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こんにちは。佐野です。

やっと暑さもひと段落した感じで、土日は事務所でもエアコンなしで過ごせました。

窓を開けると秋の虫の声も聞こえて外とつながれる季節はいいですね。

 

さて今日は建て方の時の大工さんの役割分担について書きます。

建て方中は色んな作業がありますので、大工さんたちは役割分担を決めて作業に当たっています。

建て方は大人数で作業を行うのでその日だけは色んな大工さんに応援に来て頂くのですが、役割は建て方の日の朝に決めてるみたいです。

 

まず最初にご紹介するのは玉掛けする人です。

玉掛けとはレッカーで材料を吊る前にフックを掛ける作業の事ですが、とても頭を使う作業です。

この建て方では矢印の大工さんが担当していました。

梁を組む順番は、後の作業のやりやすさを考慮したり、加工されている仕口の形状を確かめながらこの順番で組めるかどうか考えながら決めていかないといけないので玉掛けはとても重要な役割になります。

オーケストラでは指揮者のような役割じゃないかと思います。

 

 

続いては梁の上で木をトントンする人です。鳶（とび）と言われる役割です。

かけやという重たい木づちを振り回さないといけないので体力のいる仕事です。

しかも高所での作業になるので危険も伴いますので、熟練しないと危ないです。この作業を専門に行う鳶さんもいらっしゃいますが、エムズでは大工さんが行う事が多いです。

 

 

こちらは建ておこしを見る人です。

建ておこしとは柱や梁をまっすぐにする作業です。柱や梁ははめ込んだだけでは水平が取れていません。

そこで道具を使って水平を確認しミリ単位の調整をしていきます。

とっても大事な作業なので棟梁が行っている事が多いです。

 

 

次は柱を支えて梁に入れ込む人です。

柱は先端が凸に加工されていて、梁は凹に加工されているので、下から柱を支えてしっかり入るようにします。

佐野でも出来る作業なので、建て方にお邪魔した時はお手伝いする事もあります。

 

こちらは耐力面材を張る作業です。

写真では軽そうに運んでいるように見えますがエムズで採用している耐力面材は1枚の重さがなんと約30㎏ほどあります！

（もっと軽いのにして～とよく大工さんには言われます。。。）

お住まいに合うように採寸して、カットして、運んで、釘で打つ、という割と手間のかかる作業なので、数人で担当して行っています。

 

 

最後に気密・断熱工事を行う人です。

建て方の時から気密・断熱工事は始まります。建て方の時には木材の接合部の気密テープ張や貫通ボルトの断熱処理などを行っています。

これはエムズスタッフのガッキーこと大柿さんが担当している事が多いです。

先輩監督スタッフに鍛えられて丁寧に施工していますよ。

 

こんな感じで建て方は行われています。

これから家づくりをされる方はぜひこの建て方作業は見て頂きたいです。

 

長期間打合せして決めたお住まいがかたちになる瞬間は本当に感動すると思いますので。（私も毎回感動しています）

10月は設計を担当した物件の建て方がたくさんありますので、また見守りたいと思います！

 

―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅　高気密高断熱の専門工務店 です。—―

 

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