ご家族の暮らし方に合わせて選べる、
断熱リノベーションの3つのかたち
「断熱が大切なのは分かったけど、うちはどこまでやればいいの?」
その答えは、お住まいの状態やご家族の暮らし方によって変わります。
エムズアソシエイツでは、全面改修から一部のみのリノベまで、断熱改修の選択肢を柔軟にご用意しています。
「冬は寒くて当たり前。光熱費がかさむのも仕方ない」
「築年数が古いから、結露や足元の冷えは我慢するしかない」
もし、そう思っているなら、ぜひこのページを読み進めてみてください。
“当たり前”だと思っていた暮らしの悩みは、今ではすでに過去のものになりつつあります。
私たちエムズアソシエイツは、見た目をきれいにするだけのリフォームではなく、住まいの“中身”である性能を根本から見直します。
それは、まるで家の性能を再設計するようなもの。
現代の高性能な新築住宅と同等、あるいはそれ以上の快適さと安心を手に入れるための、「断熱リノベーション」をご提案します。
断熱リノベーションがもたらすのは「暖かくなる」だけではありません。
暮らしの質を支える3つの柱「健康」「快適」「家計」を大きく向上させる。
これからの時代に欠かせない賢い選択なのです。その理由を、一つひとつご説明します。

「なぜ、日本の家はこんなに寒いんだろう?」そう感じたことはありませんか。
実は、日本の住宅の多くは、欧米などの先進国に比べて断熱性能が著しく低いのが現実です。

特に1980年代以前に建てられた家では、無断熱の土壁であったり、断熱材が入っていてもごく僅かだったりする「無断熱」に近いケースが珍しくありません。
当時は「断熱」という考え方自体が浸透しておらず、「寒さは着込んで我慢するもの」とされていました。
冬の室内温度が5℃しかキープできない家が当たり前に建てられてきました。
一方で、スウェーデンやドイツといった寒暖差の厳しい国々では、法律で厳しい断熱基準が定められ、「少ないエネルギーで一年中快適な室温を保つ家」が常識です。住宅の性能が暮らしの質を左右することを知っているからです。
WHO(世界保健機構)においても2018年「住まいと健康に関するガイドライン」において、冬の室内温度は18度以上に保つことを基準としています。
イギリス保健相に至っては、室温が16度未満になると、呼吸器系疾患・心臓血管疾患に陥るリスクが高くなると明言しています。
室内の温度が、人の健康や命に係わることを熟知しているからです。
日本でもようやく断熱の重要性が見直され、国の基準も厳しくなってきました。
だからこそ、今リノベーションをするなら、見た目の美しさだけでなく、住まいの“中身=性能”を世界基準に引き上げることが、この先何十年も快適に暮らすためのカギとなるのです。

家の寒さは、単に「不快」なだけではありません。
ご家族、特に高齢の方の健康を脅かす、重大なリスクになり得ます。
暖かいリビングから極寒の脱衣所へ。
この急激な温度差で血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすのがヒートショックです。年齢を重ね、体温調節機能が衰える60代以降にリスクは急増します。特に浴室・トイレ・廊下などの“寒い空間”は、高齢の方には注意が必要です。
断熱なしの家冬の朝、脱衣所は5℃。エアコンをかけているリビングとの温度差は10℃以上に。 |
断熱リノベ
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ヒートショックだけではありません。夏の寝苦しさによる睡眠不足や、エアコンの冷やしすぎによる体調不良も、住まいの断熱性能が低いことが一因です。

「最近、電気代が本当に高い…」
多くの方が実感しているエネルギーコストの上昇は、今後も続くと予想されています。
断熱・気密性能が低い家は、例えるなら穴の空いたバケツのようなもの。
せっかく暖房で暖めたり、冷房で冷やしたりした空気が、壁や窓からどんどん逃げていってしまいます。これでは、無駄なエネルギーを使い続け、光熱費を垂れ流しているのと同じです。
断熱リノベーションで家の性能を高めれば、魔法瓶のように熱を逃しにくくなります。
つまり、少ないエネルギー(光熱費)で、家中を快適な温度に保てるのです。結果として、年間の光熱費が数万円単位で削減できるケースも少なくありません。

「断熱が大切なのは分かったけど、うちはどこまでやればいいの?」
その答えは、お住まいの状態やご家族の暮らし方によって変わります。
エムズアソシエイツでは、全面改修から一部のみのリノベまで、断熱改修の選択肢を柔軟にご用意しています。

家全体の断熱・気密性能を底上げしながら、間取りや設備、デザインまでトータルで再設計。 「今の家を、新築以上に生まれ変わらせたい」方におすすめです。

寝室やリビング、水回りなどが集中する1階のみを断熱改修。
コストを抑えながら、暮らしの満足度を大きく改善できます。

「家全体は難しいけれど、寒いリビングやお風呂だけを快適にしたい」
そんなご要望にお応えできるのが、部分断熱リノベーションです。
「いま困っている場所だけ」
「よく使う場所だけ」
快適にしたい方にぴったり。

「今回はLDKと水まわり、数年後に子ども部屋を」というように、ライフプランに合わせて段階的に工事を進めることもできます。ただし、工事を分けると足場代などで総コストが割高になる可能性も。
最低限の予算で断熱リノベをお考えの方は「LDK+水回り」の施工から始めるのがおすすめです。この空間を高断熱・高気密化すると、暮らしの満足度が上がります。可能であれば、次に寝室を検討しましょう。

内外装

内部のみ

内部のみ

| フル断熱リノベ | 1階断熱リノベ | ゾーン断熱リノベ | 減築断熱リノベ | |
| コスト | 大 | 中 | 小 | 大 |
| 工期 | 長い | 短い | 短い | 長い |
| 暮らしの質 | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
| 光熱費・耐震性 | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
断熱リノベに関する「?」を「!」に。
よくある疑問にプロがお答えします。
はい、断熱・気密は快適で健康な毎日を過ごすために欠かせません。
冬は暖かさを逃がさず、夏は外からの熱を遮ることで、一年中快適な室温を保ちます。また、冷暖房の効率が上がることで、光熱費の節約にもつながります。
建物の構造や立地条件によりますが、適切な断熱を施すことで年間の冷暖房費が約2〜4割削減できるケースもあります。
初期費用はかかりますが、長期的には大きな節約効果が期待できます。また、数字には表れない「毎日の快適さ」こそがプライスレス!何にも代えがたい価値だと考えています。
もちろん可能です。壁や天井の中に断熱材を追加したり、または解体・ゴミが出ない方法で、既存の床・壁・天井に内側から断熱を追加したり、窓を断熱性の高いものに交換することで、既存の住宅でも快適性を大きく改善できます。部分的な工事から全面的な断熱リフォームまで対応可能です。
はい、違います。
断熱は熱の出入りを防ぐこと、気密は空気の出入りの原因となる隙間を防ぐことを意味します。どちらか一方だけでは効果が半減するため、快適な住環境には「断熱+気密」のバランスが大切です。
用途や予算、施工場所によって最適な断熱材は異なります。
たとえば、土壁を取り壊して行う場合には、新築と同じく高性能グラスウールを、床・壁・天井を解体しないで施工する場合には、パネル系のスタイロフォームやネオマフォームを付加します。
はい、特に1979年に施工された省エネ法以前に建てられた住宅は、現代の基準と比べると断熱性能が大きく劣る場合が多いです。
また1999年にも「平成11年次世代省エネ基準」が制定されましたが、現在の断熱等級で言えば等級4にしか相当せず、近年まで決して断熱性の高い家は多くはありません。
そのため、寒さや暑さに悩まされているご家庭には、リフォームをお考えの際には、必ず高断熱・高気密化を考えたリフォーム・リノベーションを強くおすすめです。
はい、窓からの熱の出入りは、家全体の60~70%と言われています。
そのため、窓の性能が快適性に与える影響は非常に大きいため、断熱性の高い窓に交換するだけでも体感温度が大きく改善されます。内窓を設置する「二重窓」も手軽で効果的な対策です。
現在では、「カバー工法」と呼ばれる、昔は困難であった窓自体の交換が容易にできる工法も確立されています。
