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「世界基準」から見る「日本の断熱性能」 とほほぉです・・・

2021.07.30

おはようございます 松原です。

オリンピック と コロナ の混在。
ムツカシイ世の中ですね。

でもでも、戦う選手たちへの応援の気持ちはコロナでも変わらないですよね。

精一杯応援しましょう。

 

さてさて、全世界から集まるオリンピックという競技がありますが、

世界の国々では、気候も違えば空気環境も違います。

しかしながら、どこの国に行っても人間が快適に過ごせる温度というものは

変わらないと思います。

人間は恒温動物ですから、冬眠はしなくてよいのはいいことですが

寒い時期に体に障害を及ぼすような環境だけは避けて通りたいものです。

特に建物という、暑さ寒さから身を守るべくハコの中においては。

 

ということで、今回はグローバルな視点から、断熱性能を見てみたいと思います。

 

 

 

まずは日本の住宅事情の問題点

 

とにかく、国民の健康を考えるより経済優先。業界団体保護?

はたまた票集めのためには、こういった規制をすると建設業界からの大切な票集めができない?

と思わせるくらい、住宅の断熱強化には及び腰です!

 

 

 

【では他の先進国の基準は?】

 

先進国と呼ばれる国では、省エネ性や断熱性の義務化は以前から当たり前で

日本だけが取り残されている状態がづっと続いています。

日本は ガラ系 ですね。苦笑

 

 

他国では、建物のエネルギー負荷を計算して、その結果をきちんとデータで示すのがあたりまえ。

 

 

分かり易いのは窓の性能比較。

中国でさえも地域によるとは思いますが、

窓の性能について規制がされていると聞いています。

樹脂の使用率は、中国を下回っています。

ほぼ同じ緯度のフランスと比較しても、樹脂窓の割合の違いには驚きます。

 

樹脂はアルミの約1000倍の断熱性能です。

まだまだ既存住宅にはアルミサッシが多い現状・・・とほほぉ・・・

 

 

なかなか日本で高断熱住宅や高断熱建物の普及が遅れています。

理由は様々ですが、主に国策として何の規制もない状態。

国交省が昨年度に「計画していたはずの省エネ基準の義務化」を見送ったのが良い例ですね。

 

公表されていた理由は

・市場の混乱を招く恐れがある。

省エネ計算が未だにできない設計事務所や建設事業者、断熱の知識に乏しい建設事業者、

プロとして勉強する気のない関係事業者 などの反対意見が多数あったようです。

 

 そこで、絶妙な言い訳として

「市場の混乱を招く・・・・」

 

なんてフレーズを使いましたとさ・・・・ とほほぉおぉ・・・・

かれこれ10年前くらいに計画されていて、住宅業界にいればわかっていたはずです。

国交省からもご丁寧に、こうした計画があることを発表し、すなわち

「ちゃんと省エネ計算と断熱気密施工ができない事業者は、市場から退場ね!」

と言われているんだと、少なくとも私は感じとりました。

それでもやらない人たちがこれからやるとは思えません。

思い切って市場の混乱を招き、その後本当にエンドユーザーにとってよりよい

住宅が提供されるようにすべきであり、それは先送りにすればするほど

不利益を被るエンドユーザー(施主さんたち)が増えていくことは明らかです。

 

これからお住まいづくりをお考えの皆さまは、この点をよくよく考えてくださいね。

 

 

 

室内環境によって、人の健康、極端に言えば「生死」をも左右します。

ヒートショック

アレルギー疾患

熱中症

慢性的・突発的な血管障害

低体温症 etc

 

 

野村監督の死も、ヒートショックではないかと思われます。

場所(浴室)

入浴時の心不全

となれば、ヒートショックだった確率は高いですね。

 

 

 ここでクイズです!

ヒートショックで命をなくす人は、全国で年間およそ何人になるでしょうか?

(ヒント・H30年度の全国の交通死亡者数は 3,532人)

①3,000人

②4,000人

③5,000人

回答方法は、当社HPのお問い合わせページより、備考欄にご回答をご記入ください。

正解の方から、抽選で3名の方へ、エムズで使える(でしか使えない)商品券1万円分を進呈いたします。

 

内緒ですが、大きなヒントになる統計資料がこの後にありますよ。

 

 

 

 

では、そもそもヒートショックはどのように起こるのか?

 

現在の日本での築30年くらいの住宅では、

暖房をかけている部屋とかけていない部屋の温度差は20℃にになることもあります。

そんな部屋を行き来すると、血圧の急激な変動が起こり、結果的に

心不全、心筋梗塞、脳梗塞 などの血管障害に発展してしまうケースもあります。

 

 

 

 

 

ヒートショックって実は「家庭内事故死」で片づけられてしまいますが

統計データの死因と場所を特定できれば、ある程度推測ができます。

 

医療従事者の方々にも、住宅の環境で健康が大きく左右される

という認識をもってもらえると良いのでは?と個人的には思っています。

診察の際には、

「部屋の温度は何度くらいですか?」

「断熱性能はどのくらいのお住まいですか?」

「結露がする室内で寝起きしていませんか?」⇒アトピーやアレルギーへ直結

なんて世の中になると良いですね。

 

 

 

 

イギリスってすごいんです!

国がこぞって、断熱性能を担保した建物に拘っています。

保健省という省庁があり、

個人所有の住宅だけでなく、アパートやマンションなどにも規制をかけ、

賃貸オーナーに責任を持たせ、断熱性の低い住居を作らせません。

 

 

日本の長期優良なんて、何それ!?って感じです。

真冬でも18℃以上を保てる断熱レベルの居住空間をつくるように求めています。

もちろん暖房をかけてもよい条件だと思いますが、

日本の一般的な住宅で、全室18℃以上を保とうとすれば、

エアコンがんがん ガンガンガン がんがいくつあれば足りるんだろう?

と思わせるほどですよね。

電気代がもたんわ!

 

そしてすごいのは、劣悪な住環境しか提供できないような建物は

そのオーナーに命令が下される制度があるということ。

実際に命令が下されているかどうかは知りませんが、こんな厳しい制約

があるって素敵じゃありませんか?

日本の賃貸事情といえば、

オーナーさんの「利回り」だけを考えて建てられています。

オーナーさん自ら済みませんから断熱なんて、住み心地なんて

どうでもよいんです。

それよりなにより

いくら儲かるのか?

節税はできるのか?

そればっかりです・・・ とほほほほぉぉぉ ・・・

 

 

 

最近は健康志向ブームですね。

でもでも、健康でいるためには住居の温熱環境をまずは改善しないと。

そんな風に思います。

血管までは鍛えることはできませんもんね。

 

 

 

 

ここからは、エムズの建物の性能=室内温度の測定データです。

仕様はナチュレエコ・ゼロ

2013年 12~2月までの寒い時期に、毎日一時間単位でデータロガーという

自動温度測定器を用いてデータをとったものです。

 無暖房なのはもちろん、

人が住んでいませんから生活熱も全くない状態。

 

ただし、パッシブ設計がきちんとできた状態なので、太陽熱の恩恵は

たくさん受けられる状態でした。

 

最後のページは2017年夏のデータ。(ナチュレエコ・プラス)

もちろん夏も無冷房状態での測定値です。

 

 

 

高気密高断熱の家って、要するに魔法瓶のような住環境ができる家ってことです。

外が寒かろうが暑かろうが、室内に対する影響をより少なくできる。

本当に快適だけでなく、いろいろな恩恵が受けられますよ。

 

 

最後に、

ここを訪問してみてください。

めっちゃ分かり易く貴重なデータ満載です。

断熱住宅.com 
by岩前教授

 

 

―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—―

断熱気密リフォーム・リノベーションもお任せください。

 

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