温度 のはなし・・・表面温度 室内温度
こんにちは 松原です。
寒くなったと思ったら、また暖かいひが続きますね、変な季節ですね。
これも、地球温暖化の影響でしょうか 汗
エムズの住まいが、全国各地で建てられれば、かなりのCO2排出量は
減ると思うのですが・・・・
そんな風に、いつもお引き渡しが終わる度に、
「エムズの住まいがひとつ増えれば、地球環境がちょっとだけよくなった」
なんて本気で思っています。笑
もちろん、ひとつのご家族の幸せも増えるわけで、エムズの住まいがもっと
もっと増えていけば、暑い寒いで苦しむこともなくなるのになぁぁ なんて。
寒かったら、エアコン、ストーブすればいいじゃん!
じゃなくて、省エネで快適じゃないとだめなんですよね。地球の未来のためにも。
きれいごとではなく、現実として恐ろしいことがすでに起こっております。
是非、下の二つのサイトを時間があればのぞいてみてください。
パリ協定もつい先日採択され、いよいよ2020年度から本格スタートします。
まだ具体的な期日や詳細などはこれからですが、世界が一歩前進したことが
よかったと思います。
私たち子供たちの未来のためにも、期待したいですね。
さて、地球の温度も重要ですが、マクロ的な観点から
もちろん、我々の室内温度というのも、健康や寿命、ストレスにも
大きくかかわることですから、とても重要ですよね。
その中でも、部屋の内部の表面温度ってとっても大切なんです。
下の図を見てください。
人が感じる体感温度というのは、実際の室温と表面温度を足して2で割った数字
なんですね。
上の図では、室温が28℃と局所暖房器具を使って部屋をあっためていますが、
実際には、壁の表面温度が低いため、人が感じる温度は 20℃ しかない。
なんて、とっても非効率なことになります。
この原因は、住宅や建物の断熱性能が低いからです。
外壁が冷やされ、断熱性能が弱いとじわじわと室内の壁まで冷やされます。
壁 床 天井の表面が冷えてくると、そこはもう冷蔵庫状態ですね。
室温にもむらができ、頭のほうは暑いのに、足元は寒い
なんて現象もおこります。
実際の私の住まい(ナチュレエコ-ZERO仕様)と
普通に断熱気密の知識がない時代の築10年の住まい(私の実家です)
を比べてみました。
12/10早朝、外気温は≒5℃
まずは実家のほうから
がちょ~ん・・・・
なんと、玄関の足元の表面温度 4.7℃ ほぼ外気温!
きゃぁぁ~ と言いたくなるほどアルミは冷たいですね 汗
2.9℃って・・・
壁の表面温度 6.8℃ 冷え冷えですね。
床 9℃ さむいからカーペットひいているようです。
玄関ドア
岐阜地区用として販売されている断熱性能のものです。
こんなの販売したらいかんでしょ!っていうくらい 7.4℃ つべたいです!
つづきまして、私の住まいへ移動(ナチュレエコ-ZERO)
同じく玄関の足元の表面温度 16.3℃ もちろん無暖房
まずまずですね。
つづいて玄関ドア
14.6℃ これは北海道仕様(断熱)のもの。
エムズでは全棟これが標準ですが、これ北海道だと多分だめですよ。つべたくなりますよ。
メーカーさん!もっとちゃんとしたものを出してください!
これすごい!
室温が17.6℃を表示しているんですが、天井の表面温度のほうが高い
18.2℃ 暖かい空気は上へ上昇しますからね。
1階よりも2階があたたかいのはこの現象です。
まだこの時点12/10では、エアコンや暖房器具を一回でも使ったことはありません
床
16.4℃ ですから裸足でも大丈夫です。
裸足だと人によっては、ほんのちょいひんやりするくらい。
また、タイルと木では、タイルのほうが冷たいと思っている方が多いのですが
実は、上の写真を見てわかる通り、表面温度は変わらないんですね。
ただ、タイルは熱を蓄える力(蓄熱)がある、すなわち、熱を吸収するので、人が触ると
体温が奪われるため「冷たいと感じる」だけなんですね。
床下
なんと、18.2℃ 基礎の底面です。
室温17.6℃と表示されていますが、それよりちょい暖かいくらい。
基礎断熱がしっかり施工されていると、こんな状態になります。
そのまま会社へ出勤
外気温は 5.9℃ 息は完全に白いです。
まだ誰も出勤していない状態 エアコンも人の熱もない状態です。
室温は 17.8℃ 体感的にはもっと暖かく感じます。
樹脂サッシは、さっきのアルミ2.9℃と打って変わり 14℃をマーク
ロフトの私の仕事部屋は、なんと20℃超えてます。
未だ(12/21)に暖房なしでも20℃超えてます。
今の温度計は 25.8℃を示してますので、セーターは不要で肌着+ワイシャツ一枚。
本当に感じるのは、暖房を入れた部屋でも寒く感じることって非常に多い。
特に、セミナーなどで入る会議室は、とにかく足元が寒いですよね。
これは、やはり室内の表面温度の問題です。
きちんと、高気密高断熱の建物の部屋では、隅から隅まで一定温度なので
実際の体感温度はとってもあったかく感じるんですね。
自然というか、春の陽気と同じような感じというか。
そんなこんなで、今日は室内の表面温度の重要性のお話でした。
ちなみに、現在公開中の切通の駅前モデルハウスでは、
温度を数か月間にわたり計測中です。
外気温も同時に継続して計測しておりますので、外と室内の
温度の変化が見える化できます。
またデータがとれたら公開していきますので、こうご期待あれ!
ぶら下がっているのが、データロガーと呼ぶ温度測定器です。
小さのに賢く、これが一時間毎に温度を自動で記録してくれるんです。
ここにも設置
室内には場所毎に何か所か設置してあります。
エムズの住まいの断熱性能もここ4-5年で向上しております。
4年ほど前に取ったデータと比較したいと思います。
住宅の断熱を科学する! 日々研究ですね!!!
―–株式会社エムズアソシエイツは、岐阜の注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—–
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