皆さま　こんにちは　　松原です。

 

いよいよ春本番！　あったかくなってきましたね。

でも悲しいことがひとつ・・・・

 

高気密高断熱いらんやん！　不要やん！

ってなることです。

 

でも安心してください。

エムズアソシエイツは高気密高断熱を売りにしておりますが、

本来はそういうものとして設計をする方針を貫いております。

 

春や秋の外のほうが気持ちいい時期には、
窓を開け放ち、外とつながる暮らしを大切にしたい。

 

つまり、春や秋は高気密高断熱なんて不要なんです。

ただ、まだまだ朝晩の温度差がありますから、朝晩は断熱性能の恩恵を受けることができますね。

 

でも、やっぱり春になると、気持ちよくてなんだかウキウキしますね。

 

 

さてさて、本題へ。

建設業の働き方改革。

実は建設業は他業種に比べて、働き方改革の面で優遇されているというか

多めに見ていただいているというか、そんな実態があるんです。

働き方改革の施策の一環として、残業時間の上限規定というものがあります。

基本的に2019年度に施行（しこう　←「せこう施工」じゃないよ）されましたが

建設業だけは、2024年まで5年間の猶予期間を設けられました。

 

つまり、建設業では残業や労働時間の短縮は難しい部分があり、また常態化している

現状を踏まえ、少し多めにみてもらえていました。

でも残すところはあと二年。

それまでに働き方改革の一環である「上限規定」を守れるようにしないといけません。

 

岐阜県労働基準監督署さんも、一所懸命こんな動画を作成して、業界への浸透を目的に

活動を展開されています。

 

建設業の事業者はこのセミナー（他動画6-7本あり）を受講する義務を課されました。

ちゃんとこの動画セミナーを受けたら、労働基準監督署に報告しなければなりません。

 

内容は割愛しますが、エムズアソシエイツでも数年前から本格的に

真の「働き方改革」のために積極的に投資と実行をしております。

 

■基幹システムの導入

■DX化への投資　ペーパーレスでのクラウド化

■完全週休二日制（ここは建設業ではまだ3割ほどが週休二日になっていないようです）

■現場遠隔管理システムの導入

■勤怠クラウド管理　残業時間の把握と残業指導

■退社規則　毎日夜9：30には絶対に会社から出ることを徹底！！！

 

ただ、何回もブログでも述べて言いますが、働き方改革とは、

単なる時短のため・ライフワークバランスのため・自分の時間を確保するため

のものでなく、いかに効率良く仕事を遂行し、価値あるものを創出できるか？

そこが本質です。

つまり、いかに短い時間で価値あるモノ（サービス）を提供できるか。

 

そのための仕組みづくりであったり、システムを導入することであったり、

手段をたくさん駆使して目的を達成するわけですが、

いくら手段やそのための武器がたくさんあっても、実際に働く人の意識が強固でなければ

働き方改革は実現しないと個人的には思っていたりします。

 

1分1秒でも早く仕事を終らせ、次の仕事に移る。

1分1秒でも無駄にせず、最短で仕事を終らせて帰るんだ！

こんなふうに考えながら、いろいろな仕組みやシステムを使いながら

少しづつでよいので、結果時短につながる。

 

いくら労働基準監督署や会社（や社長）がうるさく言っても、本人に確固たる

意思がなければ、それほど効率よくできることは難しいでしょう。

 

勉強したくないのに、子供が親に無理やり塾に通わされるのと同じです。

塾へ行っても身を入れて勉強しません。（でした・・・）

成績が悪いからといっても、当の本人は成績が悪いと何か困るの？と思うだけで

成績が悪いとどんな将来になるか、成績が良いとどんなよいことがたくさん訪れるのか

を理解させないと、本気で勉強なんてしませんね。

 

ただ、会社の場合は、残業の上限を守れない従業員がいる場合、罰則罰金を受けることに

なるので、子供の塾とは状況が異なります。

法律で決められたことですから、法律を遵守する義務が課されます。

大変なんです・・・・・(´；ω；`)ｳｩｩ

 

誰もが好きで残業しているわけでもなく、いろいろな理由が重なり、責任感で

残業をしていることを承知の上で、

「残業すなぁ～～」

と大声をあげなければなりません。（つらい時もありますよ）

好きで仕事をしたい人もいます。

私も昔はそうでした。

残業代なんかいらんから、とにかく納得いくまでやらせてくれ！！！！

そう思って仕事をがむしゃらにやった時期もありました。

今だから言えますが、ひどい時は月の残業時間だけで160時間なんてこともありました。

残業時間だけですよ！

残業なしでの通常業務が月に約170時間（漆黒のブラックでした）

およそ倍の時間仕事をしていたわけです。

でも残業代は一切もらえず、一律業務手当という名目のみなし残業手当がほんの数万円

ついてくるだけでした。

特にそれがひどいこととも思わなかったのは、やはり時代ですかね。

 

トキをもどそう・・・・

制度の話にもどしますが、そんな中でも「高度な技術職」や「医師」は例外的な措置を

受けることができます。

なぜ「設計」「施工管理」は高度な技術職ではないんでしょうか？　少し疑問です。

 

 

まあ、とにかくです！エムズの経営理念にもある

 

全社員物心両面の幸せを追求する

の理念に沿った言動ををしていきたいです。

 

給料もやりがいも、働く人の人生がより豊かになるためには、効率化を進めていく以外に

道はありません。

もちろん、働く人がより豊かで幸せになり、そのうえでお客様にも同じように幸せになってもらう

ために一所懸命に仕事に取り組む。
（自分が幸せと感じられないのに他人の幸せを願えませんよね）

 

働く時間は少しで、給料（成果や価値）を多くするためにも

これからもいろいろと考えながら対策を講じていきたいと思います。

 

試行錯誤のうちは、逆に労力や時間がかかるかもしれません。

しかし、苦労した甲斐があったと思える日が必ず来ることを信じて、

努力し続ける以外に道はありません。

 

最後に一言

正直に、誤解を恐れずに述べますが、実際残業が多いボトルネックには

最近のネット環境の進化と、連絡手段（SNSや電子メールの普及）の進化があると思います。

ネット情報を探せば、施工例は無限に出てきます。

夜な夜なネットを見ては気が変わり迷いだし・・・・

夜な夜な休日も関係なく連絡がとれてしまうから（メールだから24時間OK）変更のお願いがしやすくなる。

そうすると設計や施工の担当者は、予定外の時間をつくる必要が出てきます。

これは私も同じ立場（一生に一回の住まいづくり）だったら同じ行動をするかもしれません。

 

これは良いとか悪いとかを言いたいのではなく、労働時間の短縮を図る上では、何か対策や

より効率のよい方法論を講ずる必要性も出てくるのではないかと思ったりします。

今回のセミナーを聞きながら、セミナーの内容には出てこなかったことですが、

こんな時代性（ネット社会）も労働時間が長くなっている要因ではないかな、

とふと思ったりしました次第です。

 

難しい時代ですなぁ

 

―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅　高気密高断熱の専門工務店 です。—―

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