数値で現す本物の高気密高断熱 と 夏の暮らし方
おはようございます 松原です。
猛暑が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
エムズのお住まいで暮らしているOBの方々は、
夏でも快適に過ごしていることかと思います。笑
先月お引き渡ししました平屋のO様邸でも
とても快適だとの記事がアップされておりました。
ブログ記事はこちら ←是非覗いてみてください。
さて、今日は高気密高断熱について。
最近では、高気密高断熱の文字をいたるところで目にします。
ただ、本当に快適で壁内結露リスクのない、
本物の高気密高断熱ってどれくらいあるのかが疑問です。
(あ、先に本物の高気密高断熱の見学会のご案内を入れさせていただきます 笑)
エムズアソシエイツでは、もともと高気密高断熱の研究を始めたのが7-8年ほど前。
実際に建てだしたのが5-6年前でしょうか。
既に、本物の高気密高断熱を50棟以上お引き渡しして、
例外なく全ての方に「とても快適だ」と評価をいただいております。
それもそのはず。
タイトルにもあるように、研究を始めた7年前より、設計理論上の数値で
計算結果をはじき出し、
■どこまでやれば、快適なのか?
■どこまでやると、コスパが最適レベルになるのか?
等など、いろいろな計算結果をシュミレーションしながら、コストのバランス
を検討し、実棟を建てながら、一棟一棟、実際の体感温度での快適さを
検証し、今に至っています。
初めのころは、正直言うと、一棟一棟が実証実験でした・・・・・・
ただ、第一棟目の建築途中から
「高気密高断熱というのはこんなに温度がちがうんだ」
と感動するほど、室内の温熱環境は違いました。
1月の真冬の早朝6時頃、霜が凍てつくほどの氷点下
現場の玄関扉を空けて玄関へ入った瞬間 「もわ~」っと
あたたかい空気に包まれたのを、今でも覚えています。(一生わすれないかも)
当時から変らないのは、Q値=1.9以下(高山で長期優良住宅を取得できるレベル)
の数値の断熱仕様でないと、吹き抜けをつくったり、リビング階段をつくったりした際
に、エアコンがすぐに効かず、快適に暮らすことができないな ということ。
もちろん、気密もよくないと快適に暮らせません(断熱と気密はセットです)
現在のエムズのQ値は、最高レベルで1.0 平均的なQ値は1.4-1.6くらいでしょうか。
UA値で現すと、UA値=3.0~4.5 の範囲です。
気密性能に関しては、C値=1.0以下(超高気密といわれる範囲)でないと
エアコンの効率が悪く、また、夏の室外からの湿気が入り込むリスクがあると
考えています。 日本の夏の大敵は間違いなく湿気です。
ただ、気密に限っては、最初の3棟くらいは、
C値=1.2くらいで苦労しましたが、それ以降は全て1.0をきっています。
実際にエムズでは、ここ最近の実測で C=0.4 の数字が多いです。
全棟実測をしますので、大工さんの手や職人さんの手によって
性能にばらつきがなくなるのが、つくり手としてもとても安心ですね。
自信を持って、超高気密と言えるレベルです。
あと、とっても大切なのは、設計上の性能が出るように、実際に
きっちりと施工できるかどうかが大きなポイントです。
設計理論上はどのようにでも設計できます。
断熱材を分厚くすれば、誰でも性能を上げることができますが、
それを実際に施工に反映し、品質管理できるかがとても難しいところです。
断熱に隙間があったり、熱橋がたくさんある構造だったり、
壁内結露する仕様だったり、開口部や細部に隙間がたくさんあったり・・・
はたまた、Q値(UA値)はよいけど、C値は実測しない。
なんてことがあると、実際にに暮らしてみたら快適じゃない!
なんてことになりかねません。
断熱性能はよいのに、外の空気や湿気が入ってくるような室内
また、室内空気の対流が大きいようでは、夏も冬も快適にはなりません。
最近、危惧するのは、皆さん流行のように
高気密高断熱
を謡うようになったようですが、実際に数値を出しているところは
あまり見ないように思います。
数値が全てではないと思いますが、数値が出せないようでは
高気密高断熱を謡う資格がないと思います。
だって、車の燃費性能がわからないのに、
「この車は間違いなく燃費がいいですよ~」
って営業マンにいわれても、全く信憑性がありませんよね。
住まいの性能値は、車の燃費性能の数字と同じなんです。
(車の燃費性能を見ずに車を買う方はほとんどいないですよね)
このお住まいは、Q値(UA値)がどのくらいで、C値がどのくらいだから
年間のエネルギー消費、または電気代はこのくらいだな。
というように、家の燃費の判断基準になります。
もちろん、経済的なことだけでなく、快適性も関係します。
エアコンなくてもどのくらいのシーズンを快適に過ごせるのか・・等
とにかく、高気密高断熱を謡うのであれば、
数字で示さない限り、本物の高気密高断熱か?
なんてものは分かりません。
分かるはずがありません。
実際に高気密高断熱を施工して思うのは、本当に難しく細かいところまで
目を配った施工をしないと実感としての性能は出ないだろうと思います。
一朝一夕ではできないと思います。(力を込めて言います)
またまたついつい力がはいって長くなりましたが・・・・・汗
高気密高断熱は、冬は快適だけど夏はどうなの?
って質問も多く受けますが、日を遮り、少し日陰になれば
本物の高気密高断熱なら快適なのは間違いない!!
夏は、こんな風に暮らせると、涼しく昼寝できますよ 笑
影のできる デッキ
スクリーンで遮光した 和室
こんな猛暑でも、夏を快適に乗り切る秘訣とは?
まずは本物の高気密高断熱を建てましょう・・・・・・
そして、夏らしい暮らしを楽しみましょう・・・・
その前に、8月5-6日 8月7日~18日(平日もありますよ)の
完成見学会を楽しみましょう・・・笑
—–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—–
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