高気密高断熱の効果 と 植栽の魅力
おはようございます。松原です。
寒波は一旦緩んだんでしょうか。数日前ほど寒くはないですね。
エムズの2Fオフィスは、いまだに無暖房です。
一度もエアコンはいれてません。(パソコンの熱量が多少影響はあるかと・・・)
今朝も早朝、まだ誰も出勤していない状態での室内温度が
21.9度
まるっとひと晩、人がいない状態、電気もついていない状態、もちろんエアコンもなし。
朝は、放射冷却の影響で、一番冷え込みますが、そんな時間帯でも
20℃を余裕で超えております。
ただ、1Fの打合せルームやイベントルームは、2Fより2℃くらい低くなります。
玄関の土間と仕切りがないことや、あたたかい空気は上昇して上にいくので
比較的1Fは、2階以上より温度は1~2℃くらい低くなります。
これが高気密高断熱の実力です!
ただ、ご注意いただきたいのは、高気密高断熱の性能を推し量る数値として
Q値 C値
というものがよく使われます。
Q値 C値 → 詳しくはこちら
・・・が、Q値(断熱性)に関しては、あくまでも設計上の理論的な数値で、
実際の完成した建物の性能が、設計通りできているかは保証されるものでは
ないことにご注意ください。
ここが難しいのですが、設計上はQ値が低くても(低いほうがよい)
施工がそのとおりできていないと、言い換えれば丁寧に断熱工事をしていない
となると、Q値がよいのになんだか寒いし暑い! という現象を引き起こします。
ここだけは、実際に建ったお住まいを体験してからでないと何とも実証が
できません。
もしくは、現場に常駐して、断熱が隙間なく設計通りの厚みのものが
丁寧に施工されているか?を見張っていないといけません。
一般のお施主様にそんなことは無理ですよね。
ということは、Q値はあくまでも、計算上の机上の数値であり、
施工精度によって大きく左右されるというのが現実です。
C値(気密性)に関しては、さらに施工精度が重要になります。
C値は逆に、設計上の数値ではなく、実測でしか表せない数値です。
現場で、気密工事が完成した時点、または完全に完成した
建物に、専門の検査機器を持ち込み実測をおこないます。
昨日のブログでも、当社の佐野が気密検査をしてきた記事をアップしております。
(写真は、当社の設計チーフの亀山です)
このように、専用の機材を持ち込み、建物の隙間がどれくらい
あるのかを現場で実測しないとわからない数値ですが、
この検査は義務付けられておりませんので、検査をしないのに
C値=○○というのは、信憑性にかけますね。
厳密に言えば、建物の形や大きさが違えば、当然のように
C値も変わるのが普通です。
中には、当社のC値=0.5だ!と言い張ったりする営業マンが
いると噂で聞いたこともありますが、モデルハウスなどで計測した
数値を公言しているかもしれませんが、あくまで各現場毎に
実測するまでは証明できない数値だということにご注意!
では、Q値やC値はいくつを基準として考えるのがよいのか?
ということが分からないと判断ができませんよね。
個人的には、岐阜で考えた場合は
(岐阜は温暖地とされていますが、全国で見ても温度差が多い過酷な地域です)
Q値=1.9以下 C値=1.0未満 を目標に考えていただけると
よいと思います。
Q値=1.9 は、高山(寒冷地)で次世代省エネ基準がクリアできるレベル。
C値=0.1未満になれば、超高気密と呼ばれ、世界的に見ても決して低くないレベル。
これらを満たせば、エアコンにそれほど頼らなくても、冬も夏も快適に
暮らせます。
ちなみに、エムズ仕様の数値は、
Q値=1.0~1.9 (シリーズやコストにより選べます)
C値=0.4~0.5 (直近の実測値の平均的な数値)
こうなれば、もはや吹き抜けやリビング階段をつくっても
エアコンがきかない、エアコン代がめっちゃ高い!
等のトラブルは一切ありません。
当社のお施主様の声からも、実証済みです。
また、寒さにより健康障害(血圧、ヒートショック、かぜ、アレルギー、鼻炎)
も激減されるということも、一部の研究者によって検証済みです。
詳しくは こちら を是非!
とにかく、ここでこれからお住まいをお考えの方に知っておいて
もらいたいことは、
1. Q値=あくまでも理論上や図面上の計算値であり
実際に施工レベルによって左右されるものである。 ということ。
2. C値=全ての現場毎に実測をしないと証明できない。ということ。
この2点をよく知っておいてほしいと思います。
当社のお客様の声にも、
「11月にQ値がとてもよいというお住まいを見学したんだけど、
普通に寒かった」
という声もありました。
そういった意味では、完成見学会で実際の建物を体感することは重要です。
さて、長くなりましたが、ここから植栽の話
今朝も水遣りをしておりましたら、新たな発見!
なんと事務所のヨコに植えてある かつら の葉の裏面に撥水効果が・・・
しかもめっちゃ撥水 車のワックスか?ってくらい。
なぜなのかは分かりませんが、身近に植栽や植物があると、
なんだかんだ、目新しい発見があり、楽しめ、また癒されます。
子供なんかは喜ぶんじゃないでしょうか?
あとは、季節感 に尽きますね。
この季節になると、赤や黄色、そして緑へとグラデーションがきれいです。
あ~ 秋が過ぎて冬になるんだな~ なんて思いに浸れます。
単純に、きれい で、見てるだけでも心の保養になります。
それなりに、手入れは必要ですが、それ以上の効果をもたらしてくれるのが
庭木や植栽の魅力だと思います。
これからお住まいを考えられる方々へ・・・・
1. Q値とC値 の重要性
2. 植栽を暮らしの中へ
是非このふたつを意識してください。
–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱 断熱リフォームの専門工務店 です–