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外壁の下

2020.12.09

こんにちは、永井です

来週の前半はまた寒くなるようで・・・冬本番に向かっていきますね。

雪が降る前にタイヤの準備もお忘れなく!

さて、本日も建築の勉強を!

主に木造建築物が多い住宅の建物では、外壁の下(したと言っても中の部分)ですが

通気層を取る事が現在ではほとんどになってきました。

写真のように外壁を張る為の固定用の下地の厚みを利用して通気層にするのがエムズでの仕様になりますが

エムズでは行わない化粧サイデイング張りの場合金物留を行う場合

通気金物と言うものを使い5㎜程の通気層を取る施工方法もあります

この通気工法ですが、現在、住宅瑕疵担保保険の要綱にも要施工になってますので

重要な工法になります。

この通気層の役目は万が一、雨などで壁内に侵入した水が壁内に入らないように抜け道

になったり通気層で滞留した水分も風を通すことで乾かさせる役目を果たします。

そこでこの通気層ですが、実は隙間を作るだけでは意味がなく

風が流れるように下と上を開放させなければなりません。

壁内の空気は太陽光などで温められると上に上がっていきますので

上、下を開放させることで空気が対流する事になります。

その為下部は水切り金物、上部は通気金物を入れたりして

通気口を作ります。

屋根の上部の通気金物になります。

この面は軒ゼロ仕様の場合、家の側面になる面ですので

屋根の小屋裏とつながってない面になります。

その為壁の通気開放の為だけの通気口の為 換気流量が少なくても良い金物で施工してます。

上記写真は屋根水下部で屋根の小屋裏換気を兼ねて通気金物を取り付けておりますので

換気流量の多い金物を使用しております。

このように軒ゼロの建物の場合は、換気状況や収まりによって金物を使い分けておりますが

防火、準防火地区の場合は防火基準で使える、使えない金物もでてくる事もあります。

仕様として表に出る事が少ない部材でありますが、重要な金物!

そして高気密住宅ではありますが、通気が必要な部分や換気をしなければならない空間などは

しっかりと通気させる事での性能面も拘っております。

 

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