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こんばんは。佐野です。

梅雨に入りましたが、その前にモデルハウスのヒメシャラの花が咲きました。

ヒメシャラの花はすぐに落ちてしまうので、とても貴重です。別名夏ツバキと呼ばれていますが、白ツバキの花に似ています。繊細な木で水やりや日当たりなど気を使わないといけませんが、樹形が良く葉っぱの色もきれいで庭木にはもってこいの木です。

 

さて今日の本題は耐力面材についてです。

エムズではこだわって数ある耐力面材の中から選りすぐって選定を行っています。

 

まず耐力面材とは何ぞやという所ですが、

このように外壁面に貼り付けするボード状のものです。写真の耐力面材は防火が厳しいエリアのガルバリウムの外壁仕上で採用しているモイスTMという商品です。耐力面材に求められる性能としては

 

①地震に耐える事が出来る性能が必要

このボードを張る事で、耐震等級3に耐えうる性能を確保しています。耐力面材メーカーによって強さが違うため強さが大事です。

壁の強さを高める方法として上の写真のような筋違い（すじかい）というものもかなり有効なのですが、外壁面に入れてしまうと断熱材を欠損させる必要があるためエムズでは外壁側には筋違いは入れないルールとなっています。

 

②透湿抵抗値の低い性能が必要

透湿抵抗値とは湿気を透過する性能になるのですが、万が一壁の中に湿気が入ってしまった場合に湿気が抜けないと主に夏場に壁の中で結露が起こってしまいます。このモイスTMは非常に透湿抵抗値が低く（低い方が性能が↑）湿気を透過してくれます。

もちろん耐力面材だけでなく断熱材も湿気を透過する仕組みのあるものを選ぶ必要があります。（エムズ採用の高性能グラスウールはそれもばっちりです）

 

③防火に強い性能が必要

防火の厳しいエリア、隣地との距離がとれない計画、採用する外壁の種類によっては防火に強い性能も求められます。

外壁材についてはガルバなどはそれ単体では防火性能がないため耐力面材とセットで防火性能を確保しています。

モイスTMは鉱物由来の原材料のため防火性能にも優れています。

 

耐力面材はたくさんのメーカー・商品があるのですが、この3拍子揃った耐力面材は本当に限られています。

（エムズで過去に採用していた商品はなんと廃盤になっていまいました）

見えない所にはなりますが家の性能に大きくかかわる所なのでこだわることが大事です。

現在ウッドショックに加えて工場の設備トラブルなどで耐力面材の在庫確保が非常に厳しい状況にありますが、こだわりだけは捨てなようにしたいと思います。（メーカーさんもっといろんな商品の開発をお願いします。。。）

 

最後に今週末行われるマチャさんのお住まいの現場の一コマ。

監督さん総出でのチェックと手直しです。私もお邪魔しましたがとてもいい感じに仕上がっていましたのでぜひ今週末（6/18・19）は見学会にご参加下さい！

 

予約はこちらをクリック

 

 

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