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こんばんは。佐野です。

今年は秋らしい日が続いていますね。

最近は夏がダラダラ長引いて秋を通り越していつの間にか冬になるイメージでしたが、モデルハウスの植栽の紅葉（こうよう）も今年はしっかり楽しめて癒される毎日です。

 

さて、今日はオール電化のお話を。

2019年4月より従来あったオール電化のプランは撤廃され、新たな料金体系がスタートしました。

この大きな変更を1年半ほど注視してきましたが、今後は熱源の選択幅が増えていくのではないかと思っています。

 

まずは料金についてですが、下記のように変わりました。（手書きですみません）

特に注目はナイトタイムの電気代が上がっている部分です。

オール電化はエコキュートでお湯を沸かします。かなりの電力を使うので、電気が安いナイトタイムにお湯を沸かすのが一般的ですが、年間でいうと6000円～10000円のコスト増となっています。

 

また、オール電化割引が撤廃された理由としてはご存知の方も多いと思いますが、原発が動いていない事が影響しています。

原発は24時間発電を止められないのが特徴で、工場などが止まる夜に電気が余りがちでした。

その深夜の電気を安く設定して、なおかつ深夜にお湯を作って貯めておけるエコキュートが急速に普及していきましたが、今後は電気代はさらに値上がりしていく方向だと発表されています。

 

この流れは熱源がエコキュートが一番コスパが良いという潮目がかわっていくのではと注目しています。

その代表格がガスと電気のハイブリット型給湯器のエコワンです。

これは電気でお湯を沸かすエコキュートと高効率ガス給湯器エコジョーズが搭載された給湯器です。

エコキュート部分の機能としては100ℓ（160ℓタイプもあります）分の貯湯しか出来ませんが、足りないものをエコジョーズでまかなうという事が出来る給湯器です。（エムズ標準のエコキュートは460ℓの貯湯）

エムズでも採用や検討される方が増えて来ています。

最近ではゴマさん宅でも採用されていますね。

一次消費エネルギー（燃費の良さと思って下さい）がエコキュートが約17GJ（ギガジュール）に対して、エコワンは約15GJとエコワンが上回っています。

 

最近はガス乾燥機も流行りで、オール電化割引が撤廃された事から給湯をエコキュートにされたい方のガス導入率も高まりつつあります。

 

給湯器自体の価格はエコキュートに比べてはっきり言ってエコワンの方が高いです！

ただ提携のプロパンガス業者さんと話をして、ある一定条件がクリア出来れば、長期的にみればコストメリットも出るようなプランを作って頂いています。

条件に合う方にはご提案をしていきたいと思っています。

 

 

あともう少し深夜の電気料金が高くなってからになりますが、個人的に注目しているのは太陽熱利用ガス給湯システムです。

 

太陽光発電ではなく、太陽熱でお湯を沸かすユニットを屋根に載せてお湯を沸かし、足りないものをエコジョーズ（ガス給湯器）で沸かすものです。

夏はほぼ太陽熱ユニットで作ったお湯で足りますので給湯代はほとんどかかりません。冬はあまり沸かず、ほとんどお湯が沸かない日もあるのが欠点です。

年間の給湯代はエコキュートやエコワンより安くなります。

冬にお湯が作れるようになるとかなり売れるのでしょうね。

前職の時に入れて頂いた事があったのですが、冬にお湯が思ったより作れず初期費用を含めたコスパで言うとまだエコキュートに軍配があがりそうな感じです。

太陽熱利用給湯器自体は発売してかなりの年数経っている商品で、エコで非常に良い商品だと思うのですが、沸かしたお湯を貯めるのが不衛生という風評被害で近年あまり人気がなくなっているものです。

 

こちらの商品も初期費用が高いので、損益分岐点を見極めつつ、条件の合う方にはご提案していきたいと思います。

 

―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅　高気密高断熱の専門工務店 です。—–

 

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