家の性能とは?
こんばんは。佐野です。
先日事務所裏の用水路に今年もメダカが泳いでいるのをみつけました。
毎年の事で当たり前かもしれませんが、気候変動や未知のウイルスの出現など色々あった中なのでほっとする瞬間でした。
ただコロナで世界経済が止まった事で、大気汚染は大幅に改善されているようですね。
これだけは嬉しい誤算です。
さて少し前からエムズの施工事例のページをプチリニューアルを行っています。
リニューアルしたのは、UA値とC値を記入できるようになった所です。
まだ計算途中のものもありますが、新入社員の設計スタッフが頑張って1棟づつ計算を進めています。
UA値とは「外皮熱貫流率」の事で、住宅の内部から基礎や外壁、天井、サッシなどを通過して外部へ逃げる熱量を比率で表したものです。
値が小さいほど熱がにげにくく省エネルギー性が高い事になります。
また、UA値には下図のような基準があります。
H28省エネ基準というのは昨年から義務化される予定でしたが、住宅では見送られてしまいました。
まだまだ世の中ではこの基準でも達成できない住宅が大半をしめていたり、UA値を計算をする事が難しかったりする事が理由ですが、ある一定レベルの省エネの基準が示されたことは良い事ですね。
その下のHEAT20推奨基準とは、研究者、住宅・建材生産者団体の有志でつくられたHEAT20という団体が作ったもっと厳しい視点にたった基準になります。
分かりやすく言うと下記のような基準です。
エムズが活動している岐阜市近郊は右側の3~7地域に該当しますが、
H28省エネ基準の家は冬に無暖房でも「8℃を下回らない家」が基準
HEAT20 G1グレードの家は冬に無暖房でも「10℃を下回らない家」が基準
HEAT20 G2グレードの家は冬に無暖房でも「13℃を下回らない家」が基準
エムズではナチュレエコADV仕様もHEAT20のG2グレードをクリアできる仕様となっています。
次にC値とは「相当すきま面積」の事で、どれくらい家にすきまがあるのかを示す数値です。
こちらも値が小さいほどすきまが少ない家=高気密な家となります。
C値については明確な基準がありません。
以前はC値5.0が省エネ基準というとんでもない指標がありましたが、なぜが新基準になった時にC値の指標はなくなってしまいました。
ただエムズでは改善を繰り返して年々C値の性能については上がってきておりまして(もちろん間取りやサッシの種類や開閉形状などが影響しますので物件によりばらつきは出ます)、今では0.5以下をひとつの基準として考えています。
この数値は実験棟の指標ではなく、すべてのお住まいで現場にて実測する数値での指標となります。
UA値もC値も家の性能を示す重要な数値で、車でいうと燃費のようなものです。
車は燃費が悪かろうが良かろうがこの性能値は表示されるのが当たり前ですが、住宅ではいったいどんな性能の家なのか分からないというのが実状です。
これでは住んでみないと暑い・寒いが分からず、健康的な暮らしが長きにわたり出来るのか分かりません。
少しでも住んで頂ける方に分かりやすく発信できるよう今後も活動していきたいと思います。
―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—–
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