高気密高断熱の設計で大切なこと
皆さん おはようございます。松原です。
暖かくなりそうで、なかなか寒いですね・・・・
最近は、大きな不正問題が一面記事を飾っておりますね~
総務省の接待
大村知事のリコール署名の不正問題
最近の製薬会社の小林化工の業務停止問題、さかのぼればフォルクスワーゲンから始まった
車業界の試験不正問題 などなど・・・・・
組織が大きくなればなるほど、不正が蔓延し易くなるのではないかと考えてしまいます。
「正しくないことをその場で正していく習慣」ってとっても大切ですね。
不正を行っているご本人たちは、恐らくですがそれほど悪気はないというか、
習慣化したものだと「正しいか正しくないか」すら疑問に思わなくなりますよね。
言われた通り業務をこなしている?んでしょうか??
ミスや失敗はあっても、わかっていて不正を行うこと、またそれを習慣化すること
だけは避けていきたいですね。
そうならぬよう、常に自分自身・会社全体に気を配って毎日を過ごしていきたいと思います。
さてさて、本日は設計について少々・
タイトルにもありますが、
「高気密高断熱」
のキーワードでお住まいを設計していく際に、どうしても性能重視に
偏る場合があるかと思います。
数値競争とでも言いましょうか、
■ UA値が少しでもよくなるように・・・・
■ 気密性能が少しでもよくなるように・・・・
ここばかりに注意を払って設計をしていくと、落とし穴が潜んでます。
一番手っ取り早く、UA値やC値をよく(小さく)しようと思えば、
窓を小さく、またなるべく少なく設計する事です。
(実際に、性能重視ハウスメーカーさんの一部はこの考えが多少なりともあるようです)
これから暖かくなり、皆さんが待ち望んでいる
春
がやってきます。
春=暖かい=外が快適=家の性能なんてどうでもいい季節
という図式が成り立ちます。
秋についてもそうですね。
高気密高断熱を売りにしているエムズの代表者が言うのも何なんですが
実は、高気密高断熱は一年のうち半分くらいしか価値がないんです!
春や秋は、大きな窓を開け放ち、外の新鮮空気を取り込んで
または、外の庭やデッキとつながりながら
はたまた、もう外で食事しちゃおうよ!
なんて状況で、高気密高断熱なんか必要ありませ~~んっ!笑
モデルハウスではそれを実証するかのような大きな窓
実際に、春や秋は窓を全開にしておくととっても気持ちよく過ごせます。
夜でも外に出たくなるような庭の環境があると、夏の夕涼みや
夏の夜の気温が下がった時間帯にデッキで寝転がると、
至福のひとときを味わえます。
以上写真は、施工事例より
だから、高気密高断熱の設計をする際には、
春と秋の過ごし方、暮らし方も考えながら設計をしていかないと
一年の半分は「楽しい暮らし」ができなくなってしまいます。
夏の猛暑時には、涼しく快適に過ごせ
冬の激寒時期には、きちんと暖かく過ごせることができ
春や秋の陽気のよい季節には、ソトとつながる楽しい暮らしができる
そんな設計ができると、一年中我が家を堪能することができ、
また、住み始めてから本当に「よかった~わぁ~」
と自然と言葉に出てくるようになります。
これからお住まいづくりを
お考えの方々にお伝えしておきます!
くれぐれも、
数値競争に流されず
お住まいを建ててからの
「楽しく快適な暮らし」
をじっくりと考えてください。
夏と冬
高気密高断熱=快適
という図式が当てはまりますが、
春や秋は
高気密高断熱≠快適
気密断熱なんて必要ありません。外のほうが快適ですから。
車も同じですよね。
「燃費性能」だけを追い求めたら プリウス に行きつきます。
でも、
「楽しい家族との移動時間」を追い求めると、間違いなく違う車が欲しくなりますよね。
お住まいも同じく、
皆さんが本当に欲しいのは、本当に求めているものは
「性能の高い」住宅ではなく
「家族との毎日を、楽しく健康に・そして快適に過ごすことができる」
住宅です。
性能のことをいろいろ調べていくと、
性能の数値重視に陥りやすくなることがありますので
皆様も十分にご注意ください。
(実際松原もそういった時期がありました 苦笑)
最後に。
住まイイ教室②の最後にいつもお伝えしていること。
お施主様は、家の設計ではなく「暮らし」の設計をしてください。
間取りの設計は、「理想の暮らし方」や「それぞれの暮らしのパターン」
いわゆる「暮らし方」がわかれば、あとはプロである設計者が構成していきます。
そのほうが、絶対的に効率的によい間取り設計ができます。
くれぐれも、自分で間取りなど考えないように・・・・採用されませんから。
(楽しみの一環として間取りをお考えになることはよいと思います)
唯一、プロの設計者で設計(デザイン)できないこと。
それは、そのご家族のそれぞれの「理想の暮らし方」です。
だから、ここを皆さんは一所懸命に考えてほしいと思います。
その後は、プロ(設計者)に任せてください。
そして、出てきたものに違和感があれば、そこを都度修正していく
その繰り返しで、理想的にお住まいに近づいていきます。
お互い、よきパートナーとしてプロジェクトを進めていくには、分業が必要です。
お施主様= 暮らしのデザインをする
設計者 = それを汲み取りながら間取りに落とし込み、それらをデザイン(設計・構成)していく
これが良い住宅設計をするうえで欠かせないことだと思います。
―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—―
断熱気密リフォーム・リノベーションもお任せください。
施工範囲 → 車で一時間圏内 / 岐阜県岐阜市 各務原市 大垣市 羽島市 羽島郡岐南町 笠松 関市 美濃加茂市 可児市 多治見市 美濃市 不破郡垂井町(一部) 養老(一部) 本巣市 山県市 海津市 / 愛知県名古屋市(西区 北区 千種区 東区 中川区) 一宮市 北名古屋市 小牧市 稲沢市 春日井市 岩倉市 江南市 丹羽郡 犬山市 清須市 津島市 あま市
▲▲エムズの今までのスタッフブログもぜひチェックお願いします♪