岐阜の工務店 株式会社エムズアソシエイツ

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パッシブ設計 と 長期メンテナンスコスト の巻

2020.09.03

皆さん こんにちは。松原です。

 

なかなか涼しくなりませんね~。

暑いのはあまり気になりませんので私はよいですが、暑さに弱い人には

応える天気ですね。

 

さて、本日はパッシブ設計のお話。

毎月開催しています、エムズの名物(ご契約者様の参加率は高いです)

になりつつある

 

 住まイイ教室  ⇒ご予約はこちら

実際のご参加の方のブログ記事 ①

実際のご参加の方のブログ ②

実際のご参加の方のブログ ③

その他紹介記事

 

でも少し触れていますが、一般の皆様はあまり聞かない言葉のようで・・・・

 

高気密高断熱のお住まいには、このパッシブ設計をセットで考えると

さらに省エネで快適な住み心地のよいお住まいになります。

 

 まさに「鬼に金棒」な快適住宅となります。

 

ではパッシブ設計とはなんぞや?

 

パッシブ設計とは、簡単に言うと「自然エネルギーを利用」して

より快適な住まい環境を創り出す設計手法です。

「パッシブ」(受動的)設計 ⇔「アクティブ」(能動的・積極的)

 

つまり、うまく設計さえできれば、あとは何もしなくても

その恩恵を一生受けられるという、すごくありがたいものです。

 

その本質は、太陽光を冬にはたくさん取り入れて室内を暖め

夏は日差しを遮り、涼しく過ごすことにあります。

 

 

特に冬の暖房にかかる費用というものは夏のエアコンよりも多くなります。

だから恩恵が大きいのは冬ですね。

 

また、風を取り入れることもできれば、季節によっては体感温度を2~3℃ほど

低く(涼しく)できるので効果的なので、パッシブ設計というと風の話も

出てくるのですが、太陽光のように、全て一定の法則で

動くものではないので、期待値は半分ですね。(風は気まぐれ)

 

やはりメインは太陽のダイレクトゲイン。太陽さまさま。

永久不変で枯渇しない、且つ一生タダで恩恵を受けられるのが最大の魅力です。

特別な設置費用もかからず、ランニングコストも一切かからない太陽エネルギー。

利用しない手はありません。

 

しかし前述しました、冬はたくさん取り入れて、夏は遮る なんて

都合の良いことが出来るのでしょうか?

 

 

とうことで、下の図を見てください。

 

 

太陽は、時期により寸分の狂いなく、正確に動き続けてくれますから、

太陽高度も統計できっちり出てきます。

岐阜エリアでは、おおよそ、夏(夏至)は78° 冬(冬至)は31°

これを読むことによって、庇や軒の設計により実現可能です。

 

窓の大きさにより、最適な庇の高さ位置と出寸法を割り出せます。

赤線が夏の一番暑い時期の8/10  高度70°

緑線が冬の一番寒い大寒時期 1/20 高度34.5°

 

冬は最大限取り入れ、夏は床に日差しが落ちない点を導き出すと

そのお互いの交点が最適な庇や軒の先となります。

南の窓に限った話ですが、これだけやるかやらないかで、かなり快適指数は

変ってくるはず。

おおまかでよいので、ここのあたり位置を覚えておくだけで、南の窓の

庇や軒の出寸法をいくつにしようか検討がしやすくなります。

冬の日射に重きをおくのか、夏の遮光に重きを置くのかで調整したり、

また外観デザインからの視点もあるので、全てをこの寸法で納める必要は

全くありません。

ただ、こういったことを知って設計するのと、知らないで設計するのでは

デザインと住み心地を両立させるためには、大きく関わってきます。

 

皆さんも是非参考にしてください。

 

 

話は変わりますが、デザインや住み心地ももちろん大切ですが、

長期的なメンテナンスコストもとっても重要ですね。

 

例えばバルコニー

そもそも必要なのか?

ほとんどの方は、お住まいを設計する際に

「バルコニーはついているのが普通」

と考える方が多いことにびっくりします。

 

バルコニーって作るのにももちろんお金がかかりますが

その後もづっとメンテナンスにお金がかかります。

 

こちらの写真は当社へ相談があり、実際に修繕をした事例

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

あちゃ~

カビかびkabi

実際にきれいなのは新築の1年間くらいですかね。

月日と共に掃除が大変になり、放置されることが多くあります。

そしてこちらは築13年目

既に新築を依頼した建築業者さんはなくなり、メンテナンスを頼むところがない。

というわけでエムズへご相談。

見積をして 約40万

他にも大きなバルコニーがありました。

お施主様曰く

「そんなこと建てた時に一切聞いていなかった・・・・」と。

 

メンテナンスをしなければ、今後は雨漏りにつながります。

泣く泣くメンテナンスを実施しましたが、なんだかな~

あまり気持ちよくないですね。

 

ということで、もともとエムズではバルコニーを推奨していません。

だって、庭付き戸建てを建てたなら、1階で洗濯物を干せる設計になることが

圧倒的に多いですね。

洗濯機が 1階にあるのに、 2階で干すなんて大変です。

 

唯一干したいものと言えば

ふとん 布団 huton

ですよね。

 

それならこれで十分

 

 エムズ名物の布団干しバー

ということで、エムズの施工事例ではとても多くご採用いただいてます

布団干しバー

(なんかもっとカッコいい呼び方ないかな~)

 

これなら数万円の設置費用で、メンテナンスも不要。

将来、取り換え工事したってコストは知れています。

 

これはほんの一例です。

住宅の部材はおよそ2万点ともいわれています。

 

お住まいを設計する際には、選ぶ素材によって

ちゃんと長期メンテナンスコストも考えておかないと

 

20年後に

「そんなこと知らなんだ!」「聞いとら~~ん!」

 

って言っても後の祭りです。

 

安いからと言って安易に採用する前に、

35年間でメンテナンスも含めるといくらかかるのか?

を考えることが重要ですね。

 

 

 

―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—–

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