断熱リフォーム リノベ の難しさ
おはようございます。松原です。
気温の寒暖差が激しいですね。
コロナももちろんですが、風邪にも気を付けなければいけませんね。
その点、数値で示す本物の高気密高断熱のお住まいであれば、
朝晩の冷え込みや、急激な気温変化があっても室内への影響はほとんどなく
朝も外に出ると、あれ？？ 外ってこんなに寒かったんだぁ・・・・
日中には、あれれ？？？ こんなに暑くなってたんだぁ・・・・
と思うくらい、室内温度は一定です。
さてさて、本題へ。
タイトルにあります、断熱リフォームの難しさ。
私は常々言っておりますが、新築で高気密高断熱を建てていることはもちろんですが、
常日頃から高気密高断熱の施工を行っていないと、絶対に断熱気密の効果的な改修工事
はできません！ と断言します。
さらに言えば、新築よりも断然、施工（工事）が難しく、高気密高断熱の新築を
建てていても、リフォームでの断熱改修の経験とノウハウがなければ適切な設計と
工事はできないと推測します。
新築とリフォームの大きな違いは、根本的に家の構造や建て方です。
例えば床の下地
現在は剛床（ごうしょう）と言われる、根太と大引きという下地を組まない
一般的です。
しかし10数年以上前では、大引きと根太を井桁に組んでから床を施工する工法が
一般的でした。
そうすると断熱の入れ方や断熱気密の施工の考え方が変わってきます。
大きくは
「気流止め」
という対策が必要になってきます。
断熱改修をきちんとできるプロであれば、この「気流止め」のことは
熟知していて当然ですので、きちんとできる事業者さんかの判断をする際に
「気流止め」について質問してもらうとよいかと思います。
あと、リフォームで難しい点は、壊してみないとどうなっているか分からないこと。
ある程度の予測はつきますが、壁の中にどれくらいの空間があり、
どの厚みのどんな断熱材を入れるのがベストなのかを検討することが重要になります。
昔のお住まいはほぼ泥壁
これを断熱材の代わりにしていたほどですから恐ろしいですね。
さむいわけです。
昔の在来の床組工法では、壁の内部の空間と床下の空間がつながることが多く
ここの処理がとても重要です。
この部分の処理を適切に行わないと、いくら断熱をしても、床下へ入ってくる
外気が1階2階の壁の中に侵入していき、断熱処理をしていない部屋間の間仕切り壁
が冬には冷やされたり、夏には暑くなったりしてしまいます。
他の部分をしっかり施工しても、一部でもこうしたことがあると全てが台無し。
断熱改修をしたけれど、なんだかこの辺りだけ寒いな とか 暑いな
なんて感じる際には注意が必要です。
こうした泥壁を壊すと、解体費用や処分費用が多くかかりますので、
泥壁を壊さないように、どうやって適切にどんな断熱材（種類・厚み）を施工するのが
コスパが良いのか？またベストな選択なのか？
を見極めていきます。
こうした壁の内側の構造は、コンセントを外して内部をのぞけば、大方の場合は
予測がつきます。
予測が難しい場合には、生活に差支えのない壁を一部だけ壊すとより明らかになりますね。
さらに
コストを抑えながら断熱改修だけはしっかりとしたい
場合も、それを実現可能な工法のノウハウもエムズにはあります。
特に多くの場合、天井を壊すと、解体処分費用もかさみ、また工期も
それだけ伸びることになるので、例えば天井は壊さずに断熱気密施工を
することも可能です。
いろいろな断熱気密の取り方を研究し続けてきた結果の答えです。
それほど難しいというわけではありませんが、これも断熱気密の正しい考え方と
ノウハウが蓄積できていないとできない施工方法です。
壁も同じく、壁を壊さずに断熱と気密の施工はできますが、壁の厚みが増え、
結果部屋が少しだけですが狭くなるので、あまり採用したがるお客様は
いないのが正直なところです。
もっともっとコストを落とす方法としては、
一部屋だけ断熱
なんてことも可能になってます。
最小限のコストで最大限の効果を求める場合には、
LDK と 寝室と水回りのみを
断熱気密施工する方法。
ご年配の方々にお勧めの方法です。
皆さんが思うこと
●あと、10年20年住むかどうかの建物に、莫大な費用をかけたくない。
●残り少ない人生・我慢すればよい！
●そんなお金があれば、子供や孫に残して起きたい。
●もう使っていない子供部屋にもコストをかけることに何となく抵抗がある。
そんなご夫婦やおひとり様の方々には、
LDK と 寝室 水回りだけ断熱リフォーム
をお勧めします。
コスパは圧倒的に良くなりますよ。
―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—―
断熱気密リフォーム・リノベーションもお任せください。
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