気密シートの施工が大事です。
こんにちは。佐野です。
エムズのモデルハウス・事務所の庭の落ち葉拾いもあとモミジだけになりつつあります。
あともう少しですね。
さて今日は気密シートのお話です。
エムズでは断熱材は高性能グラスウールを使っているのですが、袋入りのものはいっさい使いません。
袋入りの物は袋の部分が気密シートで出来ているので、柱と間柱の間につめれば断熱と気密工事が完成すると思われがち(実際にそのように施工している工務店さんや大工さんが多い!)ですが、実際は袋入りのものできちんと気密をとろうと思うととてもやりづらく手間がかかります。
また、袋に入っているので、袋の隅の方は断熱材が広がりにくく欠損になるケースも多いようです。
(ふとんが断熱材として、ふとんカバーにふとんを入れた時にうまく隅の方が伸ばせない経験は皆さんあると思いますがそのイメージです)
エムズで使っているのは裸のグラスウールです。裸のグラスウールは確実に壁の中に隙間なく詰め込む事が出来ます。
この状態で気密シートを内側に張るのが気密も確実にとれる方法になります。
こちらがリニューアルした気密シートです。シートが半透明になりました。(性能も少し上がったようです)
デュポンVCLスマートという商品名です。
こちらは以前使っていた気密シートで白色でしたが、新しいタイプは半透明の為下地が透けて見えるので、シートをタッカー留め(ホチキスの針みたいなもの)する時や胴縁を釘で留めるのに下地が目で確認出来るので大工さんも嬉しいのではと思います。
気密シートというくらいなので空気は通さないシートなのですが、湿気は季節によって通す性能(可変透湿性能)を持ち合わせているのもこのシートの優れている所です。
冬は空気だけでなく、湿気も通さなくなります。そして夏は湿気を通すようになりますので、一年を通して断熱材は乾いている状態を維持できるようになっています。
最近では夏に壁の中が結露する夏型結露が問題化してきており、夏型結露対策にもこの可変透湿性能のある気密シートの施工は必須になります。
ちなみに現場発泡のウレタン吹付断熱材の場合はいまだに防湿シートの施工が省略されているケースが多いようですが、まったくの誤解です。
現場発泡ウレタン断熱材(住宅用で広く普及している100倍~120倍発泡のもの)も湿気を通す性能がありますので、夏は湿気を室内側に開放する必要があります。
左が冬の状態で、右が夏の状態です。
何でこんな風になるかよく分かりませんがとにかくすごいシートです。
このシートを隙間なく張り、ジョイントや末端部分を丁寧にテープで処理する事で高い気密を確保しています。
家が完成すると見えなくなり手直しも出来ない部分もありますので、これからも丁寧な工事と適切な素材選定をしていきたいと思います。
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