高気密への挑戦
こんにちは 松原です。
う～～っ！ マンボウ
出ますね。汗 本当に嫌になりますね。
でも、第六波のAI予測はさすがです。ちゃんと当てました。
正直、このまま落ち着いてAI予測は外れるんじゃないか？
このまま普通の生活が戻ってくるんじゃないのか？
なんて、希望的観測もありましたが、残念ながら蔓延防止法の再来襲ですね。
1月2月の予定は大幅に修正が必要となりました。
さてさて、いやなことは忘れて、出来ることをやりましょう。
タイトルにあります、高気密への挑戦
実は、没になった工法もあったりします。
高気密化を図るうえで、事細かい（本当にこまかいです）スキマを埋める方法を
実践していますが、実際に取り入れるか否かは、
①手間と効果のバランス
②効果とコストのバランス
この2点のバランスで判断をします。
お金をいっぱいかけて高気密化を図っても、価格が高くなりすぎてもいけない。
また手間がかかる割には、効果（気密測定の数値）が期待できなければNGです。
そんな判断基準をもって、過去10年に渡り様々な対策を講じ、実践してきましたが
今日はその中でも ボツ となったレアものをご紹介します。
構造面材（外部）での気密化
構造材である梁や柱（軸組み）に直接打ち付け、その打ち付けた面で強度を増加させるもの
ですが、そのジョイント部分にも若干隙間はできます。
そのすき間に気密テープを施工したらどうかということで実際に施工したことがあります。
こんな具合です。
当時、実際に私が現場に行き、大工さんと二人で実験的な試みとして施工しました。
所用時間としては、二人で1日
施工方法もいろいろと試し、テープをどのように張っていくのが効率がよいか？
なんてことも現場でやってみないと分かりません。
ということで
こんな風に施工するのが一番早くできることに行きつきました。
上からテープを張り下ろす。
足場で移動する際に、縦の移動が若干やっかいです。
一列づつテープを施工していくと、とてもとても時間がかかります。
そこで、横一列にテープを並べ、ぐるりと回り一周のテープを横移動しながら
下の足場の部分まで張り下ろします。
次に、下の足場へ移動し、また同じくぐるりと一周しながらテープを下に下に
張り下ろしていきます。
この方法であれば、2人で一日あれば施工ができるんじゃない？
という結論に至りました。
実際には、あれこれ考えながら施工したので、2日間現場作業をしたわけですが・・・
窓回りの気密化にも挑戦
これが結構手間がかかりました。
そして気密測定の結果が出ましたが、
いつもより若干、ほんの若干向上したかな？というレベル。
数値にして、0.04～0.05 というレベル（あくまで感覚ですが）
逆に考えれば、これをやる前の様々な気密対策でこの辺りの気密はすでに
とれているとも考えられました。
なんでもやってみなければ気が済まない性格なので。
でもでも、正直気密がめっちゃよくなると実は心の中では自信があったんです。
でも結果は・・・・
大工さんの手間や、気密テープのコスト（結構使います）
それに対する効果は うすうす（涙） でした。
でも、皆さんにわかってほしいのは、今現在実施している施工方法の裏で
こうして採用に至らないかわいそうな工法たちが存在していることです。
やってみないと分かりませんからね。
過去には、実際にやりもしないで
「そんなことやっても変わらんよ！」
と、とある大工さんに言われたことをやってみたら効果絶大！とか
「絶対水が引くことはない！変わらん！」（ゼッタイが出ました）
と言われたことを、とにかくやってみてから決めようと試みたら
「おー めっちゃ変わるやん」
ってなことがありました。
少しでも期待が持てるのであれば、
まずはやってみる！
これ大事です。
こうしてエムズの高気密化は進んでいったとさ・・・・
話をもどすようですが、外部での気密テープ処理の効果には、本当にがっかりしました。
―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—―
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