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おはようございます。松原です。

先日の佐野のブログにもありましたが、先回の設計道場でのおはなしをもう少し。

 

秋山東一先生の設計の作法や流儀を教えていただく　「道場」

今回久々の参加を決めたのは、秋山先生と同じ世代の建築家である　益子先生

設計の　ホテリ・アアルト　に滞在し、益子先生からのじきじきのお話も

聞けるということで、１ヶ月以上前から、設計の佐野と亀山と参加の予約をしておりました。

う～ん！　こんな機会はなかなかないぞ

 

こちらが　ホテリアアルト　外観　（フィンランド語で　ホテリ＝ホテル　アアルト＝波）

以前はとある会社の　ロッジ　として使われていたそうですが

益子先生の手により、見事に息を吹き返した感じですね。

隣では第二期工事が行われていました。

 

 

秋山東一　と　益子義弘　が肩を並べるその後ろを歩く・・・・・

何か感慨深いです　（一番右の人O氏はいらないんですけどねえ　笑）

 

ホテルのロビーでのワンシーン

ロケーションがずるいですね。笑　こうしたロケーションに向けて窓を配置すれば

とても落ち着く上質な空間となります。
（いや・・・室内デザインやしつらえももちろんとてもよいものです　もちろん）

 

客室からの眺め・・・・　やっぱずるいですよねえ

 

で、今回の設計道場は、いつもの即日設計とはちがい

本建物のディテールを研究するという課題でした。

いろいろと気になるところをチェックし、落書きしてきた絵がこちら

 

エアコンかくし板　なんてものも気になり備忘録として書き留めましたが、

あれ！？これくらいでいいのか！！　て思えたことがよかった。

ちょっと前なら、エアコンを隠すには、細かいガラリをつけて、

周りをハコで被って・・・という大げさなデザインしかできなかった気がします。

ただ、設計をしていくと（最近私はしておりませんが　汗）

どうしても細かいところまで気になりだすと、失敗感がでるのがいやで

保険をかけてみたり、やりすぎ感がでて結果としてコストにも跳ね返ってきます。

その点、このくらいでいいんじゃない！という塩梅がわかると

コストもそこそこに、気の利いたディテールができるわけで。

そうなると達人の域なのかな・・・・と。

こういったのも経験値なのでしょう。

 

ディテールといえば、私の頭にすぐに浮かぶのが

有名な建築家　ミース・ファン・デルローエ　の貴重な言葉であり

学生時代から、私がとても好きで大切にしている言葉

 

「神は細部（ディテール）に宿る」

 

分かり易く言えば、

「なんだか素敵なデザインだなあ」

と思える場合、多くは細部（ディテール）にも気を配ったデザインが徹底されている。

ただし、それをひと目見ただけでは分からない。

それくらい細かなところまで配慮し、デザインすると本当によいものができる。

逆をいえば、ディテールをこだわっていない大雑把なデザインは残念だ！ともいえる。

 

 

関係ありませんが、

うちの一番の古株のねこの最近のお気に入りの居場所。

彼にとって、「世界でいちばん　ほっ　とできる」居場所なのかも・・・・・笑

彼には、ディテールは必要なさそうですね。

 

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