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こんばんは。佐野です。

先日建築知識ビルダーズの最新号を入手したのですが、YOUTUBEでも活躍されている建築家の松尾さんの設計術の特集でした。

エムズに入社する前だと理解出来ないだろうなぁというような内容ばかりなのですが、松尾さんは高気密・高断熱・パッシブ設計・長持ちする住宅を基本とされており、エムズの設計術とも親和性が高いためやっぱそうだよね～と思いながら楽しみながら本を読み進めています。

ご興味ある方はぜひご購読下さい。（現在良く売れていて入手が困難になっているようです）

 

さて久しぶりに設計道場の話題を。

現在エムズが加盟している「町の工務店ネット」という団体が主催しているA2プロジェクトというプロジェクトで設計道場という形で設計のイロハを習っています。（設計部のみんなで参加しています）

建築家：秋山東一先生（昔から師事している師匠です）、造園家：田瀬理夫先生が講師で、全国の工務店が参加していますので、毎回刺激をもらっています。

昨年の4月から始まったのでもうすぐ1年が経ちますが、今年の11月まで続きます。正直課題提出の前日は徹夜に近い状態になりがちですが、何とか皆勤賞で頑張りたいと思っています。

 

今回の課題敷地は雪国秋田でした。

こちらは田瀬先生の配置計画です。毎回お人柄がにじみ出る計画で感心しています。道路と敷地境界を土塁で区切る案は斬新でした。

田瀬先生の案はクライアントだけでなく、そこに生息する樹木、鳥、虫の事まで考慮されており、今まであった原風景である景観を残しつつ新しい風景を作っていく工夫がされていて本当に勉強になります。

A2プロジェクトに参加するようになってから、モデルハウスの庭で鳥や虫、カエルを見かけると嬉しい気持ちになるようになったのですが、我々家づくりをする工務店として、自然との共生は大事なテーマですね。

 

こちらは秋山先生の配置案です。大きな敷地の中に「ｕｎｉｔ」と名付けられた規格化された住宅と小屋、大きな木（緑の雲）をユニットして並べられています。アイデアがさすがだなと思いました。私の案は次に出てきますが、正直経験がないほど大きな敷地の課題で、配置の仕方が思いつかず中途半端な案になってしまいました。緑の雲は田瀬先生が提唱されている南西の建物に近い所に落葉樹を植え、夏に建物に影を落とすようにする手法です。秋山先生もこのプロジェクトを通じて勉強されているとの事でしっかり田瀬イムズも取り入れてらっしゃいます。

 

最後に私の配置案です。Ａ2プロジェクトの基本となっている駐車場をコモン（共有スペース）とし、それぞれの住戸を小道でつなぐ案ですが、今回も多くの指摘を頂き勉強になりました。褒められることはほとんどありません。笑

Ａ2プロジェクトでは南上に図面を描くのが基本です。（普通は北が上です）南を向きながら図面を描くイメージで太陽の日射をより意識した設計が出来るとのコンセプトです。

まだ慣れませんがエムズでも標準にした方がいいのかな。。。

 

次回4月はエムズがホスト工務店になりますので、今から楽しみです。

そして学びの機会がある事に本当に感謝です。

 

―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅　高気密高断熱の専門工務店 です。—―

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