きいかなあって思います。あとはウッドデッキでたまに朝ご飯を食べたりとかやってました。過去形になっちゃったんですけど(笑)今年はやってないっていうことです(笑)あとスモークもしたりしましたね。」
アウトドア好きの吉澤にとって、お庭のある暮らしを存分に楽しむMさんご家族の様子は、とても魅力的に映りました。
自然と寄り添いながら、季節ごとの楽しみを見つけて過ごすその姿に、心から憧れを感じずにはいられませんでした。

最後に
好きなものを大切にしながら、自然体で日々を楽しむ暮らし。
Mさんご家族のお話をうかがう中で、「お住まいづくりとは、間取りやデザインを決めることだけではなく、“どんなふうに暮らしたいか”を考えることなのだ」と痛感しました。
自分たちで選び抜いたテーマカラーをもとに作り上げた住まいには、ご家族それぞれの“好き”を大切にする時間が、ゆったりと流れています。
ご夫婦のこだわり、そして穏やかな日常が丁寧に重ねられたこのお住まいには、これから新しい暮らしを検討されている皆様にとって、たくさんのヒントが散りばめられているように実感しました。


