高気密高断熱の夏の取り扱い説明 / 夏型逆転結露のリスクと向き合う。
こんにちは 松原です。
梅雨ですね~ いやですね~
そんな梅雨の時期の高気密高断熱の取り扱いを説明します。
窓を開けない!
これ重要です。
高気密高断熱のメリットは、すき間がないこと。
すき間がないということは、外部の湿気も室内に入りにくくなるということ。
特に、C値=0.7を切ってくると体感的にわかります。
だから窓を開けずに、まずは扇風機を回す。
それでも暑い、じめじめする場合は、遠慮しないでエアコンをかける。
エアコンは、湿度を下げる効果が大きいので、梅雨や夏のじめじめ感が強い日は
窓を絶対に開けず、迷わずエアコンをかけてもらうのが快適に暮らす秘訣です。
数年前のお施主様のブログにも取り上げてある記事は参考になるかと思います。
そんなこんなの暑い夏ですが、全国的に見ても岐阜の夏は過酷ですね。
いつも全国の最高温度の常連になってます。
そんな岐阜では冷房時間も長くなり、結果大きなリスクとして
住宅の壁の内部の夏型逆転結露という現象が挙げられます。
図で示すとこんな感じ。(新住協さんの資料をお借りしてます)
全国の中でも、高温多湿な岐阜では、夏型逆転結露のリスクは極めて高いと思われます。
そんなリスクにもきちんと取り組んでいきたいという想いから、
エムズでは、逆転結露対策も真面目にしております。
壁内室内側の気密防湿シートを、逆転結露防止タイプのものを使用。
昔は、ザバーンという商品名でしたが、今ではスマートバリアに更新されています。
(もちろん進化バージョンとして)
以前もブログで同じことをお伝えしておりましたが、本シーズンの今
再度アップいたしました。
下図は、結露判定プログラミングソフトを使ったシュミレーション
室外温度 35℃ エアコンかけた室内温度が24℃という設定。
上図は、一般的な防湿シート(ポリエチレンフィルム)を使った場合。
赤線と青線の交錯した地点で結露が起こるリスクがあることを示しています。
可能性としてはそれほど高くないのですが、ゼロではない。
こちらはスマートバリア(逆転結露防止型の防湿シート)を使用した場合の
シュミレーション結果。
赤線と青線が並行しており、交わることがありません。
結露リスクが極めて少ない状態を保てております。
目に見えない現象や事象も、今ではこうしたシュミレーションソフトを駆使して
性能を科学したうえで、見える化できることが増えました。
一部では、逆転結露はおこらない!という持論をお持ちの方もおみえですが
リスク対策をすることは重要です。
リスク対策とは、結論も重要ですが、それよりも対策をしている安心感。
ここの価値が大きいと思います。
逆転結露防止型シートを使わなくても、大丈夫なお住まいもたくさんあるでしょう。
でも、エムズが提供するお住まいは、より多くの、できる限りのことは尽くしたうえで、
安心・安全・高品質
を担保できるものでありたい。
対策はないよりあったほうがいいですよね!
しかも、この対策に係る費用はわずかなもの。
差額は間違いなく10万もかかりません。
何千万という一生使う大きな買い物です。
造り手側としても、最大限できる対策は講じておきたい。そんな想いです。
おまけ
先日ブログにあがっていました桁上断熱について
この断熱の施工方法も、長年にわたり独自で研究してきた結果です。
柱や構造物によって、断熱を細切れにいれることを極力少なくする方法。
見てもわかる通り、断熱材が構造柱によって途切れる箇所が圧倒的に少ないのが
分かると思います。(小屋組みではなく登り梁にして束を極力減らしています)
UA値などの計算上の性能値には、こうした細かな対策は一切反映されませんが
こうした細かな対策を、壁にも、気密にも施していくと、それは住み心地に大きく
反映されることは間違いありません。
エムズの住まいは、UA値などの計算値以上の住み心地を提供できます。
エムズの住まいでは、夏も冬も怖くないぞ~
夏よ!今年もどんとこい!
―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—–
断熱気密リフォーム・リノベーションもお任せください。
施工範囲 → 車で一時間圏内 / 岐阜県岐阜市 各務原市 大垣市 羽島市 羽島郡岐南町 笠松 関市 美濃加茂市 可児市 多治見市 美濃市 不破郡垂井町(一部) 養老(一部) 本巣市 山県市 海津市 / 愛知県名古屋市(西区 北区 千種区 東区 中川区) 一宮市 北名古屋市 小牧市 稲沢市 春日井市 岩倉市 江南市 丹羽郡 犬山市 清須市 津島市 あま市
▲▲エムズの今までのスタッフブログもぜひチェックお願いします♪